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個人とチームを輝かせる3つのING

人の心を動かすことってとても難しいですよね。個人だけではなく、個の集合体「チーム」となると、もっと難しくなり、お手上げ状態になることも。
様々な手法や書籍が世の中に出回ってはいるものの、実践したけどうまくいかないなど頭を悩ましている人も多いのではないかと思っています。私もその一人です。

そんな時、知り合いがたまたま教えてくれたセミナーで、チームワーキングを学びました。組織開発に悩んでる多くの方々の参考になればと思い、紹介させてもらいます!
更に詳しく知りたいという方は、こちらの書籍もご覧ください。


3つのING

個の集合体であるチームは、想定外の変化をし、動的でダイナミックなものです。 順番通りに、目標を設定して、役割分担して、計画立案して、実行すれば、チームの成果が出るのではないかと思われがちな手法ですが、チームは生き物のように常に動いています。
言い換えると、油断できず、これから紹介する3つのINGの行動をし続けなければなりません!
そう、し続けること=INGがポイントなんです!

①Goal Holding:目標を設定し、常に目標を「ホールド」し続ける
②Feed baking:考えの違いを恐れず、言いたいことを言い合える
③Task Workign:解くべき課題を、解き続ける

①Goal Holding

目標を設定し、常に目標を「ホールド」し続ける

管理者として、メンバーとして、みなさんに質問です。
期初に立てた個人目標、チーム目標を、常に心にとめて、実践し続けた経験はどのくらいありますか?
常にメンバーの目標を把握しているという管理者も多くいると思いますが、今期の目標は何だったけ?と面談直前に思い返すメンバーも多いのではないでしょうか?
成果の出ているチームは、全員が目標を「ホールド」し続けています。
外部環境・内部環境は変化し続けるため何もしないと目指す方向がバラバラになってしまう。
目標は期初に設定するだけではなく、常に目指すゴール・実現したいことをみんなで確認し合い、「ホールド」し続けることが重要です!

ホールドし続けることが重要なのに、期初に設定した目標を常に心にとめている社員は14%しかいないという悲しい現実があります。
なので、目標は設定した瞬間から忘れられるものと認識し、目標を「ホールド」し続けるため、言葉を変えながら目標の意義を繰り返し言い続けるしかないのです。

①Why do?(なんでするの?)
②Why now?(なんで今なの?)
③Why us?(なんで私たちなの?)
④What's merit?(何がメリットなの?)個人・組織にとって

そして目標を「ホールド」し続けるカギは、チーム全員に対する「オープンな情報共有」とチームの士気が下がるような「やる気のないフリーライダーを生み出さないこと」です。チーム内でリフレクションやセンスメイキングを行いながら、対話することが大切になります。

②Feed baking

考えの違いを恐れず、言いたいことを言い合える

「心理的安全性」が高いチームは、成果を生みやすいと言われています。
ご存じの方も多いとは思いますが「心理的安全性」とは、率直な意見・違和感の指摘をいつでも、誰でも、気兼ねなく行えるような状態のことを指します。つまり、相手を思い図るような仲良しこよしではありません
成果を生み出せないこけるチームは、良い人間関係を保つことを重視し、「仲良し」でいることが目的化します。そして悪循環なことに、仲の良さを目的化するチームは仲良くなれないという調査結果も出ているようです。

みなさんのチームは、こけるチームになっていませんか?次のステップに沿って、チームの状態を振り返ってみてください。

Step1:「仲良し」が目的化している
Step2:摩擦を避けて、個人ワーク化が進行している
Step3:お互いのタスクが見えなくなる(ブラックボックス化)
Step4:「チーム全体」のことを誰も考えなくなる
そして、コケる・・・!

もうお分かりだと思いますが、仲の良さと心理的安全性は別軸です。
心理的安全性を高めるためには、言いにくいことを言ってもらえた時こそ「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えたり、耳が痛くなるような都合の悪いことでも受け止めることです。
ぜひ、チームを可視化し、みんなでフィードバックし合い、リフレクションできるチームを目指してみてください。

③Task Woriking

解くべき課題を、解き続ける

仕事の多くは、「課題解決」です。目指す理想の状態と今ある現状の状態のギャップを埋めるため、課題を解消することが課題解決です。
課題は必ずしも1つではなく複数あるため、みんなで調べて、議論して、MECEで並べる。その上で解決策を導き、課題解決を行っていく。
責任感の強いリーダーほど、一人で課題を抽出して、解決策を検討し実施しようとしますが、ここで重要なのは、みんなで同じ風景をみることです。そう、解くべき課題をみんなで解くことが大切で、当事者となって未来に向かって一人ひとりが考えるからこそ、自分事として捉えることができるのです。
ただし、外部環境は常に変化し続けているため、解くべき課題を設定して終わりではなく、チーム全体でリフレクションをし、解くべき課題をワーキングし続ける必要があります。
決して一人で頑張る必要はなく、チームみんなで課題解決をしてこそ、チームがひとつになれ、個人とチームが輝くはずです!




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