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今回の出版で特に大切にしたこと

2日前にKindle書籍(新刊)を出版しました。

"生き方がラクになる 一人海外旅行の楽しみ方"(こうニャン 著)


今回の出版で特に大切にしたこと
数回に分けて綴りたいと思います。
今回は『発酵期間を長くつくる』です。


毎回出版の際心掛けていること。
それは発酵期間を長くつくることです。
発酵期間とは、書籍(執筆)が完成してから時間を置くことです。
今回は約半月ほど期間を設けました。

書籍を出版するための原稿が完成すると、2つの気持ちが芽生えます。
1)早く出版申請したい
2)執筆から離れたくない

自分が出版した書籍を一刻でも早く世の中の人に見てほしい、届けたい、伝えたいと思う気持ちが芽生えます。
反面、執筆を続けたい、よりクオリティの高い作品に仕上げたいという気持ちも芽生えます。

心は大きく揺れ動きます。
そして今回も後者2)を選択しました。

執筆が完成した時は「完璧に書けた。想いは伝えきった。ベストを尽くせた」と感じます。
ところが、時間を空けると新たな発想が浮かんでくるのです。

朝の静かで澄みきった環境
職場で仕事に集中している環境
外を散歩している環境
お風呂でリラックスしている環境
就寝前の環境

1日の生活には様々な環境があります。
その環境1つ1つの変化に気持ちが変わったりします。
環境によって頭に浮かぶ発想が違うのです。

一般にリラックスしている環境下が執筆に適しているとされています。
確かに心がリラックスしている時に新たな発想が浮かぶことが多いです。
でも今回は新たな気付きがありました。
仕事に集中している時にも新たな発想が浮かんできたのです。

仕事中は仕事外の事は考えないという発想とは真逆に、あえて考えるのです。
仕事中は頭がフル回転しています。
適度な緊張感もあります。
その効用を上手く利用するのです。

又、仕事を終えて疲れきった状態であえて執筆の内容を考えたりもします。
仕事を終えた達成感とこれから自宅に戻れるという安心感、そしてリアルな現実を回想しながら執筆に向き合うのです。

いつも同じ時間や場所で執筆しているとマンネリ気味になります。
執筆には環境の変化が大事なのです。
自宅での執筆で行き詰まれば外に出ます。
外の空気や自然と触れあうことで気持ちに変化が起こります。

そうやって環境(時間や場所)を変えても尚、心に浮かぶ発想や考え方がぶれない書籍の内容がつくれて初めて完成なのです。
現時点で考え付く全ての想いを出し尽くしてやっと私の中での書籍は完成します。

執筆のための執筆ではなく、心で文字を描く。
頭に浮かぶ僅かな言葉を見逃さず心の声を聴きながら、浮かび上がる言葉を大切にしていくのです。

頭に浮かぶ新たな発想はすぐに忘れてしまいます。ちょっと仕事で忙しくなれば思い出せなくなったりもします。
私はそのことを認識しているので、必ず後からでも思い出せるようにメモをとります。

ほんの少しの言葉、微妙なニュアンスが書籍の内容に大きく影響します。
そしてなんでもない日常に感じる些細な心の声や脳裏にかすめる想いが、自分の本当の気持ちです。
生きるためのヒントや自分が普段意識しない本心が隠されていたりもします。

僅かな心の声を聴き、気持ちや環境の変化を意識しながらこれからも執筆に取り組みたいと思います。

最後まで読んで下さりありがとうございます。









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