見出し画像

臨月3日前に、死産した話⑪~産後1ヶ月検診~

長男はどこにいるの?何でいないの?私の体はお母さんだよ。気が狂う。お腹ばかり空くので暴飲暴食。胎盤の検査結果。

こんにちは。アラサーでワーママ"あおのうさぎ"です🐰。ヘビーな話になりますが、心の元気な方は、読み進めてください。

~第10話はコチラ~

産声のない出産、その後

◆産後ツラかったこと

出産して私の体はボロボロなのに、長男はいません。
授乳間隔(3時間おき)で目が覚めるのに、長男はいません。
母乳は出るのに、長男はいません。

なんでいないのだろう?

だれも理由が分かりません。

ツラくて悲しくて、朝も昼も夜も
ずっと泣いていました
。気が狂いそうでした。いえ、狂っていました。

◆産後の食事

私の状況を知っている人たちが、たくさんの食べ物を送ってくれました。

開けてみると台所に立てない私を気遣って、すぐに簡単に食べられるモノを入れてくれました。

生きることは、"食べること"。お腹だけはすごく空きます。もうお腹に長男はいないのだから、何も気にせず食べられます。生野菜でも刺身でも鰻でも。無我夢中でひたすら食べていました。

産後1ヶ月検診

◆通院


退院してから久しぶりに通院しました。旦那も一緒です。
この病院までの道は、お腹の中にいる長男と十数回通いました。いつも向かうときは、(元気だから大丈夫だよね。きっと順調ですと今日も言われるんだよね。)なんてうきうきしていました。

そのことを思い出して涙が溢れました。病院に到着するまでのおよそ1時間、泣いて泣いて泣き続けました。

到着すると、病院からの配慮で待ち時間なく、すぐに診察をしてくれました。

◆胎盤の検査結果


医師から、赤ちゃんの胎盤を検査しましたが、特に異常はみられなかったことを知らされました。

血液の流れは悪かったようですが、それは赤ちゃんが亡くなったからなったのか、否かの判断はできないとのことでした。
そもそも胎盤の血液の流れが悪ければ、妊娠9ヶ月まで順調に赤ちゃんが大きくなることはなかったとも。

◆診察


母体の回復は順調とのことでした。次の月経が来たらいつでも妊娠できると仰っていました。
医師「妊娠するなら、早いほうが良いよ」「年齢を重ねるとそれこそ、赤ちゃんの染色体異常の確率が上がるからね」と。

死産してまだ1ヶ月です。
次の妊娠と言われても、まだ長男がお空に逝ってしまったことを受け止めきれずにいます。他の誰でもなく、"長男が元気で産まれて欲しかった"とそればかりぐるぐる考えていました

医師としては、医学的な見解を話してくれたのでしょうが、簡単に言わないで欲しいと思いました。

その後は、旦那も交えて医師からの話がありました。
赤ちゃんの死因は分からないこと。
なにより第一子を元気に産んでいるので、
不育症は考えられないこと。
次の妊娠で死産する確率はゼロとは言いきれないが、かなり低いことなど

私が不安にならないように、医師自身も悩みながら、一生懸命私たちに話をしてくれていました。その気持ちが嬉しかったです。

~続きはコチラ~

▽記事紹介▽


この記事が参加している募集

#これからの家族のかたち

11,316件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?