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仮)たった2ヶ月で、漢検準一級に合格

ハローエブリワン!

一時、noteの世界から遠ざかっていたが、戻ってきた。
というのも、漢字検定の受験が終わったからだ。

いえーい。
試験後の解放感って、最高!!

さて今回は、仮)たった2ヶ月で漢字検定準一級に合格、を書こうと思う。

なぜ仮)をつけているかというと・・・結果が出ていないからだ(おい!)

でも自己採点の結果を見て、受かる気満々!(自信だけはある。)

遡ること8か月前の今年2月。
2級を受けたのだが、自己採点より10点マイナスだった(おいおい!)。

だが、受かった(^^)

今回も10点マイナスだとしても合格圏内なので大丈夫だろうと踏んでいる。これで落ちたら、皆さん盛大に笑ってやってほしい。
(・_・)

では、以下勉強記録を書き連ねようと思う。
4,000字以上になったので、お忙しい方は、コメント欄に「お疲れ」とだけ書いて、去ってね。

🌻🌻🌻

はじめに

いま私は、育児休業中である。
つまり、子どもがいて、お仕事は休業中だ。

子育てしながら、家事をし、運動もして、2ヶ月間漢字の勉強をしてきた(ちなみに英語の勉強もしている)。

子育てをしていると、自分の思い通りにならないことが山ほどある。だから1日何時間勉強できた!とか、そういう計算はできない。
子どもの様子を見ながら、5分とか10分とかの勉強を積み重ねてきた。つまり隙間勉強をしていたわけである。

そして、平日はワンオペであるが、休日は夫が育児のほぼ全てを担っている(押し付けているに近い?!)。

自分が健康でいること、そして家族が健康でいること、家族で協力し合って、家が回っていること、すべての条件が揃ってはじめて、私が”勉強する”ということを実現させている

つまり
何が言いたいかと言うと・・・
この記事を読んで、「育休中のパパやママが勉強するように促さないでほしい」ということである。

私は、自分の興味の赴くまま漢字を勉強した。上記の通り、色々な条件が揃ったからそれを叶えることができた。でもね、他の家庭が同じようにできるとは限らないと思う。

育休中の、本人が勉強したいのであれば、周りがサポートすれば良いと思う。でも、他人がそれを促すことはあってはならないと思うのだ。そこだけは、取り違えないようにお願いしたい。

産後のママ、そして、育児中のパパがもしこの記事を読んでくれていたなら、真似てみようではなくて、まずは寝てください。休んでください。健康第一です!とお伝えしたい。

その上で、参考になることが少しでもあるなら、と願っている。

続、はじめに

冒頭にも書いたが、私は只今育児休業中である。
つまり私の生活の中では、育児が第一優先だ。

そして、自分のことだけにフォーカスして言えば、

1に睡眠
2に運動
3に勉強

という優先順位をつけていた。

漢検を受験すると決めて、まず大事にしていたのは、「自分が健康でいること」である。そのためには、十分な睡眠とバランスの取れた食事、そして何より運動することが大事である。

つまり勉強と運動はセットだと思っている。

例えば、丸一日勉強できる日があったとする(そうそう無いが)。
そうしたら、10時間でも15時間でも勉強だけするのではなく、”運動”もするようにしていた。私の場合は、ホットヨガを1レッスン(1時間)受けていた。
そうすることで、レッスン前にやるべき勉強と、レッスン後にやるべき勉強をスケジュールに落とし、ケータイなんて触る暇無く、勉強に没頭。

つまり時間にメリハリをつけることができた。しかも運動することで心も体もリフレッシュすることができた。

限られた時間の中で、集中して勉強する方が、勉強の質が上がると思う。

なぜ漢字検定を受験するのか

なぜ漢字検定を受験するのか、であるが、大きく2つ理由がある。

・漢字が好きだから

幼少期から、漢字に魅力を感じている。
そもそも漢字のフォルムが好きで、止めやハライなどを意識して書くことも好きだ。実は、習字を数年習っていた経験もある。
高校では、漢文に虜になり、大得意だった。
そして大学では中国語を専攻していた(悉く忘れたが)。
1つ1つの漢字に、成り立ちがあり、その意味が1個~数個ある。漢字を見れば読めなくても、何となくその語句の意味が推測できることも魅力の一つだ。

・日本語の理解を深めたいから

私は、英語を勉強しているのだが、オンライン英会話をしていると「日本はどう?」と聞かれることが多い。私が日本人なので、日本の文化や歴史について、私がまさに日本代表のような気分で答えるのだが、自分が生まれ育ったはずの日本のことを説明できないことがある。

しかも日本にいるから日本語を話しているのだけど、日本語でも説明できないことがある。曖昧にしていたことが多いことに気づいた。これでは説明がつかない。
他国の人とコミュニケーションを取るときに日本語の理解を深めるべきだと思い始めた。
漢検の勉強を通じて、日本の文化や歴史を学ぶことができる。そもそも漢字のルーツは中国だ。なので中国の文化や歴史にも触れることがある。

それが、なにより楽しい。
四字熟語の勉強の時、特にそれを実感した。

問題集について

ここから、ようやく勉強方法の話である。
私は、たくさんの問題集をすれば良いとは思っていない。
効率的に勉強するためには、1冊を決めて、それを完璧にすることが大事だと思う。

私が決めた1冊は、こちら↓

ナツメ社「史上最強の漢検マスター準一級問題集」である。

これを9周した。

ええ、9周である。(自分でもやりこみすぎてキモイと思っている)

