見出し画像

栄養士、管理栄養士、私には光が見えない①始まり編

※これは私が栄養士、管理栄養士として働いていた工場、病院、保育園での過去のお話です。
栄養士、管理栄養士として素晴らしい実力と使命を持ち社会に貢献されている方は沢山おられます。
私に運と実力がなかった、それまでのお話です。
そんな個人の1体験記としてご理解頂き、お読み下さい。
身バレを防ぐ為に名前は全て仮名、人物描写や内容にはフェイクを加えてあります。ご了承下さい。


現在は不妊治療中の為専業主婦をしている。
前職は栄養士、管理栄養士であった。
元々食べる事が大好き、高校生になり進路を考えた時に家庭の事情で4大は奨学金で行くしかない。
そんな中で進路として上がったのが新設された栄養士養成系列のある短大だった。
高校生時点であまり成績がよろしいとは言えないが、生徒会活動をしており、遅刻や欠席はない。
知名度がないその学校に、推薦で行くのは容易い事だった。

聖書には 狭き門より入れ という一節がある。
その言葉を知ったのはここ最近だがこの時の事を考えるとこれより沁みる言葉はない。
私が住んでいる県には歴史ある栄養士、管理栄養士を養成する学校が数ヶ所ある。
私はそこを選ばず出来たてほやほやの入りやすーい学校を選んだ。
歴史は過去の積み重ねである。
私達が第1期生という事は相談出来る先輩も、学校と繋がりのある就職先もない。
ただ申し込んだだけ、で行ける学校がある。
私はそれにすっかり甘えていた。

もしこれを読んでいる方で進路に迷われている方、校風ももちろんあるが学校の歴史も視野に入れる事をお薦めします。
友人が行った管理栄養士養成学科がある4大は管理栄養士国家試験合格率が100%とHPに書かれていますが、実状は学校の規定に達してないと管理栄養士国家試験自体を受けさせてもらえないそうです。
(外にうちの学校は合格率100%と発信する為)
その分学校のサポートは手厚いものがあります。
卒業後の進路も倍率の非常に高い行政勤務など錚々たる進路先が挙げられています。


入ってみるとやはりそこは学校である。
同級生はギャルみが高い感じはするが、カリキュラムはきちんと組まれており実習も行われた。
ただ友人の進路を思い浮かべてみると、栄養士として就職した子は4割程度、残りは通常の会社であった。
なかなか就職が決まらない子には先生が眼鏡屋を勧めるなど、栄養士養成系列のプライドよりも就職率を上げる学校としての体面を感じた。

私は地元の中小企業に栄養士として就職した。
いくつかのグループがある企業で栄養士として就職したはずが最初に配属されたのは外食産業グループだった。
平成中期の外食産業、アルバイトパートが主戦力の中、正社員は休みは希望聞かれず週に1回、朝からてっぺんまで働く日々。
パートのおばちゃんには可愛がりを受け色々限界だった。
上司との面談をして栄養士の資格が生かせるグループに異動になった。
そこが私が長く勤めた工場併設の給食施設であった。

②へ続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?