見出し画像

東京周遊 楽しかったこと備忘録

GW開けに夫に子供を託して一人で東京に帰省しました。
上野周辺に滞在しましたがインバウンドの多さと湿度の高さにびっくりしてそこにいるだけで疲れるなあ!と思いましたが、楽しいことばかりでリフレッシュできたので、大笑いしたことを忘れないように書き残します。

・デ・キリコ展

すごく凝った展示で、量も多くて見応えがありました。
時代ごとに壁の色も分けられていてお金のある美術館はやることが壮大だなーと思います。これだけキリコを集められるってすごくない?
ミュージアムショップのグッズもたくさん買いたかったけど、キャリーケースに収まるだけと思って図録とポストカードとヒグチユウコさんコラボの缶バッヂ全種を買いました。
ヒグチユウコさんのファンでもなんでもないですが、1個だけ記念に買おうかなと実物を見たら可愛すぎて全種買っていました。
生きているうちにキリコを生で観られて嬉しい。あと2回くらいは見たいです。

外から見ても可愛い壁の色

上野駅周辺は相変わらず騒がしく汚いままですが、夕方以降の美術館方面は静かで好きな雰囲気でした。


・KちゃんとCちゃん

昔の職場の先輩、KちゃんとCちゃん。

Kちゃん・・・43歳。背が高い。おっとり、優しい、多趣味、男運がない
Cちゃん・・・39歳。ドールフェイス。しっかり者で少し毒吐き。年下夫の義母とバチバチに争って毒が増した

年が少し離れているのに帰省するたびに会ってくれて有難いです。

3人の中間地点の駅ビルの和カフェでランチしました。
Kちゃんは1年前に入籍&出産したばかりなので、年長だけど育児歴は一番短いということで、出産話やこういうときどうしてる?という話をしました。

K「子供が産まれてから初めて旦那の実家でお義母さんに手料理を振舞われることになったのよ。出てきたのが冷凍食品のオムライスと、ちぎったレタスと、魚肉ソーセージのワンプレートだったの。長男の嫁に初めて出す料理がこれ?って思ったけど、旦那が常々『うちはちょっと変わってる』って言ってたことが、点と点が繋がったよ。『うちではギョニソーは肉だし、レタスは立派なサラダなの』って」

K「そんなの出されて美味しいですとも言えないじゃん、全部既製品なんだから。しかもレタスにはマヨネーズ掛かってるの。私の嫌いなマヨネーズが。それをさも『丹精込めましたからどうぞ?』って感じで出されても」

C「お義母さん看護師でしょ?昔から忙しかったんじゃない…?」
K「お義父さんもバカボンみたいな人だから、それでOKなんだって」

この辺りで私は過呼吸になるくらい笑っていました。

K「産むときにさ、私10回くらい『うんち出そう!うんち出そう!』って訴えてたんだけど、助産師さんが『いいの!出ていいの!みんな出るの!』って言ってて」
私「みんな出ちゃうんじゃないですかね?私も多分出ましたよ」
C「私、いざ分娩台に乗ったら、看護師さんに『あら、Cさん痔ですか?』って言われてね」
私「!!!(爆笑)」
ドールフェイスなCちゃんと痔という単語が結びつかなすぎて笑いました。
K「痔だとどうなの?」
C「わからない。産むとこと近いから何か問題なのかなと思ったけど、それっきり何も言われなかったよ」
C「でもそんなこと言われたら、わたし痔なのかなってずっと考えちゃうよね」

リアルリカちゃん人形みたいなCちゃんから聞くと、違和感がすごくて泣くほど笑いました。

その後ファミレスに移動して個々にドリンクバーを物色していると、隣に立った知らない人に「カフェラテと苺ラテで迷ってる」と話しかけられてビクッとしたらKちゃんでした。
K「Kちゃんですよ。いまビクッとしたでしょ」
いつも紫やオレンジなど目立つ色の服が多いのに、今回は黒いパーカーを羽織っていたので、Kちゃんを認識できないことが多く、そのたびに笑いました。

Cちゃんの使っているスマホがiPhoneにしてはあまり見かけない小さなサイズだったので「何世代のやつですか?」と訊いたら「これは、全然性能がゴミなんだけど、iPhone17 miniだったかな」と未発売の製品を挙げられて笑いました。

5時間くらいで解散。あっという間です。

・H

高校の同級生のH。芸能活動をしています。
H・・・34歳。見た目は高校生の時と大差ない。可愛い美人。声も可愛い。ボーっとしてそうで考えすぎで保守的で面倒臭がりでボーっとしている

私の宿泊地まで来てもらい、アメリカンバーガーが食べられるお店でワイワイガヤガヤの中でおしゃべりしました。Hのインスタ用に映えるお店にしようと選び、実際素敵な内装だったのですが、私の撮影テクがゴミすぎて、あまり良い写真が撮れませんでした。
最近流行りのカメラアプリや撮り方など教えてもらいました。
業界内の女の子としてはなまじ頭が良いので、考えすぎて行動できない、という話が主軸だったと思います。

映えない

私「昨日東京に着いて、美術展に行ってきた」
H「へえー。何の美術展?」
私「デ・キリコ展。デ・キリコって知ってる?」
H「知らないな…デ・キリコ?江戸切子みたいなもの?

