見出し画像

息子を箱にいれたい

こんばんわ。


本当は息子を箱に入れておきたいという話です。

え?なんのこっちゃ?

えっとですね。


私元々子どもが好きで、小児科の看護師がやりたくて10年以上働いてました。

結婚して大切な人との子どもを育ててみたくて。
でもなかなか恵まれず
不妊治療してました。

通院開始から、妊娠まで1年半。
途中生きられなくてお別れした命もありました。


そんな中、妊娠できて育ってくれた長男。


妊娠中も大事だから不安で。
生まれてきて、自分の顔のすぐ横に
彼がきた時。

今までにないくらい、心がポカポカした。

あれから8年。


彼は
ADHDとLDという特性がある。

特性によって苦手なことはフォローする方法や道具やサポーターを探してゆく。

それ以外は彼の自由に。

そう思って育てていて。

公園ブーム。

この前一緒に遊んだ子とのいざこざがあって。
学校に報告はした。
長男は小さくて足も早くない。
鬼ごっこで鬼にされてる回数多かったり、
同級生の口調がきつかったり
する気がする。

親の思い過ごしかもしれないけど。

なのに、彼は「公園に行きたい」という。

毎日のタスクと彼の公園に行きたいという強い衝動。

何が正解なのか。
そのことを最近よく考える。


そしたら気づいた。

こんなに大事なものを外に出しているから苦しいのだ。

箱に入れたいほど愛しい。
箱入り息子にしてしまいたい。
いじめられるのは見たくない。
友だちとトラブルでターゲットになるのも嫌。

それほど、彼を大事に思っているから
苦しいのだと。

よく恋愛で
「愛すると失うのがこわいから」って聞いたけど
そんな感じ?

しかし、そうは問屋は降ろさないし、
友人関係に関しては人生の100本ノックも
必要だろう。


「あの子と遊ばないで」も
「公園なんて行かないでずっと家にいて」
も違う。

その葛藤が親を悩ませるのだ。


8年の道を振り返ると
妊娠期なんて楽だったなー。


違う人格の大切なものを、
親の思う色じゃなくて、そのものから湧き出る色を探して、社会で生活できるように染めること。


これから先のミッションはこんな感じなのかな。


この道のもっと先に立った時の私は
「8歳なんてちょろかった」。
そう言ってるのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?