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初演劇鑑賞の感想

やーやー我こそは、越前の海を飲み込み、若狭の牛を丸呑みし、丸岡の城を殴り、東尋坊に野菜を育てた男!渡辺夕張岳ヶ助でござる

拙者、昨日初めて生の演劇というものを見たでござるから、ちょっくら感想文を一つ書こうと思うのである。

さてさて、キャラ設定はこの辺で笑
いやー観てきましたよ、生の演劇というものをね。
そのためにわざわざ福井からはるばる名古屋までやってきましたわ。
というのもね、なんでそもそも名古屋まで演劇を見に行ったかというと、研修で名古屋にいたときに俳優の人と出逢いまして、劇があるから是非来てくださいって言われて、俺も面白そうだなと思って行く約束をしてたんですよ。2ヶ月先の話とかだから忘れててもいいものを、約束したからには果たさないと気が済まない性分でして、それで演劇を観にいきましたわ。

いやー凄かったね。
けど、まずただの1会社員の私が、どこで俳優の人と出逢うのかと言いますと、それはポテトパーティという謎のパーティーに参加したことがきっかけでして。
threadsという、インスタと連動してるTwitterみたいなSNSをぼけーっと眺めていると、名古屋でポテトパーティがあるんだけど、参加したい人いるー?って投稿を見つけて、なんだこれ?と思いつつ、フッ軽の私は参加したいです!と即レス。するとだんだんマジで話が進み、パーティ会場の住所が送られてきた。その住所まで向かうと、そこはマンションの一室。なんだこれ、騙されたか?と思いつつ、恐る恐るドアを開けると、和やかに出迎えてくれるポテトパーティ主催者の、threadで必死にポテトパーティへの参加を呼びかけてた女の人が。
そして奥に入ると何やら賑やかに話している色んな人の姿が見えて、なーんだ怪しい薬のやり取りをしてるような場所ではないんだなと一安心。とはいえ、呼ばれた場所がマンションの一室というのは気になる。これは誰かの家なのか?と思い聞くと、マンションの一室とはいえ、イベント用に借りれる部屋みたいな所らしく、誰かの家に上がり込んでる訳でもないから、あーなんだ、ただ健全に呑んで交流しようねっていう場所かーと一安心。そこからは、ポテトと、韓国の餃子マンドゥーをツマミに、お酒が進む進む、話が進む進むって感じで、楽しく呑んでましたよ。

そして、そのポテトパーティに来てたのが、今日見た演劇俳優の竜星さん。
彼はなんでも、プラスチックの製造業の現場の仕事もしつつ、好きな俳優の仕事もしているという、着実に、けど好きな事に真っ直ぐに夢を追うかっこいい男でして。
彼と出会った時は、僕もちょうど会社の研修で現場の作業を経験してみなさいという期間だったため、現場の人の大変さとか多少だけども分かる部分があって。なんなら俺は就活生の時本気で芸人になろうかと思ってたような人間であるため、夢追い人の気持ちはすごい分かるんだって言ったら、すごい嬉しそうな顔してくれて、心が通じ合った感覚がありましたな。というか、就活の時本気でお笑い芸人やろうか迷ってたんだって話すると、大体の人すげぇ食いつきいいなぁ。やっぱそれが今の時代っぽくてもてはやされるのかなぁ?けど俺は大人の世界はそう甘くないって思ってて割と慎重派で堅実だから会社員の道を選んで正解だなとは思うけれども。
ちょっと突き放しちゃいました。ごめんなさい。けど、いやほんとに、芸人さんがテレビで漫才してる姿とか、お笑い色の強い番組で暴れ散らかし爆笑を取り散らかしてる姿とかみると、うわぁカッケェなぁ、いいなぁ俺もあんな事したいなぁと思っちゃうもんですわそりゃ。でもねーやっぱ外から見てる分にはすごく煌びやかなんだけれど、現実は思ってるよりも夢はなくて、実際は過酷な労働条件の中必死にやってる、やりがい搾取あたりまえみたいな世界だと思うと、やっぱり安定した会社で無理なく健康に長いこと働ける環境ってのが1番いいんだろうなと思う今日この頃の俺ですな。
悪いな、充実しちゃって、けどしらねぇだろ、俺が就活の時どんだけ苦しかったか、それを知らずに嫉妬を買われても、俺の地獄を経験してから言えと言いたくなるね。
まぁ特に嫉妬を買われてると直接誰かに言われた訳ではないですが、勝手に誰かから嫉妬の眼差しを受けてる気がしているので
けど、そんな甘くもないですよ、大企業とはいえ、結局自分から動かないとどうしようもないんですから、今は仕事覚えるのに必死でござんす。

おっと失礼、あれ、そういえばこのノートは演劇を見た感想を書き連ねるノートだったや。失礼失礼。
いやー丹生浪士ね。新撰組のお話。いきなり殺陣から始まるというね。にしてもこの殺陣という言葉、僕はずっとサツジンと呼ぶと思ってましたけど、タテって呼ぶんですね。なんならたまたまこの演劇を見る1日前に、インスタで僕の母校の大学生が殺陣サークルとやらを始めたという投稿を見て、すげぇーじゃーんと思い共有しましたら、いつも僕のストーリーにいいねをくれる人が、私それサツジンってずっと呼んでたーとDMくれて、え?違うんですか?って言ったら、それタテって呼ぶんだよーって教えてくれまして、そんな事があっての次の日生の殺陣を観るという、なんという偶然でしょうか?それとも必然でしょうか?まぁ分かりませんが、偶然ってものはあるんですなぁ。そんなことを考えつつ、演劇スタート。とはいえ、内容の全てを理解できた訳ではないんですが、まぁざっくりというと、近藤勇率いる、堅実で賢い新撰組の派閥と、芹沢という男が率いる、暴れん坊で何をしでかすか分からない、荒くれ者の派閥がありまして、その2派閥が同盟を組んで幕府を守ろうとするも、この相反する2派閥間で揉め事が起きて、組織として立ち行かなくなる様を描いた、まぁ青春群青物語でして、新撰組がどういうものかっていうのは、中田敦彦のYouTubeチャンネルで随分前に観てたので大体は分かるんですが、今回の演劇は新撰組内の内乱の部分をより深く描いた作品でした。なんだか、観てて自分の会社と照らし合わせる部分が大きくてねぇ。

