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人から受けた言葉によって不安は軽減されるから。

今日はかかりつけの脳神経外科・内科に行った。
MRIを受け、脳みその断面図を見せてもらう前から医師に「大丈夫だね」と言われる。

脳動脈瘤も大きくなっていないし、脳はキレイです、とのこと。画像を見せてもらったが動脈瘤はあまりはっきりわからない位の大きさだった。破裂することはないね、とのたまう。
ホントか~?

約一年前のこと。工場に勤めていた時立ちくらみというよりかは一瞬だけど意識が遠のくような感覚に見舞われた。念のため家から一番近い総合病院で人生初めて脳ドックを受けた。すると脳の左下辺りに3㎜弱の脳動脈瘤があることが判明した。その病院の医師に「何でもっと早く脳ドックを受けないのか、いつから動脈瘤が出来たかわからないじゃないか、ストレスが関係するかって?誰だってストレスはあるんだよ!」
と一方的にまくし立てられ、ただでさえショックな結果で落ち込んでいるのに“今まで脳動脈瘤に気づかずにいたお前が悪い”と批判された気持ちになった。気が遠くなるようなめまいのことを訴えたが、よく小学校の朝礼で倒れるヤツいるだろ、それとおんなじだよ、と吐き捨てられた。嫌な気持ちで帰路に着く。

病院をかえた。確かに若い頃はもちろん50歳になるまで脳の検査を受けようと思ったことは一度もなかった。膵臓が奇形のためよく急性膵炎で入院していたが、内臓の手術も経験したことがないのに脳を切り裂いて動脈瘤が大きくなるのを防ぐ、、、などと考えるだけでも恐ろしい。それだけ未知の世界。セカンドオピニオンが大事だろうと思ったがその厳しい医師に打ち明けるのもためらわれる。勝手だとは思ったが次回の予約を取っていなかったため義母も通っている個人病院にしたのだった。

今担当している医師は患者を不安にさせない。MRIの画像が鮮明にコブを撮していないのにまあ、大丈夫でしょ、と軽くのたまう。ホントか!?と別の意味で不安になるが決して絶望的な不安ではない。大丈夫でないときはそう言うからと。何かあったらすぐ来なさいとのたまう。謎のめまいも自律神経が関係していると漢方薬を処方してくれた。

病は気から、とよくいわれるが実際に病気になってしまった場合医師などに威圧的に注意を受けてダメージを受けてしまうと治る病気もなかなか治らないんじゃないかと思うのだが。

くも膜下出血を経験しているミュージシャンの星野源が自分の担当医に手術してもらう時「この人(医師)だったらもし死んだとしても悔いはない」と思ったとエッセイで読んだ。そう思える医師に出会いたい。もし急患で運ばれた先でたまたま手が空いていたのがあの説教垂れる医師だったら、、、人生諦めも肝心だろうか。

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