青柳羊

曖昧な物思いの塊を製造。

青柳羊

曖昧な物思いの塊を製造。

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ひととなり1

20代(2024年3月現在)。 本と写真と美術館が好き。 好物はあんこだが、あんこの標準語のイントネーションがわからないので、好物を聞かれるとオムライスと答えてしまう。 電話で話すとき普段より声が高くなるが、"できる大人"だからではなく、単にビビり散らかしているから。 ちなみに、自己紹介の時、あと何人で自分の番が来るか数えて冷や汗をかいているタイプ。 好きな曜日は水曜日。

    • 言葉について

      この世界に言葉はいくつあるのか そのうちいくつを僕は知っているのか そのうちいくつが僕を正確に捉えているのか そのうちいくつが正確に他者に伝わるのか 誤解など当たり前の世の中に生きている僕たちは 言葉の意味を平らにして使っている しかしそれはあくまで基準であるから 僕ら一人一人の中にある”ことば”とは隔たりがある 僕は僕の中にある無垢なものを、 固く丸めて、それに合う言葉という型を探す 探した型に透明な液を流し込んで固めて 完成したレプリカを外に投げ出す 世界はそれを拾っ

      • 利き手利き足

        利き手利き足を同時に出したら きっと転ぶでしょう 利き手利き足を交互に出しても 私はきっと転ぶでしょう だからあなたにいて欲しい 青柳羊(2024.9)

        • 食べたらいい

          食べたいと思ったものは 今日食べたらいい 明日は食べたくなくなるかもしれないのだから とりあえず食べてしまえばと食べてしまったものは ずっと胃の中に残っている 目の前にあるものから心をそらし くだらないもので膨れた腹を悔しがる それでも、必死に胃につめこんだものだから 今更吐き出すだなんて 消化不良の塊は いつか爆発する 醜い破片となって消えないつもりなのだ 鋭い破片を見境なく放ち 大切な人を傷つけるつもりなのだ そんな予感が私を生かす どうせなら 綺麗なものをつめこん

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        ひととなり1

          某日

          本屋さんでぶらぶらして 1週間分の食料買って 夜の街徘徊して 公園で待ち合わせして バイトの休憩時間ボトルフリップで潰して 「あとでLINEするね、バイバイ」のバイバイで 手を振りながらペダル漕いで揺れる背中を 振り返らなくても知っている

          好きと癖の境界線

          世の中の混沌とはかけ離れた暢気な脳内会議にて。 日々の中でついついしてしまうことがある。 図書館や本屋さんで本の背表紙を眺めながらただただ歩く。 脇道、建物の隙間、空き地を覗く。 飛行機、ヘリコプター、飛んでいる虫の行き先を目で追う。 夜、アパートやマンションの窓灯りをチラ見する。 其他種々――。 控えなければ、いつか不審者と後ろ指をさされそうなものもあるけれども、全てが日常に溶け込んでいて、やめようやめなければと思ったことはない。 むしろ好きだと言ってしまって良い程に

          好きと癖の境界線

          はじめに

          こんにちは。青柳羊と申します。 辿り着いてくださりありがとうございます。 頭の中で曖昧に漂っているものを、気まぐれにぽつぽつと放出します。 さて、アイフォンのメモに書き溜めているものはたくさんあるのですが、ありすぎてどれから放出したものか迷い中です。 私の気まぐれにお付き合いいただける方がいらっしゃいましたらとても喜びます。 これからよろしくお願いいたします。