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子供を持つ保護者の休みについて再考求む

 現在の日本では、子供一人で病院にバスや電車で行けると世間的にも判断できるぐらい一定の自立と自己防衛ができる年齢まで、親は子供の付き添いとして早退や半休、休日を取る必要がある。しかしいまだに、育休とか子育ての一環として早退が可能なのは、かなり低い年齢の子供の親だけ。それ以上は、こども園や学校が休園や休校になっても大抵の職場の親は有休を取らなくてはならない。平成の中ぐらいまでは、カゼやインフルエンザなどで子供が治り切る前に子どもを一人でも半日ほど家で過ごさせても世の中は何も言わなかったし、いわれなかったけど、いまはそうはいかないようになってきている。
それでも、有休以外で休ませない制度のままなのはとても問題がある。
 仮に、土日休みと入れ替えてをその分仕事をするのも、子どもを家に残しておけないのだから意味がない。
そもそも仕事上は休みと言っても、休息ではなく家庭内での次の世代の命を守りできるだけ健やかに育てるというのは大変な労働なのだから、そのあたりはしっかりと認識されてほしい。

祖父母に当たる人物も健康であるとは限らないし、近くに住んでいないなど頼れない人もいる多様な社会なのだから、子供が一定年齢まで、有休以外でも子供の体調や学校の休校で子供が家にいるときに親が休みを取れる制度が必要。
個人的にには小学生の3、4年生あたりまでは、体力面や精神的にも心細い気持ちになりやすいので、病院へ行かないにしても病気のときは保護者が必要ではないかと思う。最低でもそのあたりまで対象を広げてほしい。
 また、加えて何らかの難病や障害をもつ子供のいる親は、必要に応じて高校生ぐらいまで早退や休暇を有休とは別枠で取ることが可能な枠組みを作る必要性がある。

 子供を持つ親の大概にとって、元気な子供との休日が英気を養う一番なのだから、それを奪わないようにしなくてはいけない。
 そして子供にとっても、小さい頃の親との時間は心を育てる栄養になるので、こちらはできるだけ与えるようにしていきたい。




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