無名の湿原。
里山、いや丘と言ったほうがいいであろうか。無名のピークのある山中に入ってみる。
山中へ
登山道のない山中を歩きだす。樹林の間隔は割に広く道はないが歩きやすい斜面をゆく。やがて下りとなり小さな尾根と沢がいくつかでてくる。
過去に何度か来ている斜面だが尾根にせよ沢にせよ下りでは間違えやすい。
目印の木をたよりに正解の尾根を見つけ下っていく。
無名峰のオアシス
尾根から下を見る、平らな場所を確認する。今日の目的地のひとつの「最初の一滴と無名湿原」に向かって行く。
到着した湿原手前、ポタポタと最初の一滴が流れ落ちる。水の流れで掘れた場所から平となり湿原(湿地帯)になる。
緑のコバイケイソウがたくさん出ている4月後半、周辺はまだ緑が出ていない中、群生するコバイケイソウが輝く美しい風景。
湿原は動物達も水を飲みに来る場所、鹿と思われる足跡もたくさんある。
奥深き里山
無名の里山の一斜面。そこに最初の一滴があり人知れず湿原のオアシスがある。
この場所が特別ではなく、おそらくは日本全国の里山にも同じように一滴の始まりがあり、それが水流となり湿原となりその場所の気候に適した植物が生え美しい感動の風景を作り出しているであろう。
日本の愛すべき美しき無名峰。
一歩登山道から山中に入れば新しき発見多き冒険場所。
完
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