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大萩康司&Relatives 豪華メンバ―のコンサートは美音づくしでした

メディアでも度々登場の超人気ギタリスト大萩康司さんのコンサートがある!しかも、もの凄い豪華メンバ―と一緒に!

ピアニスト 河野 紘子さん、九響のコンマス原 雅道さん、新日本フィルで長年ファーストヴァイオリンを務められていた山本 のりこさんという、あっと驚く皆さんが勢ぞろい!一人ずつコンサートに行っていたら、時間も費用もケタ違いです😆💕

定員70名というサロンホールでの開催はレア中のレアで、長年のファンの方や初めてクラシックコンサートに足を運ばれた方もいっぱいでした。中には、来年の講演依頼をしにこられていた自治体関係者などなど、始まる前からワクワク感が半端なかったです。

大萩 康司さんのギターの美しさはヤバいデス!一度はこの生音を聴いてほしい!

たった一音で人の心をつかんで離さない、そんな特別な音楽家が存在します。大萩さんもあの音を奏でるギタリストでした。注目の一曲目は、特別に編曲された「さくら」。クラシックギターが奏でる日本の情景は、春まだ浅い日差しの中で音もなく、はらはらと舞う花びらのようでした。遠い昔に閉じ込めた思い出の箱が開いていくような、そんなノスタルジーにあふれた美しい音です。ギターの弦の余韻をじっくり味わった後の爆発的は拍手!ぐっとくる瞬間でした!

クラシックギターで一番好きな曲と言えば、「タンゴ・アン・スカイ」!大萩さんの音で聴けるなんて超ラッキーでした。想像以上の超絶技巧のオンパレード!ギターの奏法については全く分かりませんが、細かな指の動きはメリハリのきいたリズムを刻み、音の強弱を自在に操り、即興性の高い難曲を軽々とドラマティックに表現していく…グイグイとその世界観に引き込まれていきます。すごいです。

 九響コンマス 原 雅道さんとのデュオはなんとピアソラ🌹

原さんのヴァイオリンの音色をワクワクしながらお待ちしておりました!ギターとヴァイオリンのデュオを生演奏で聴く機会なんて、今までになかったーーっ!と始まる前から大興奮( ´艸`)最前列で心の中は大はしゃぎです。

颯爽とヴァイオリンをかまえた原さんの弓の毛はなんと黒!すでにかっこいいです。丁度、左手がよく見える席でしたので、その美しい指の運びがなんとも華麗でした。
曲の盛り上がりと一緒に絶妙にコントロールされた音量とギターの溶け合うような音…聴く側の感情が自然とピアソラの旋律に乗れるように演奏されていく様子は、一般的に言われている「クラシック音楽」の堅苦しさはなく、新しい音楽を浴びている心持ちになれました。不思議です…この一体感は今までに味わった事がない感覚でした。

それと、もう一つの収穫は、原さんのイケボが聴けた事です!演奏の前には曲の解説を必ずしていただけるのですが、とても聞きやすくて、いい声でした。音楽家の話す声は、あんまり聞ける機会がないんですよね。特にオーケストラに所属をされている方は少ないような気がします。お得でした😍

休憩の後は、山本 のりこさんのソロ!ピアノは河野 紘子さんです!

新日本フィルハーモニー交響楽団で第一ヴァイオリンを長年、務められていたヴァイオリニスト山本 のりこさんの音は、とにかく男前でカッコよさが際立つ演奏でした。「タンゴ・ジェラシー」…もう、この音しかないでしょう!というような音を迷いもなくビシッと発していく様子は、極上のエンターテインメントを観ているようでした。情熱的な音粒、情念が深ければ深いほど、悲しい美しさがあふれてくる、どうしようもないジェラシー。熱い色彩が強烈に印象に残る音です。ピアノの奏でる響きが、更にその景色を深く厚みのあるものに彩ってくれます。

恐るべしデュオです💖

ピアノソロの曲は、ドビュッシーの「月の光」!河野 紘子さんの余韻は、ほんとに綺麗なんです!

静かな水面に響くような旋律の「月の光」の音がゆっくりと会場を照らしていくようでした。なぜだか子守歌を聞いているような気持ちになり、心があたたかくなってくるのは不思議な感覚です。一つひとつの音が何かを語りかけてくるような、音の終わりがないように感じる余韻。小さく微かなピアノの音がさらに、その優しさを表現しているようでした。ぬくもりというか温度を感じる音色です。演奏する曲は同じでもピアニストによって、こんなに心に描く思いに違いが出るのか!卓越した技術と曲の解釈と、それを表現しきれる内面からくる情熱がストレートに味わえる演奏でした。

大萩 康司さんと河野 紘子さんの圧巻の「アランフェス協奏曲」!しびれました

このお二人の演奏を次に聴けるとしたら、間違いなく同じ曲をリクエストしたい!そう思えるほど凄まじい美しさでした。 
映画音楽などで知られる旋律は、ギターとピアノで全く別の物語りを紡ぎ始めます。青い水底に届く光のように、深く響いてくる音の繊細さは、言葉につくせないものがあります。慈愛に満ちたという言葉があっているのか分かりませんが、聴き終わった後に悲しみという傷の痛みを、またひとつ手放せたように思います。
鳴りやまない拍手に応える二人の音楽家は、ほんとに輝いていました✨
もう一度聴きたい!
どうかこの願いがいつか届く事を夢見ています。

アンコールは名曲メドレーで盛り上る

感動しっぱなしで大興奮のコンサート!超一流の音楽家のアンコールは、楽しくて素晴らしかった!原さんと山本さんのボーイングの綺麗な事!ギターとピアノの軽快なリズムに、このまま時間が止まれ~と思ってました!貴重なカルテットの音楽に出逢えた喜びに浸りながら最後の拍手を送っていました。約9年ぶりの公演だったそうで、貴重な機会に感謝しています。関係者の方々には、心より感謝申し上げます。人が奏でる楽器の音楽は、生きていく素晴らしさを実感させてくれます。生のコンサートはやっぱりいいです!


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準備中のホールを特別に撮影させていただきました!


選りすぐりの音楽家の公演がめじろ押しです!ひとよし森のホール


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