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新たな治療法で肺がん治療が進化「肺がん=悪化しやすい」は終わる?

肺がんの治療成績は、他のがんと比べてまだ「良い」とはいえません。しかし、薬や放射線などの治療法が次々と開発され、肺がんにかかっても治る方、長く生きる方は増えています。肺がんの85%を占める「非小細胞肺がん」での治療法の進化を紹介します。 肺がんは今でも悪化しやすいが、治療成績は改善している国立がん研究センターの2018年の統計では、1年間にがんと診断される方の中で、肺がんは3番目に多いがんであり、1年間に亡くなる方が最も多いがんです。 また、肺がんは悪化しやすいがんでもあり

    • 熱中症の対策は正しい理解から 予防法や応急処置について解説

      今年2022年5月1日〜7月17日の全国の熱中症による救急搬送人数は速報値で3万3,767人、昨年2021年の同時期は1万3,640人と倍以上に増えており、命を落とす人も増えています。 熱中症の原因や症状、予防策、かかったときはどう対応法について紹介します。 体に熱がこもってさまざまな異常が現れる熱中症 人間は暑くなると汗をかいたり、体の末端の細い血管を広げたりして、体内の熱を外部に逃し、体温を一定に保っています。熱中症は、高温多湿の状態に長時間いることで、体温の調節ができ

      • 夏は熱中症の季節。新型コロナウイルス感染症に気をつけながら熱中症も予防するポイントとは

        新型コロナウイルス感染症の拡大で、ソーシャルディスタンスの確保、マスクの着用、手洗いの徹底など、私たちの生活は大きく変化しています。 そのような中、今年2022年も夏が来ました。夏は熱中症が大幅に増加する季節です。 とくにお年寄りや子供などは熱中症にかかりやすいので要注意です。 しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大予防のため、夏になってもマスクは着け続けなければいけません。 そんな新たな生活様式の中、新型コロナ感染症の予防を続けながら、どのように熱中症を予防していけば良いの

        • 薬剤師が解説!赤ちゃんにも親にもストレスがかからない上手な薬の飲ませ方

          赤ちゃんが薬を飲んでくれずに苦労していませんか?赤ちゃんに上手に薬を飲ませる方法はいろいろありますが、薬の種類によっては逆効果になることもあります。薬の種類や場面別に、赤ちゃんに上手に薬を飲ませる方法を解説します。 保護者の7割が子どもに薬を嫌がられた経験あり薬は、医師の指示通り使うことで、期待する効果を発揮します。しかし、赤ちゃんは薬を飲む意味を理解できませんし、苦味、臭い、ざらつきなどが嫌で、薬を飲んでくれないことも多いのではないでしょうか。 実際に、ある製菓会社が実施

        新たな治療法で肺がん治療が進化「肺がん=悪化しやすい」は終わる?

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          子どものインフルエンザ予防接種は何歳から?接種時期や効果、副反応について解説

          冬はインフルエンザの流行シーズンです。子どものインフルエンザは大人とは違うリスクがあります。 インフルエンザから子どもを守る有効な手段として、ワクチンを使った予防接種があります。しかし、ワクチンについてはわからないことが多いのではないでしょうか。 ワクチンは何歳から打てるのか、接種のタイミング、効果や副反応など、子どもが予防接種を受けるときに知っておきたいことを解説していきましょう。 子どものインフルエンザは注意が必要インフルエンザは、高齢者、基礎疾患を持つ方と並び、子ども

          子どものインフルエンザ予防接種は何歳から?接種時期や効果、副反応について解説

          子どものインフルエンザ予防接種は何歳から?接種時期や効果、副反応について

          冬はインフルエンザの流行シーズンです。子どものインフルエンザは大人とは違うリスクがあります。 インフルエンザから子どもを守る有効な手段として、ワクチンを使った予防接種があります。しかし、ワクチンについてはわからないことが多いのではないでしょうか。 ワクチンは何歳から打てるのか、接種のタイミング、効果や副反応など、子どもが予防接種を受けるときに知っておきたいことを解説していきましょう。 子どものインフルエンザは注意が必要 インフルエンザは、高齢者、基礎疾患を持つ方と並び、子

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          肺がんCCRTのデュルバルマブ維持療法の5年解析(PACIFIC)/J

          Stage IIIの非小細胞肺がん(NSCLC)における化学放射線同時療法(CCRT)後のデュルバルマブ維持療法を評価した第III相PACIFIC試験の5年生存データが、Journal of Clinical Oncology誌に発表。化学放射線同時療法後のデュルバルマブ維持療法は5年後も良好な成績を示す。 ・対象:CCRT後に進行していない切除不能Stage III NSCLC患者 ・試験群:デュルバルマブ10mg/kg、2週ごと12ヵ月(473例) ・対照群:プラセボ、

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          FDAが悪性黒色腫に初の抗LAG-3抗体relatlimabとニボルマブの併用を承認

          ブリストルマイヤーズスクイブは、2022年3月18日、米国食品医薬品局(FDA)が、切除不能または転移のある悪性黒色腫に対する、ニボルマブと抗LAG抗体relatlimab-rmbwの固定用量の合剤(海外製品名:Opdualag)の単回投与を承認したと発表。 この承認はOpdualagとニボルマブ単独を比較した第II/III相RELATIVITY-047試験に基づいている。 RELATIVITY-047 試験における、PFS中央値はニボルマブの4.6ヵ月に対し、Opduala

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