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出産のため、長期休業へ

開店当初は、お客さんが1日1〜2名の日もザラで、潰れかけたところから、
年収1,000万を稼げるようになるまでの、
11年の軌跡を綴っています。

開店3年目、9年前のお話です。



産後2ヶ月の時期に、都心の百貨店催事への出産が決まっていたので、

出産予定日の2週間くらい前に、
計画出産をすることにし、
その3日前までお店をオープンしていました。

以前にも書きましたが、
自営業者には、産休、育休制度は無く、
休めば休むほど赤字になるだけ。

ギリギリ赤字ではない状態だったので、
なるべく休みたくなかったのです。

当時、週6日営業だったので、休みは週1日。
その休みに、保活で、役所や保育園見学にまわったり、
出産が近づくにつれ、健診が毎週だったので、
最後の数ヶ月は、ほぼ休みなし。

お店の方はというと、SNSで、
『出産のため、しばらくお休みします』
と告知していたので、
休業前は、ありがたいことに、
たくさんのお来さまが来てくださり、
毎日が日曜日のような忙しさ。

お腹の大きい妊婦が、
平日はひとりでお店をまわしていたので、
お待たせしてしまったと思いますが、
急かす方はおらず、
お手伝いしてくださるお客様もいて、
優しい雰囲気に、お店が包まれていました。

計画出産の3日前に、休業に入り、
「明日は休みだー!」
と意気揚々と、
美容院や、買い物やらに出かけたり、
夫婦でステーキを食べに行きました。

予定通り、前日入院し、トラブルなく出産。
産後の回復が早いと言われる無痛分娩です。

産後5日間の入院中は、
母子別室で、ベッド生活だったので、
本を読んだり、PCを持ち込み、
お店のブログを書いたりしながら、
ゆっくり身体を休めました。

ネットショップで注文が入ってたので、
退院翌日に、店に行って発送作業をしたら、
ひどい頭痛に襲われたりしましたが、

それ以外は、
1ヶ月は、自宅でゆっくり過ごそうと決めてたので、日中は、新生児と2人きりの日々。

お店をオープンしてからの2年半は、
毎日お店のことばかり考え、
売上をあげなければ、
潰さないようにしなければ、
と、経営本を読み漁り、
365日、休みなく自分を追い込んでいたので、

赤ちゃんと過ごす自宅での1ヶ月は、
「あ、お店に行かなくていいんだ…」と。

店を始めて以来、一番のんびり過ごせた、
穏やかな時間だったように思います。

そして、産後2ヶ月目へ。

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