見出し画像

《現代詩》理不尽ファクトリー

それは
古くさい価値観
既成概念に囚われた
先人達の意見のみ罷り通る
こちらの意見など完全スルー
ああ
理不尽ってこういうこと

自分本意の塊
偏見だらけ
依怙贔屓も高慢さも
死ぬまで治らない
パワハラ セクハラ モラハラ
当たり前
ああ
理不尽ってこういうこと

時間外労働エンドレス
過労死するまで気づかない
このままじゃ血を吐きそう
人を動かせないのに犠牲にするだけ

ああ なんて理不尽な
理不尽な理不尽。
滑稽な“人生の縮図”

「いうこときけなきゃ辞めなさい」
製造は継続中
「辞めたきゃ責任は負いません」
理不尽はまだまだ続きます

このままじゃ命落とします
誰か助けてほしい
このままじゃ最悪の事態になります
いずれ誰もいなくなるけど

見て見ぬふり
知ってて知らんぷり
教えてほしいのは
“正しい”労働?

生きるってなあに?
死ぬってなあに?
この世にいることすらわからなくなる

完全なる失意のループ
ふらふらと谷底へと堕ちてゆく
深く 深く
暗い闇の底へ行き着いたら…

「ノルマがあるから辞めさせません」
どこまでも継続中
「人手がないから辞めさせません」
まだまだ理不尽は終わりません

この世に蔓延る
偉大に見えるセオリー
そこから
逃げたって構わないだろう

自由を掴め!
声を上げろ!
解き放てばいい
今日は今日
明日は明日
変化を恐れるな
ぶち破れ

理不尽
なんて理不尽
理不尽な理不尽。

それを

ぶち破れ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?