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好きと癖の境界線

世の中の混沌とはかけ離れた暢気な脳内会議にて。

日々の中でついついしてしまうことがある。

図書館や本屋さんで本の背表紙を眺めながらただただ歩く。
脇道、建物の隙間、空き地を覗く。
飛行機、ヘリコプター、飛んでいる虫の行き先を目で追う。
夜、アパートやマンションの窓灯りをチラ見する。
其他種々――。

控えなければ、いつか不審者と後ろ指をさされそうなものもあるけれども、全てが日常に溶け込んでいて、やめようやめなければと思ったことはない。
むしろ好きだと言ってしまって良い程に気分よく行っている。
かといってこれが趣味かというと、それも違う。
どちらかというと、確認したいという欲からくる癖のような気もしている。

好きなことと癖の境界線はまだ見えない。


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