【新作小説】『君を守りたいseason3』 ⑦天皇陛下と一文字猛
前回までの「君を守りたいseason1~3」
BGMを聞きながらどうぞ(2分)
1年で奈良北部に平城京を再建した。
【皇居 鳳凰の間】
「猛よ、朕はこんな立派な都に住んでいいのだろうか?朕は民に心苦しいのだが、、、」
「陛下、陛下はホントに優しい。でも、陛下は日本の象徴、日本そのものなのです」「だから、国民の代表として、外国から尊敬を受けて欲しいのです、これは国民の総意です」
「そんなものか、、、わかった、ありがとう」
「私は、日本の歴史が好きなだけですよ」「うむ、何か複雑な気分だな」
「それにしても、宮殿が外から見ると平安時代の様式だが、中は超高級ホテルの部屋みたいなのだぞ」
「いずれ飽きますよ陛下、飽きたらいっしょにDIYしましょう」
「猛よ、そのD何とかってなんだ?」
「その時に教えますよ」
「あー頼む、これからも良き友であってくれ」
「御意!」
「こらっ!」
「はっはははは」
二人で笑いなから、飲み焼き鳥を頬張り、ジョッキビールをあおった。
「プハーっ、うーんまいっ!」
料理は、塩見ひろみ大臣が作っていた。
宮殿には、平和京とつながる転移魔法陣が設置してるので、関東と関西は一瞬で行き来出来るのであった。
宮殿の周りには広大な日本庭園、南側には天皇の親族の屋敷、少し離れて宮内庁職員の宿舎がある。
唐招提寺と薬師寺は今まで通りの場所。その周りには、愛石神社、四天王寺、大鳥大社、サムハラ神社など有名な神社仏閣を移転した。勿論、伊勢神宮も大和八木に移転した。
奈良の都は、京都より人気の観光地として賑やかになった。
Season4へ続く
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?