1ページ目から解くのではなく、四字熟語→故事成語→対義語・類義語→書き→読みの順番で解いた。なぜなら四字熟語が覚えるまで一番時間がかかるからだ。そして故事成語も意味を理解しながら解き進めて行った。

・1~2周目

読むだけ。
書かない。
ひたすら読み込む。
なぜかと言うと、単純に知らない漢字や語句が多いからだ。
とにかく読んで覚える。

・3周目~

書き問題は、書いて覚えた。
3周目と4周目は10日間ずつかけた。

・5周目~

間違ったヶ所は、メモしておいて、翌日それを解いてから、当日分を進めるようにしていた。
5周目からは、1周するのに7日間かけた。

するとどうでしょう。

・8周目~
3日で1周できるようになった。
そう、すべての答えが頭の中にあるので、短い時間で正解を出せるようになるのが楽しい、そんな感覚だった。

書いて書いて書きまくったので、ノート5冊使いきった。

ナツメ社「史上最強の漢検マスター準一級問題集」を5周したところで、模擬試験を解き始めた。
解くと、間違うことに気づき、もっと1冊を極めようと思うことができた。

昔買ったので、出版年度が古いのはご愛敬。

この成美堂出版の「本試験型漢字検定試験問題集」は、18回分の模擬試験が収録されているので、十分な問題数を解くことができる。2周する頃には8~9割の得点が取れるようになったので、あとは間違えたところだけ確認した。

問題集のおまけ

こちらの問題集も古いのはご愛敬。

受験本番2週間ほど前になると、今まで勉強した問題集に飽きてきた。なので腕試しで、成美堂出版の「頻出度順漢字検定問題集」を解いてみた。

するとどうでしょう。
9割解けるではないか。

気を良くした私は、その後、間違えたところだけを復習して、この問題集は終えた。

ユーキャンの「ステップアップ問題集」は、四字熟語の部分だけを解いた

四字熟語の意味が書いてあり、それに当てはまる四字熟語を回答する練習ができて良かった。四字熟語1つ取っても、本来の意味から派生した意味まで色々あるので、問題集によってその意味の解釈が異なっている。どの意味であっても解けるようにできたことは、本番に役立った。

必須アイテムについて

35歳にしてやっと、辞典の面白さに目覚めた!もはや読み物として読んだ!

漢字検定2級から愛用し始めたのが、この公益財団法人日本漢字能力検定協会の「四字熟語辞典」だ。漢検を受けるなら必須アイテムだと思っている。

四字熟語は、配点が多い箇所なのだ。200点満点中30点を占めている。なので、絶対に落としたくないと言う強い気持ちで勉強していた。

この辞典は、漢検準一級に出る漢字が分かるようになっている。その目印を見ながら、辞書を読んでいた。

また、問題集を解く中で、初見の四字熟語や、意味が思い浮かばない四字熟語に出会ったら、すぐに辞書を引いていた

この辞典の良いところは、四字熟語の意味だけでなく、成り立ちのストーリーが書いてあるので、読み物として楽しい。それだけでなく、そのストーリーを覚えていたら漢字を思い浮かべることができるのだ。

数百の四字熟語を完璧に覚えるには、この辞典が必要だと思う。

最後に

ここまでの長文にお付き合いいただけた方々に感謝を伝えたい。

私は普段、英語を勉強していて、英文を発信しているので、漢検に費やす時間があるなら、英語を勉強したら良いのに、と思った方もいるのではないかと思う。

ええ、実は私自身もそう思う。

(・_・)?

漢検の勉強をしながら、何度も自分に「なにやってんの?」とツッコミを入れていた。世間一般として、漢検より英検の方が評価が高いと感じるからだ。

もしこの記事を読みながら、「漢検と英検、どっちを受験しようか?」と悩まれている方がいるなら、ぜひ英検にチャレンジして欲しいと願う。

漢検は、2級レベルで十分日常生活に活かすことができる。準一級に合格したからといって、私は新聞記者でもアナウンサーでもなければ日本語教師でもないので、日常に活かす場面は少ないと思う。

でもね、好きなことだから勉強できたのだと思う。
好きなことは、苦しくない、むしろ楽しい。

好奇心に従って、がむしゃらに勉強してみる、そんな時が人生に1度あっても良いじゃないかと思うのだ。

母国語である日本語を極めることは、英語表現の幅を広げることにもつながるとも思っている。皆「英語を勉強することが大事だ!」と言うけれど、まずは母国語では?と思うのだ。



受験本番後は、やり切った解放感でいっぱいだ。

翌日、役所から電話が入った。

”お子さんの保育園が決まりました”

(・_・)青天霹靂(・_・)

これから半年くらいは育休中を想定していたので、ゆっくり英語の勉強に没頭しようなんて悠長なことを考えてきたが、それは仕事をしながらになりそうだ。(保育園が決まったことについては、安堵している)

漢検受験後に、仕事復帰の目途が立って良かった。
杓子果報(しゃくしかほう)と思うことにする。(無理やり四字熟語を使ってみた。意味は調べてね♥️)

という訳で、漢検準一級を終えて清々しい気分で、仕事復帰に向けて準備しようと思う。

最後に、勉強しようと思っているけど、なかなか思うように進まない方に、漢検準一級を勉強していて、好きになった言葉を送ろうと思う。
「水到渠成(すいとうきょせい)」。

HAVE A GOOD DAY!

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