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次男とカミキリムシ

虫が苦手な方逃げてください。



長男が4歳、虫ブームの頃、次男誕生。
2020年=コロナ元年。


3密無縁で遊べる昆虫たちに
私もだいぶ助けてもらいました。


物心ついたときから
近くに虫がいた次男。
現在4歳。
虫はお手のものでして。

火曜日、私は仕事が遅い日
祖母と帰宅途中に道端の草むらで
見つけたのが写真のカミキリムシです。

草むらに同じ虫がいても
祖母が立ち止まってくれなければ
見つけられなかった虫。

祖母にありがとうを伝えました。
「せみいないかな?と探していなくてね。
今日はバッタもいないね、って歩いてたの。
次男の粘り勝ちだね」と。

長男が虫と戯れ始めた当初。
私は「そんなことしたらかわいそう」
「ちょっと遊んだらお外に戻そう」
そんな声かけをしていました。

しかしまぁ、
そんな話は聞いているのかいないのか。
やりたい放題。


私はもう一度考えた。
「捕まった虫が悪いのでは?」と。
世の中自分の意志の通りに実験できるものって
あるようでない。

そこから、やってみて、感じたり
学ぶことって多いのでは?

よし、我が家に来た虫たちは
「息子たちに捕まったのが運の尽き」と
考えることにしよう。

そう決めたのです。

長男は、
そのうち自分で学びまして。 
節度を持って遊べます。

次男はこれから自分で学ぶところです。
きっと。

そういうわけで、
次男の希望で
カブトムシゼリーを与えて
飼育することになりました。

そんなカミキリムシ。

今朝早起きした次男が飼育箱見て
「寝てる」と。

こ、これは天に召されたか…
と思いましたが
かろうじてピクピクしていました。

それを見た次男
「寝てるんだよ、きっと。
死んだふりかも。
土減ってるから入れてあげよ!」


短い時間と知りつつも
次男が納得するならと
土をかえてあげました。


生まれた時から兄がいる生活。

自分のもの、だったカミキリムシ。
仲良しだったんだな、と。


たった4日家にいただけですが
私まで切なくなりました。

情が湧くってやつですね。



梅雨が明けたら
今年は次男メインでカブトムシ探しにいこう。

虫たちよ、
今年も子どもたちに
大切なことを教えてください。



ちなみによく
「お母さんは虫平気なんですか?」と聞かれますが
普通です。
苦手でもないけど好きでもない。
でもYouTubeより優等生だな、と。



読んでいただきありがとうございました。

夏はもうすぐそこですね。


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