見出し画像

スポーツ独特の排他的な空気感

はじめに

みなさんは新規を雑に扱ったせいで一度滅びかけた「格ゲー界隈」が異様に変化した話というのをみたことがあるでしょうか。


内容は格ゲーでは初心者狩りが横行した結果廃れてしまったため、ガチ勢(プロ)が優しくなった(意訳)ということです。
この中でもめちゃくちゃ大事だなと思ったのは下記の画像です。

スポーツ界隈は右側が多い気がする

簡単に言うとにわかファンを増やさないといけないよってことです。
これ、サッカーや他スポーツにも置き換えられると思いませんか?
ここではスポーツやその他の分野での事例を考えていきたいと思います。

サッカー

ゴール裏

度々挙がるのがゴール裏論争ですね。サッカーで熱狂的なサポーターはゴールの裏の座席で大きなフラッグを振ったり、チャント(応援歌)を歌ったりするんですがそこではトラブルも起きがちです。
よくあるのが地蔵(立って応援しない人の蔑称)と揶揄したりと揉めることですね。
基本的には村社会が強め。

歴代で多分下記事例が1番重い処分だと思われます。

10年ほど前の事例ではありますが、処分内容としてはJリーグ初の無観客試合処分です。
チケット収益約8000万という損失をサポーターが与えたことになります。



バレー

顔ファン

サッカーや野球ではあまり聞かない気がします(野球では最近チラホラ聞く?)が、バレーではこの言葉を耳にしたことはあるかもしれません。
最近話題になったのはファンサを求めるうちわ(chuして等)が会場で見られたことで顔ファンふざけるなみたいな対立構造ができてる印象です。
(個人的に気になるのは上記のファンサを求めるうちわはダメでカメラはオッケーなのかどうか。どちらも拍手が出来ない状態ですけどどうなんでしょう。)
顔ファンなんかよりバレー観たい人にチケット譲れみたいなツイートも散見されましたね。
これ言い出したらファン歴でマウント取り出したりと収集つかなくなるからキリがないです。

個人的にはこれは公式が悪い案件だと思ってます。

1.禁止事項等のルールを明記していない
2.公式グッズでそういった応援グッズを出していない

この2点で公式の責任もあると思います。

1点目について
公式がルールとして明記してないから揉めるのだと思います。
大会サイト、協会サイト見ましたがフラッシュ撮影以外の禁止事項が緩い。驚いたのはサッカー(代表戦)ではフラッグは他のお客さんの視界を妨げないようにと明記されてあるのに対してバレーはそういったルールの記載がない点です。SNSで見かけたバレーの試合でタオルを頭の上で掲げる人がいて見えないみたいなトラブルの原因でもある気がする。
参考にサッカーの代表戦のリンクを貼っておきますが、細かく明記されています。(初めて行く時って結構不安だからこういう注意点って結構見ますから、その辺りの整理は必要)
明記することで近くのファンも注意がしやすい
(=相互監視システム)


2点目のグッズについて
当日のグッズ販売が下記ツイートになります。
定番の応援Tシャツ、フェイスタオルはありますがうちわは見当たりません。
1番手っ取り早いのは公式が出しちゃえばいいんですよね。流石に「chuして」とかではなく、「ブロック一本!」とか「繋げ!」とかにするだけで心象はだいぶ変わると思います。
うちわならバルーンみたいに叩いて音も鳴らせるし、結構ありだと思うんですよね。




ポケモン

興味のない人は飛ばしてください
これはガチ勢が厳しいとは少し違いますが、初心者に優しくなかったコンテンツとして紹介。eスポーツって言ったりするしね(適当)

ポケモンって意外と奥が深いゲームなんですけど、対戦ゲームとしては下準備がめちゃくちゃ大変だったんですね。簡単に流れを説明

第5世代の例(10年以上前)
個体毎に能力値が異なるため個体の厳選(場合によってはPCを使用)してから能力値振りを行う必要があり、1匹育成するのに1日かかるようなケースもありました。

第9世代の例(最新作)
厳選が必要だった個体の能力値をMAXにするアイテム、能力値をすべてアイテムで振れるようになったことなどにより1日に何匹も育成できるようになった。
またユーザーが登録した対戦用パーティを他者が使用できるようになった(レンタルパーティ)ため、誰でも簡単に対戦をはじめられるようになりました。



前提として大事なこと

大前提として自分のやってることはクラブであったりチーム、公式に迷惑をかけていないか、これを考えることが大切だと思います。

サッカー
例えば、サッカーでは初めてゴール裏に来た人に地蔵になるなと怒るとそれだけで新規のお客さんは尻込みすると思うんですよね。(スタジアムの雰囲気つくってるコアサポの気持ちもわかる)
こちらの精神的、時間的コストはかかりますが、まずは手拍子から始めてもらって、それから立って応援だったりと変化していけたら結果としてクラブのためにもなると思います。
座席に空席が出来てしまうと不利益を被るのはサポーターではなく、クラブチームです。
別に観客が減ってもサポーターは困らないですよね(将来のコアサポを逃すという意味では困る?)
観戦してる人同士で揉めて罰金払うのはクラブですし、サポーターはせいぜい無期限の出禁程度。

個人的にサポーターが問題行動を起こすのは帰属意識の高さから来るものだと思ってましたが、最近は逆な気がしてきています。(制服着て問題起こす中学生と同レベル
自分が袖を通しているユニフォームのエンブレムをしっかり見てほしいですね。

あとクラブには応援しやすい下地を作ってほしいですね。
サンフレッチェ広島ではハーフタイムにリボンビジョンにチャントの歌詞を流してサンチェ君に歌わせてました。後半開始にはそのチャントをゴール裏で歌ってたりして、すごく良い取り組みだと思うので続けてほしいです。(サンフレは公式のチャント集をしっかり更新してくれ…
サッカー元日本代表でシャルケ(ドイツ)で活躍された内田篤人さんが何かで言ってましたけど、Jリーグの魅力の1つに【安全性】を挙げていました。
子供やお年寄りで行っても安心とか。海外リーグを経験してるからこその話だと思います。海外リーグだと発煙筒とか普通に投げ込まれるらしいですからね。
良い文化だけ真似て、よくない文化は持ち込まないで欲しいですね。


バレー
個人的にはうちわに関しては別に公式は禁止していない点や選手が害を被った訳ではないという点で別に問題はない派です。(不快に感じるかどうかは別)
現状、文句を言っている人で自分のお気持ちを害された以上に納得できる理由を言ってる人を見たことないですね。(不愉快だと感じる理由も公式で禁止されていないから大きな声で注意出来ないというのが一つだと思います。)
今現在は男子の代表戦は人気でチケットも即完売するかと思いますが、10年後も同じかなんて分かりません。
今、顔から入ってきた人を10年後も続けて応援してもらえるように優しくすることが大事だと思います。
悪質な出待ちなどは公式(選手)に迷惑かけているため、それはファンでもなんでもないです。
あと大事な考え方だと思うのはお金を払ってる以上自分と等しいお客さんです。
会場に足を運ぶことって思っている以上に大変ですから、来てくれた新規ファンには温かい目で優しく接したいですね。


観客のいない、少ないエンタメは面白くありませんからご新規さんには優しくして選手を一緒に応援していきましょう。

(さくらます)





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?