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カフェ開業までに必要な手続きアレコレ

ひとりカフェ開業から、年収1,000万を超えるまでの11年の軌跡を綴っています。

開業までに、必須の手続きを、忘れてはいけません。(開業できませんから。)

食品衛生責任者の資格を取得


飲食店開業に必要な資格で、1日講習に出れば取得できます。
開業予定の有り無しは関係なく取得できるので、
私は会社員時代に受講しました。
開店準備で忙しくなる前に、早めに取っておくと安心です。
※ちなみに、調理師免許を持っている人は不要です

内装工事中にできる準備は全て終わらせる

店舗物件を契約した瞬間から、家賃が発生します。

内装工事が終わったら、最速でオープンできるよう
「一刻も無駄にはできない!」
という気持ちで、できる準備をどんどん進めていきます。

設計士さんとの打ち合わせを、毎週重ねながら、
フローリングの素材や色、壁紙の種類、ファザードのペンキの色など、
必要なことを決めていき、内装工事がどんどん進んでいきます。

厨房機器を選んだり、店舗用家具屋さんにてテーブルやイスを購入。
河童橋で製菓道具一式を揃え、こだわりの食器たちも購入。
自宅で、お菓子の試作や練習をし、
紅茶カフェですから、たくさんの紅茶サンプルを試飲して、仕入れる茶葉を選定。
ショップカードや、近所に配るチラシも作成。
ホームセンターに行き、掃除道具や洗剤など日用品も買っておきました。
このころ、自宅は段ボールだらけ。

内装工事が終わり、厨房機器を設置してもらったら、いよいよ鍵の引き渡し。

注文しておいた店舗用家具が搬入され、
食器類や必要な備品を運び入れたら、
一気にお店感が出ます。

消防検査を受ける


シャッターが下りるか、厨房内に燃える素材のものが無いか、
非常口の確認などの、消防検査を受けます。

また、別日には研修を受けて、証明書代わりに緑色の消防手帳を取得します。

ひとりカフェの場合は、研修のためにお店を休まなくてはならないので、
受講するのは、代理人でも構いません。
ちなみに、私は母に頼みました。

「営業許可」を取得


これがないと、営業ができません。
お店の場所によって、申請できる保健所が異なりますので、
行く前に調べましょう。

(ワタクシ、意気揚々と申請に行ったら、
「ここじゃないよ」と別の保健所へ誘導され、
慌ててバスで移動し、受付時間ギリギリに滑り込み。。)

私は、イートイン営業の他、いずれお菓子の販売もしたかったので、
「菓子製造」「喫茶店営業」のふたつの許可を取得。

自分のお店に、何の許可が必要か、保健所の担当者さんに相談できます。

営業許可の申請書類を提出したら、
保健所の担当者が、実際にお店に来て、手洗い器があるか、
可動式ではないハンドソープディスペンサーがあるか、
2層シンクがあるか、食器棚は扉が閉まるか、
など、いくつもの項目をチェック。

指摘事項があれば、次回の再チェック時までに改善しておき、
そこでOKが出たら、営業許可書を発行してくれます。

これで、晴れて営業ができます。

再チェックから、許可書の発行までに1週間くらいかかったでしょうか。

営業開始日が決まっていても、
もし許可書の発行が間に合わなかった場合、
営業ができなくなるので、カツカツのスケジュールは避けた方が無難です。

さて、次回は、いよいよプレオープンのお話です。

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