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幸せも不幸せも、永遠には続かない

PHP 2010年12月号
「人の世は常ならず」 瀬戸内 寂聴 (P57)

世の中のことは、全て移り変わっていくもの。
一つのところに留まっていることはないのです。

どんなに不幸な状態がやってきても、その不幸が果てしなく続くことはありません。
必ずいつの日かにか、終わりが訪れる。

そして、誰のもとにも幸せは必ずやってきます。

梅雨の時期に雨が降り続いても、やがては夏がやってくるように。

そして、どんなに暑い夏も、盛りを過ぎれば涼しい秋風が吹いてくるように。

幸せや不幸せもこれと同じ。
必ずや変わり目が訪れるものです。

自分だけが苦しんでいると思うから辛いのです。
この苦しみが永遠に続くと思うから辛いのです。

苦しみや喜びは、誰のもとにも訪れます。

あなた一人だけにやってくるものではありません。
そしてまた、永遠に続くものでもありません。

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