J2 いわきFC

初めてnote投稿します。

最初で最後になるかもしれないし、また書くかもわからないですが、J3ーJ2の現在のいわきFCを観てきた思いを綴ります。

やや長文になりますので、お時間が許す時に読んで下さい。



【2022年シーズン J3】

いわきFCは2020シーズンにJFLを7位で終える以外は、ストレート昇格をしてきた。


そこには、若手選手(ルーキー)を中心としたフィジカル革命をベースとした、止まらない&倒れない躍動を90分間パフォーマンスし続ける、というコンセプトを貫く姿勢があった。

まさしく、いわきFCイズムと評されるものだ。


それが功を奏し、いわきFCはフィジカル革命を始めてからわずか6年でJリーグに初参入し、Jリーグ初年度に、圧倒的な結果を残しJ3優勝とJ2昇格を決めた。


J3の試合は、縦に速い攻撃やハイプレス、スプリント等の戦術があらゆるチームに対して有効に働き、34試合行い、23勝7分4敗と、安定的な強さを誇った。


ところで、私自身もサッカー経験者だが、もはや素人とほぼ変わらない意見しか言えないのが恥ずかしいが、

実は、J3時代の試合を観ている時に、いつも不安に感じる事があった。


それは、敗北の少なさと守備力の精度だった。

敗北が少ないというと、守備力が安定しているというプラスのイメージがあるが、


いわきFCの場合は、守備以上に攻撃に安定感があり、それがいわきFCの要であり、攻撃は最大の防御を体現していると感じていた。

悪く言えば、守備慣れしていない、というイメージだ。

それゆえに、いわきFCの敗北や失点シーンのほとんどは、圧倒的にやられたというものより、ミスからの失点が多く見受けられた。

しかし、得点力もあり、圧倒的な得点力がそれらをカバーしており、優勝&昇格を勝ち取った。



【新たなるステージ J2リーグ】

J3終了後のオフシーズンは、ファンサポーターにとっては、選手の移籍や契約満了、更新等の情報が飛び交い不安な時期ではあったが、

幸いなことに、ごく一部の主力の流出のみに留まり、大半のメンバーは更新となり、安堵したことを覚えている。


更に、高卒や大学生ルーキーを新加入選手として抱え、若さ大爆発のチームに磨きをかけた。


また、Jチームとしては異例の年内の鍛錬期トレーニングスタートは話題を呼び、来シーズンの活躍に大いに期待が膨らんだ。



【J2 開幕】


開幕戦は、いわきFCのホーム・新生いわきグリーンフィールドにて、昨シーズン共に昇格した藤枝MYFCと闘った。


しかし、ここからJ2初シーズンの厳しさを味わう事になる。


開幕戦早々、いわきFCは、前半に3失点を喫した。


昨シーズンのいわきFCの活躍をよく知る者であれば、これがどれほど衝撃的なことかは理解できるだろう。

昨シーズンの1試合の最高失点数は2点。

それをすでに超えていた。

後半に2点返し、失点も抑えるも、その後試合をコントロールできず、初戦を2-3で敗北とした。


その衝撃のまま、アウェイ水戸戦で2-2、ホーム山口戦で0-1、4節のアウェイ仙台戦で、1-0で初勝利。


正直、仙台戦の勝利は涙が出た。

2つの涙が流れた。

一つは、やっと勝利できたという、嬉し涙。

もう一つは、勝利にあれだけ近かったいわきFCの勝利がこんなに遠くなってしまったことに対する涙。


11節が終わり、3勝2分6敗。

正直、信じられない。

試合結果以上に、いわきFCがしているサッカーに対する自信がことごとく崩れてきている。


J3の時に感じいていた不安が、J2で顕著に表れている。

今までJ3で通用していた事が、J2では通用しない、という事は明らかだ。

いわきFCはやる事は一貫している。

それは素晴らしいことであり、中々貫けるものではないが、10節を過ぎ、中々結果がついてこない中で、

それを、今後どうやって打開していくのか、見守るしかない。


サッカーはスポーツであり、スポーツである以上、勝ち負けは必ずある。


誰もが勝利を目指して戦っている。

興行としても、自分の応援しているチームが勝利したり、強かったり、楽しいゲームをし続けているなら、自然とファンサポーターも増え、観客動員も伸びてくるだろう。


しかし、負け続けたり、同じような負け方や、理解に苦しむ方針や選択、残念なゲーム内容が続くと、

そのマイナスイメージを纏ってしまい、魅力を感じなくなってしまう事が危惧される。

実際に、昨年32節鹿児島戦や、J2開幕戦で4000人以上の観客動員があったのは、優勝にかかる試合であったり、去年大活躍した強いチーム、というイメージがあったから、応援したり、試合を観てみたいと興味を持ってくれた人たちがいたから達成できたと思っている。


今後、いわきFCのイメージ像が変化すると、今後の応援数や集客に影響が出てくることは必然であり、現在、ホーム戦でも2500にも届かない日は多い。


そのために、いわきFCやそのファンサポーターには何ができるのか?


先ずは、結果を出したり、更に魅力あるサッカーをしたり、勝敗以外での魅力あるコンテンツ作りや、

足を運びやすい、運びたくなる環境づくりを我々が少しづつ協力して行っていく事だと思う。


いわきFCのファンサポーターは、選手に対して優しく、親切でリスペクトをしている。

ネガティブさより、ポジティブを全面に出して応援している。

相手チームやサポーターに対してもフレンドリーで、優しく、リスペクトも多い。


とても素晴らしいと思う。


我々もいわきFCの一員として、プラスイメージを構築する大切なメンバーである。


チーム、ファンやサポーター同士もリスペクトし合い、苦楽を共にし、新しい景色をみんなで見たい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?