見出し画像

自分の心と向き合って感じること(仕事編)

前回の職場編の延長になりますが、今回は仕事への向き合い方について書こうと思います。

私は幼い頃から、周囲の大人からの様々な価値観を植えつけられながら育ちました。
大学に進学し大きな名前の知れた会社に就職してマイホームを持ち、やがて家庭を築き家族のために生活費を稼ぎ定年後に第2の人生を満喫する一連の流れが当たり前だと思っていました。

仕事はしんどく辛いもの。貰える対価は我慢料。正社員は当たり前。1つの会社で定年まで勤めあげることが美徳だと思っていました。

こうした世間常識や価値観にずっと晒され続けていたので、そのレールから少しでも外れることを極度に恐れていました。

私は過去に3度会社都合(会社の倒産)を経験しています。
鬱で会社を休職した経験もあります。

価値観に縛られていた時期は自分に自信がなく手に職を持たないと会社に残れないと考えて、直接仕事とは関係のない資格をとってみたり、どれだけ理不尽な残業やパワハラを受けても、仕事はしんどく辛いのが当たり前という考えが根本にあったので、全て受け入れてきました。

いつしか「何でも屋」と化し自分の個性はなくなり、ただ上司や周囲の人に従うだけの奴隷のような人生を歩んできました。自分の時間を大事にせず、他人の顔色上司の顔色を伺ってばかりしていました。

ようやくそれが間違いだと気づいたのは鬱を発祥した頃だったと思います。
自分が単に周囲から上手く利用されているだけだと気づいたのです。

自分の心と向き合って感じること。
一番は自分を大切にすることです。
他人に人生の主導権を握らせず自分が人生を切り開いていく生き方です。

今の私は自分がどう感じるかや自分がどうありたいかを優先します。
考える視点を他人から自分に変えると様々な矛盾が見えてきます。

大学を卒業しなくても立派に社会で働いている方は沢山います。
現在の最低限の生活が維持できれば無理に正社員で働く必要もありません。
アルバイトでも派遣でも社会に貢献している事実は変わりません。

残業を命じられても無理に従う必要はありません。残業をする日や時間は自分の仕事の進捗状態で判断します。
決して命じられるからでも周囲が残業しているから帰りづらいではありません。

仕事はしんどく辛いから我慢するが当たり前ではないです。
どうしても辛ければ会社を辞める選択肢は誰にでも平等にあります。
私達は、心を壊し自分の時間を犠牲にするために働いているわけではないのです。
幸せになるために働いているのです。

私が価値観に縛られていた頃は就職難の頃です。今から思えば時代背景も影響していたと思いますが今現在は違います。
色々な働き方が世の中に浸透し、転職が当たり前の世の中です。
残業やパワハラに屈してきた私でも声を上げれば周囲が手を差し伸べてくれる世の中です。

結婚しマイホームを建てることが全てではありません。
独身で人生を楽しんでいる人は沢山います。
あえて独身を選んでいる人もいます。
マイホームを建てるとお金がかかります。
お金がかかる分更に働いて稼がなければならなくなります。
ローンに縛られて会社を辞めるわけにもいかず我慢し続けている人や、いつも何かに追われているかのような人も私の周囲にいます。

心の自由は誰もが生まれながらに与えられた権利です。
それは一番に優先すべきものだと私は思います。

私達は、今の生活に納得はしてないけど日々の忙しさや人間が持つ現状維持バイアスが働き生活を変えることへの不安から惰性で今と同じ生活を続けてしまいがちです。
とりあえず今はこの生活を維持していこう
それも1つの選択肢です。

でも人生は一度きりでいつ終わるかもわからないという現実から目を背けず、人生を後悔しないように生きるためにも、自分の心の声を聞き自分の感情を大事にしながら1日1日を納得できるように生きることも大切なのではないでしょうか。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?