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久々のハズレ(愚痴)

ぼちぼち再開しているp活。今はこんな言葉が主流になってて便利です。
嫌なことは忘れるタチなので「これはハズレだったなー」と思ってもお金さえ手元に残ればあっさり何もなかったように脳をリセットできるのですが、久しぶりに大ハズレを引いて翌日になっても気分が沈んでいるという話です。

この記事の結論は「食事をする相手が誰なのかは大事」ということです。


【ハズレp情報】
・49歳
・巨漢(身長170㎝くらい、体重目測130㎏)
・酪農従事者(雇われ)
・キャンピングカーを自宅として使用
・歯が2、3本抜けている
・斜視
・30歳頃まで童貞、今年女を買うのは2度目
・喫煙者
・わきが


この情報を打ち込むだけで気が滅入るプロフィールです。
待ち合わせ場所に現れたpは毛玉だらけのフリースに伸びっぱなしの不精髭、キャンピングカーの中はヤニで変色したシートが灰だらけで、灰皿には吸い殻がぎっしり、お弁当に付いているソースの小袋(使用後)が落ちていて、使ったのかどうかわからないティッシュがあちこちにあり、「ここ(車内後部)で暮らしてるよ」と言われた空間はぞっとするほど澱んでいました。何年使われているのかと思うような毛布が敷き詰められて、「一番後ろにキッチンあるから、そこで料理して食べるよ」という言葉は、最低限度の生活を下回っているな、と思いました。


このキャンピングカー、速度が出せない上小回りも効かないので、すぐ目の前にあるホテルに着くにも永遠のように時間が掛かりました。

私は中の中程度の女ですが、このpが抱ける女としては最上級の部類でしょう。
そのくらい「なぜこんなクリーチャーが生存していて良いのだろう」「私がこいつだったら今すぐ死ぬな」と思っていました。


お金をもらう以上、良い子ちゃん対応はきちんとするのですが、「今までの女はひどかったよ。寝転がって股開いて『どうぞ』ってスマホ見てるの。君みたいに可愛くて優しい子に会えるなんて夢みたいだよ」と言われて「あはは」しか言えませんでした。
終始「すごく可愛い」「結婚して」「付き合って」「LINE教えて」と言ってくるので「しません」「教えません」を優しく伝えて流していましたが、この対応がすごくつらくて頭が痛くなってきました。

自分の仕事ことを語りだすと熱が籠ってイキり散らし、上の人間と喧嘩して辞めたことを武勇伝にしていました。
生き物が好きだから酪農を選んだと言っていましたが「多分牛はお前を嫌いだよ」と思いました。


女性経験が非常に少ないので、どうすれば女性を籠絡できるのかわからない。だから「好き」で「可愛い」と思っていることを伝えて、「結婚してほしい」という希望を伝えて、言わなければ0%の可能性を言葉で伝えることで0.1%でも増やそうとしている。買っていない宝くじが当たるわけないのだから。というようなことを言っていました。


口数の多い男というものは嫌いなのですが、人見知りなのかずっと喋り続けていて、その内容は「仕事の武勇伝」と「結婚して」だけなのです。
そして声がデカい。声がガサガサしている。
百歩譲って普通の容姿の男ならともかく、そもそも人間のテイを取っていないクリーチャーなので、「こういう男が僅かでも可能性を感じる女なんだよなあ私は」と、気持ちがどんどん沈んでいきます。

思い返したくもないので詳述しませんが、セックスも最低でした。
概ね万人に言えることですが、支払えるものの少ない者ほど要求は大きいです。こいつもそう。
あとなぜ金で買う女と避妊具なしでセックスしたいと思うのか謎です。怖すぎてその価値観が無理。


私は言い値とルールを守ってくれればとりあえずpとしてはOKとしていますが、こいつとは二度と会いません。同じ値段、あるいはそれ以上で、もっと軽い負担で会える男は多いからです。
しかしこいつは当然のように次がある口ぶりで、「あと何回会ったらLINE教えてくれる?」と食い下がるので気持ち悪かったです。