大真面目に言うので一瞬笑っていいか迷って、堰を切ったように笑いがこみ上げてしまいました。
私「全然ちがう」
H「wwww」
なまじ頭がいいと言いましたが、Hは関連性のありそうな単語を引っ張り出すだけの語彙はあるのに、大真面目に全然違うことを言ってしまうので、天然な子扱いをされがちです。
先読みしすぎて言葉を選んでいると「大人しい子」と解釈されてきたのが何となくわかります。

移動して駅付近のスタバで閉店まで過ごし、そろそろ改札まで送ろうと思っていると「ホテルまで送ろうか?この辺人やばいし…」と男らしいことを言ってくれたので、かっけえ…と思う反面、私より小柄で非力なのに一体何から私を守れるのか?と思えて笑いました。

H「次はいつ来るの?あ、私が会いに行けばいいのか」
と、帰り際にできるセフレみたいなことを言っていて勉強になるなと思いました。

4時間ほどで解散。もっと時間がほしい…

・Y
昔のブラック職場の同僚のY。
Y・・・33歳。3人の子持ちで再婚(ステップファミリー)。しっかり者だけど粗忽者でもあり、非常識者を内在している。最後に会った5年前から20kg増

関東圏の地方都市からわざわざ来てくれました。出やすいということで浅草で待ち合わせ。
Y「駅構内に神輿担ぐような格好の人が多いんだけど」
私「これ祭りあるね」
Y「やばい!!三社祭の最終日だ!!人多すぎて死ぬ!!
死ぬほど人が溢れかえり、行く先々で神輿に遭遇する事態になりました。

ウワ・・・

私「駅で待ち合わせはよくわからなくなりそう」
Y「雷門で自撮りでもしてて」
私「はい」

私「雷門のこの辺にいるよ(自撮りパシャ)」
Y「おっけい」
Y「写真のとこ来たけどいないんだけど」
私「いるよ」
Y「ここでしょ?(自撮りパシャ)」
私「アッ!私の自撮りアプリで撮ったやつだった!反転してるわ!

写真は同じなのに、左右反対側でYが待っていました。
その距離で認識できないほど人が垣根のように集っていたのです。
再開の瞬間から爆笑しました。

私の友人の中では一番行動力というか決断力というか「次なにするかな」という計画力が高いので、「まずもんじゃ食おう」と行ったことのあるもんじゃ屋に連れて行ってくれて、初めてもんじゃを食べました。
思っていたよりゲロじゃないんだな、美味しいなと思いましたが、撮った写真を見返したら肉眼で見るよりはゲロでした。
お支払いを全部Yがしてくれて男前でした。

帰り運転あるので烏龍茶

Y「最近吸えるとこ少ないよな。ウインズのとこで吸うか」
私「私は電子タバコだから路上でもいいけど。Yは紙?」
Y「私は(私)ちゃんから貰いタバコするから」
堂々としていて「なるほど」と思ってしまいました。

私が半分吸う→便意を感じてウインズのトイレに行く→Yに電子タバコを渡す→戻ってきたら「吸い終わった瞬間に灰皿が撤去された」と、吸い終わった電子タバコを返される(アイコス刺さったまま)

Y「うちで吸ってるアイコス、途中から不味くなるんだけど、普通のアイコスはそんなことないんだね。(私)ちゃんのやつ振ってみたけどカラカラ音しないんだね。うちのやつもうダメなんだ…」
と言っていて笑いました。

Yがお茶が欲しいと言うのでファミマに寄ってお茶を買ったら「カバンにお茶入ってたわ」と気付いていて大丈夫か?と思いました。

浅草寺の本堂までは行けそうにないので(人手と神輿で)おみくじだけ引いたら、二人とも「吉」なのにYの詳細だけ凶なのではないかと思うほど救いがなかったので、結んで帰っていました。

その後は花やしきに行きました。Yが障碍者手帳を持っているので付き添い1人まで入場無料だから行こうということになりまして。入口で「お連れ様は有料です」と言われて笑いました。「私が半額出すから…」と言われました。

この右に映るアトラクションがすごい

回数券11枚綴りを買って、スリラーカー(ディズニーランドの白雪姫みたいなの)とディスク・オー(絶叫マシン)に乗りました。
スリラーカーは乗り込んだ瞬間、太ってしまったYと私(痩せ)で座席がギュウギュウになり笑いました。それなりに怖くてまた笑いました。
ディスク・オーはバイキングと横回転の複合でなかなか三半規管に響くもので、私は楽しみましたがYは乗り終わったら5歳くらい老けていました。

花やしき限定の文句につられてプリクラを撮り「最近の機種ほど加工されてないのが好ましい」と思いました。「画質わるっ」とも思いました。

私が5年ほど食べたいと思い続けていた舟和カフェの芋ようかんパフェを食べに行ってフィニッシュ。
Yはくず餅をお土産に買っていました。一口もらいましたがくず餅というものも初めて食べました。まあまあ美味しかったです。

33歳の女同士が「遊ぶ」となった場合にとる行動としてはかなりアクティブだったような。カフェでお茶して何時間も語るというのはYとはあまりしないし、Y以外とこんなにアクティブに動き回ることもないので、道民としては例外的に歩き回って脚パンパンです。めっちゃ楽しかった。
というか普段からYにはLINEで近況を聞いてもらっているので「再会感うすい」と言われました。5年振りとは思わなんだ。

銀座線浅草駅から都営浅草線への移動が全然わからなかったので、Yに連れて行ってもらいました。「キャリー持とうか?」と言ってくれてHよりは逞しいのでかっけえ…と思いましたが、なぜ女が女に荷物を持たせるのかわからなかったので、お土産袋のほうを持ってもらいました。

4時間半のお散歩。まだ明るいのに帰らないといけないのがつらかったです。

数年に一回の帰省で集ってくれる友達がいて恵まれてますね。
はあ楽しかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?