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【独学】試験データでみる学科試験の傾向と対策

皆さまこんばんは、まさはるです。
私は令和2年度の一級建築士試験に学科・製図ともに1発で合格しました。
多くの受験生が資格学校に通う中、学科は先輩からテキストをもらって独学で勉強し合格することができたんです!

合格基準店が88点だった令和2年学科試験では105/125点という高得点で突破することができました。
今回は試験データの分析をしながら近年の学科試験の傾向と、私が実践していた合格のための勉強方法を紹介していこうと思います。

学科試験データからみる近年の出題傾向

上の表は近年の学科試験において「正解の選択肢が初出題の問題数」をまとめたものです。年を追うごとに初出題の問題数が増えていることがわかりますね。令和3年度→4年度で増加が落ち着いていることから、令和5年度も正答肢が初出題の問題が50問前後ではないかと推測されます。

では、初出題の問題数が増えると何が問題なのか?
それは過去問題の暗記では対応できなくなるんです!!
ここからはもう少し深く分析していきましょう。

今度は「正答肢が既出題の問題数」を上に、各年の合格基準点を下に並べてみました。『合格基準点ー既出題の問題数=正解が必要な初出題の問題数』となります。これを見ると近年になるに従って初出題の問題を得点しないと合格できなくなっていることがわかりますね。
ではここからは合格のためにどのように勉強していけばいいのかを話していきたいと思います。

本質的に理解できる学習をする

上の記事でもお話ししましたが、学科試験において過去問題を勉強して完璧
にすることは合格に必須です。しかし、過去問を暗記する勉強をしていては初出題の問題に対応できなくなります。
「初出題なんだからどちらにせよ正解できないんじゃないの?」と思いましたか?そんなことはありません、過去問題の学習で初出題の問題も得点できるようになります。
なぜなら『初出題の問題は過去問題を違う出題方法で出している』場合が多いんです。

令和2年度 環境・設備 第4問

上の問題は令和2年度の環境・設備の4問目です。熱性能の図を使った初めての出題だったので、聞かれている内容が分からず失点してしまった受験生も多かった問題です。
しかしこの問題で聞かれていることは、
「熱容量が大きければ熱しにくく冷めにくい」
「断熱性能が高ければ温度変化が緩やかになる」

という基本的知識なんです!

聞かれていることは基本的な知識なのに、過去問の文章で暗記しており内容を理解していない人は分からなくなってしまうのです。ですから、過去問で正解した問題でも疑問が残ったときは必ず内容を勉強しなおして自分のものにして先に進みましょう。
その1手間が合格に近づく重要なプロセスなのです。

おわりに

今回はデータから学科突破のための勉強方法について書いてみました。いかがでしたか?過去問の暗記をして満足していませんでしたか?
試験元は「本質的な理解」を問うてきています。落ち着いて1つ1つ理解していきましょう!

次回 私が独学合格に使用したおすすめ教材

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