断ればよかったのですが初めのほうで「あとでご飯食べようよ、焼肉」と誘われていたので、渋々焼肉を食べに行きました。
焼肉大好きですし、好きな店を指定したのですが、目の前に変態クリーチャーがいる状態で食べるハラミは味がしないゴムみたいでした。
焼肉ランチ2000円、自分で払って1人で食べるほうがよほど美味しかったと思います。
ちょっと焼肉がトラウマです。

どうして目の前にこんな異形がいるのだろう。幅も厚みも私の倍以上あるし、歯抜けのせいで前歯が目立ってネズミみたいな口だな。眼鏡も指紋で曇ってるし、黒目が中央に寄っていて焦点が定まらず不気味だ・・・
というようなことを思いながら「一番好きな食べ物はなんですか?」「辛い物は大丈夫ですか?」と会話しながら「おいしい」といちいち言いながら肉を食べる私はやっぱり善良な人間だなと思いました。
いや、こいつをキレさせたらやばい(車ないと帰れないし)と思っただけかもしれません。

公共の場でやたら下ネタを入れてくるのも最低でした。
「いまの生活は楽しいですか?」と聞いたら「楽しいわけない。出会いもないし、飯食うためだけに朝から晩まで働いて、週一回しか休めなくて、モテないし」と言っていました。
私から見ても死んでいる方がマシと思う人物なので、だろうね、と思いました。

「だから、君が結婚してくれたら、君のために頑張れる。家に帰ったら君がいると思えば仕事の目標になるし、気に入らない上司の言葉だって我慢できる。守るものがあったらなんだってできる。結婚が無理でも、側にいてほしい」と言われました。
全部が無理です。


犬猫を可愛がり過ぎて嫌われる人がいますが、あれのクリーチャー版です。
責務を果たした後は触らないでほしいですし、おじさんのピロートークほど無駄な時間はありません。
でもこういう「一緒にいるだけで癒されるよ」pはやたらと拘束時間を長くしたがるので厄介です。
「男は出したいだけじゃなくて、それ以外の時間を楽しみたくてお金払うんだからさ!」
これは、最底辺の男の常套句ですね。


同じ酪農業のpでも、経営者のpは全然違うなあと思い出しました。
経営pはレクサスに乗っているし、車内はきれいだし、身なりもきれい。
言い値にプラスでお金をくれて、話の聞き役も上手。
使う時間が同じなら、このpに会うほうを選びます。
クリーチャーは倍額でも会わないかもしれません。


多かれ少なかれ金で買った女でも「喜ばせてやった手ごたえ」を感じたいのが男です。お金に余裕のあるpはこの点が謙虚で「少しは気持ちよかった?」みたいな感じなので応対しやすいのですが、お金のない男ほど「2回戦したい。まだイけるでしょ?気持ちいいなら気持ちいいって言いな?」みたいなとんでもないことを平気で言うので、親の顔が見てみたいです。


このクリーチャーは平気でホテル内で喫煙する上、耳や顔まで舐める化け物だったので、子供の保育園のお迎えまでにメイクを落として頭の先から足の先まで丹念に洗って、メイクしなおす必要があったので、すごく疲れました。
どうしてこんな生き物が生きていて許されるんだろうと思います。
言い値はもらっていて焼肉も食べられたのに、全然割に合わないと思いました。


あまりに疲れたため、稼ぎ時なのにp活は小休止と決めました。
まあこんな奴でも生きてることが許されるのが民主主義なんだなと思います。
こんなクリーチャーに癒しを与えている私は本当に天使だなと思いますが、じゃあ誰が私を癒してくれるんだ?と考えると気が滅入るので、安定剤飲んで寝ます。

その日の夕飯時、夫とお喋りしながら食べた麻婆茄子はとてもおいしくて、あのクリーチャーは私が持っているものを一生手に入れられないんだろうな、と思いました。

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