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『六三四の剣』 【1985年アニメ/漫画】

【感想】2024年7月3日

部活シリーズ 第7弾 『剣道部』
息子が中学入学のとき、突然「剣道部に入ることにした」と言った。
驚いた、それまで剣道なんてしたこともないし、したい素振りもなかった。
入部の理由を聞いたら「最初、水泳部にしようと思ってたけど、先輩が怖そうだった、剣道部はカッコよかった」とのこと。

剣道は、体力、精神力、集中力増強、礼儀、闘争心が養われたように思います。

中3になって、部活の後学習塾に行くことになった。息子は、辛くて剣道を辞めたいと言ってきた。初めて父親として意見。
「無理しなくていいよ、でもせっかく2年続けたのにもったいないよ、決めるのは自分だけど、後悔しないように」と月並み。
でも、息子は続けた。私は、受験の息抜きにとトイレに「六三四の剣」のコミックを1週間に1冊づつ置いておいた。

息子3年生受験、とても受かる学力ではなかったが度胸試しに「高嶺」を受けた。
仕事中に息子から電話「受かった」と。

受験の面接で「剣道の話で試験官と盛り上がった」と聞いていた。
「六三四の剣」は、そんな思い出の作品。
私事が長くなり申し訳ありませんでした。

作者は「JIN-仁-」の村上もとか先生、父親の仇の息子と運命の対決。漫画なのにアニメのように絵が動いているように感じ、スピード感、迫力が凄かった。
熱いものを感じたい方にお勧めです。
では、また。 

【作品情報】

『六三四の剣』、村上もとか氏の漫画作品、1985年4月18日から1986年3月27日まで放送。全49話。
1986年4月3日から9月26日にかけては『六三四の剣 青春編』のタイトルで全23話が放送。前者は少年時代の、後者は高校3年生となった六三四やライバル・東堂修羅の姿が描かれている。

剣道を題材とした正統派のスポーツ少年漫画。岩手県を舞台に、剣道一家に育った主人公・夏木六三四が父の死を乗り越え、ライバル・東堂修羅らとの対決を通じて成長する姿を描いている。物語は小学生時代と高校生時代に分かれており、高校編では六三四が武者修行の末にインターハイ優勝を目指すストーリー。

【あらすじ】

剣道岩手県大会を制した夏木夫婦の元に男の子が生まれる。誕生日時が6月3日の午後4時であることから、六三四と名付けられた。
六三四は両親の影響から、3歳の時に剣道を始める。六三四が小学校1年生の時、父親の栄一郎は、出場した剣道大会にて優勝を手にしたものの、自身の先輩である東堂国彦との試合中に負った傷によって死亡。東堂への恨みを抱いた六三四だったが、その息子であり最大の好敵手となる東堂修羅と互いに切磋琢磨し、剣道を通して成長してゆく。

【主要人物】

夏木六三四
声 - 渕崎ゆり子、青春編は堀川亮

剣道一家に生まれた「剣道のサラブレッド」として、幼い頃から竹刀を握る活発な少年である。
幼少時から年齢のわりに身体能力が高くとてつもないわんぱく小僧で暴れん坊だったが、高校進学時はそれなりに礼儀もわきまえた青年に成長していた。
小学生低学年の時は剣道をしないでスキーにハマっていた。後に北上少年少女剣道クラブ入門するものの轟以外は稽古相手になる者が居なかったため、大石に稽古をつけてもらっていたほか、各中学校や高校の剣道部に道場破りをしていた。その後、警察署の道場で鍛えてもらう。
中学時代は全国制覇出来なかった。中2の時は東堂を倒したものの準々決勝で敗れ、3年次は準決勝で東堂に敗れ、東堂が全国制覇する。
高校進学に当たっては、父と同じ開陽高校に入学し、下宿生活を送る事となる。
轟の酒屋でバイトし、夏休みに八雲大と4強(日高・有働・東堂)の元で武者修行する。
原作最終回では修羅にあてた手紙の中で将来は教師を目指すとある。

東堂修羅
声 - 羽村京子、青春編は鳥海勝美

夏木六三四の親友であり作中を通しての最良の好敵手。華麗で正確な剣捌きが特徴。名の由来は、父親が興福寺の阿修羅像が好きだったため。
中学高校時代は韮山の下で下宿生活を送るが、父死去後は学生寮に移る。
心優しく礼儀正しい少年だが、剣を握るとその名の如く激しい剣さばきを見せる。その実力は、轟をも圧倒し、高校剣道で連覇を果たす程だが、1年の時は4強の3名が出場していなかったことと、2年次も「夏木が出場してないなら優勝したとは思えない」と発言し、有働と日高も同調している。開陽高に訪れた際は部員からはイケメンと評されている。
原作最終回では六三四に宛てた手紙の中で、医師を目指すことを表明している。


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