私の会社は、10年前に住友軽金属という会社と古川スカイという会社が、これからは世界に対してより競争力のある会社にしていきましょうよということで合意して合併に至る会社なのですが...
やはり合併前は別々の会社だった訳ですから、風土から考え方から制度から、あれこれと違う面が存在しておりましてね。住友側は、どちらかというと保守的で手堅く確実にという風土な一方、古川側は、馬鹿でも行動力でどんどん色んな事に挑戦していこうぜという気質のある感じなんですよね。その両輪が合わさる事で、より大きな化学反応が生まれることも期待しての合併だったんだと思いますよ。実際世界的に競争力のある会社に成長した訳ですからね。
僕はその合併の経緯を聞いた時、どっちかというと古川の方の考え方の方が共感できるし俺っぽいななんて思ってたんですけど、実際働いてみると、やっぱ堅実に着実に進めていこうぜっていう住友側の気持ちの方がどちらかというと大きくなってる気がしてまして。やっぱり、大きな組織な以上、僕のような下っ端のせいで、会社に不利益をもたらすみたいな事は起こしたくないなと考えるのが本音でして、綿密に慎重にバットを短く持って戦っていこうぜってどこか逃げ腰になっている自分にちょっとがっかりしつつ、これから徐々に力蓄えていって、時が来たらかませば良いじゃないとも思っているという今日この頃の俺ですね。弱くもあり、強くもあるという、結局もがき続けるんでしょうね。
あれ、僕の話になってしまった、まぁ良いのかこれが読書感想文ってやつだもんな。小学校の時よく言われたよね、呼んだ本の話の内容は、原稿用紙一枚くらいでよくて、あとの4、5枚は感想を書きなさいって。あれ、小学校の時はよく意味を理解してなくて、読んだ本の内容で原稿用紙3枚4枚くらい行っちゃってたけれど、やっぱその時は経験してる事、感じていることの幅が薄くて、自分の話なんて出来なかったんだろうなぁ。
今は自分の話がしたくてしょうがないんだけれど、人と話す時は自分の話はそこそこに、相手から話を聞き出さないといけないなって思うから、自分の話はこういうエッセイとか、ラジオとかで伝えたくなるんだろうねぇ。やれやれ。いや、やっぱ感じるもん、色んな人と話すけれど、俺の話にはあんまりみんな興味持ってなくて、どっちかというと自分の話聞いて欲しいって人の方が大半で、それ俺もあるよ!みたいな話しても、なんだか身構えられてるというか、興味なさそうなので、俺も俺とて話す気なくなるというね。けど俺は、大学時代がクソだった分、今の社会とか世の中の色んなことが新鮮で、目の前の景色に驚きの連続なので、本当は聞いて欲しいし、話したいことだらけなんだけれど、そうそう共感してくれるような人もなかなかいないため、とりあえず今は色んな人との交流の場に足を運んで、気の合う人に出会う旅をしているという、そんな感じですね。

えーっと、なんだっけ、話が脱線に脱線を重ねるなぁ、けど、話が脱線する学校の先生の方が面白かったですよね。多分色んな事にアンテナを張ってたからなんでしょうけど、僕もそのタイプなので、まぁ良いでしょう。
結局、こういう場でしか自分の話はしづらいんですよ、苦しいんですよ、だからこういう場があってよかったなって思ってるっていう、そういうお話です。よかったら読んで下さい笑。
んで、そうこの演劇は、新撰組というものを通して、僕は組織論的なことまで読める気がしていて、やっぱ組織の足並みを外す奴ってのは目をつけられて組織から外される。それは本当に冷たく無慈悲な世界。僕もそう思って生きてるから、実はヒヤヒヤしている。こんなにインスタあげるのだって、会社としては本当はよく思ってないと思う。情報漏洩が怖いので。私は、この会社に救われたと思ってて、愛しているのでこの会社の不利益になるような事はしないと固く胸に誓ってはいるものの、いつ足を踏み外すかわかんない奴として周りから思われてる、信頼のない奴って感じは否めない。それは長い年月をかけて、信頼してもらうしかないんだけれど、まぁ難しいね。
けど、最近徐々に付き合う人のステージをあげていっている。ステージが上がってきてるような、そのまんまのような、なんだか揺れ動いてばっかだけれど、いつか大輪の花を咲かせようと必死でもがいています。よかったら見届けてください。スモールステップがお似合いだよ僕みたいな小心者にはね。うん。そんなこんなで、このノートを締めたいと思います。なんだか最後はぐちゃぐちゃでまとまりのない文章だった気がするけれど、伝えたい事は、とにかくこの演劇が自分と照らし合わせられる部分もあって面白かったって事かな?にしても、生で見る演劇は最高でしたなぁ。ということで、おしまい。ちゃんちゃん。

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