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歴史家ダリル・クーパーの指摘

イーロン・マスク氏が『とても面白い!』と言っていた、タッカー・カールソンと歴史家ダリル・クーパーとの対談の中から特に印象深かった一部を紹介したい。

ダリル・クーパーは、国防総省に勤務していた人物で、今はボッド・キャストを中心に活躍している。
特に専門的なキャリアがあるわけではないが、多くの本を読む事で身に着けた知識を独自の切り口で解釈する事に定評がある。
国防総省に勤めていたとはいえ、専門的なキャリアがない人物を信用して良いのかと疑問に思われるかもしれない。
実はその専門的キャリアというものが怪しい時代に俺たちはいると、私は考えている。アカデミックな世界では、大学教授に気に入られないと、助教授や准教授にさえなれないし、大学における学部会の教授たちに気に入られないと大学教授の椅子は基本的には得ることはできない。
非常に言論弾圧された世界なのだ。
このような世界から、今までの常識を打ち破る理論など産まれるだろうか?
実は私が尊敬する多くの方々が、通常とは異なるルートで名をあげた方々だ。例えば日本最強の政治経済評論家だった長谷川慶太郎は、大阪大学工学部出身だし、左傾化する日本の中で正しい歴史認識を叫び続けた渡部昇一も上智大学の英文科教授だった。古代史で新しい推察を掲げる田中英道も専門はフランス・イタリア美術史だ。また、ハイエクも博士号を取ったのは法学と政治学であり、経済の学位は持っていない。このように日本だけでなく、世界においても専門以外の分野から参入した者の方が、シガラミの無い、より自由な立場で発言していて非常に面白い。
思えば、アインシュタインも、特殊相対性理論を提唱した時、ドイツ・ベルリンの単なる特許庁職員だった。
だから、このダリル・クーパーなる人物が、どのような者かもキャリアではなく、あくまでも彼の主張から判断すべきと思う。

タッカー・カールソンと歴史家ダリル・クーパーとの対談は2時間を超えるものだった。この2時間の対談の中から印象に残った個所をいくつか紹介したい。

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