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夢の国で秘密の大冒険 〜11.逆ナン〜

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次に向かっているのはホーンテッドマンションだ。逆ナンしなきゃ逆ナンしなきゃと罰ゲームのことが頭によぎる。こんなところでカップルの男に逆ナンしたら私が幽霊にされちゃうんじゃないか不安で不安でいっぱいだった。私の歩みが遅いのを見て、彼はバイブのスイッチを入れる。ブルブルブル。「うぅ、ちゃんとやるから許して」彼にお願いした。「その方がやりやすいでしょ」と言い、止めてもらえずまた私は快感に襲われ出した。「早くしないと強くするから」脅迫され、私はターゲットを探した。

周りにはカップルはたくさんいる。女の子側が怖くなさそうなとこをターゲットにしようかと思ったが、見た目では判断つかないので、すぐに逆ナンできそうなメガネのオタクの男をターゲットにし、ホーンテッドマンションの列に並んだのを見て、そのすぐ後ろに並んだ。彼は遠くで見てるといい、一緒には来ないで離れたところに並んでいた。

切り裂かれたTシャツがローションで肌にぴたっとくっつき綺麗におっぱいの形が現れていて、下にはバイブを挿れた状態で貞操帯。こんな格好で1人にさせられるのが心細かった。1人でいると周りの視線を余計に感じ、それを面白がっている彼はバイブをリモコンで弄り続ける。恥ずかしすぎて爆発しそうだ。前に並んでいるターゲットのカップルは仲良さそうに話している。が、オタク男子のほうは、折り返しのたびに私の方をジロジロ見ているのがわかった。これならいける、絶対一回で成功させてやると強く意気込んでいた。チャンスは建物に入ってすぐの、列が崩れるところだ。そこで彼にくっついてなんとかして彼女と引き離して一緒に乗らないと。どういう作戦で行くか必死で考えた。

なにも思いつかないまま、建物に入っていった。こうなったらもう正面からぶつかってお願いしてやる、と意気込み、アニメーションが動きだし彼女がそちらを見ているのを確認して、突然彼に寄りかかった。「だ、大丈夫ですか?」オタク男子は優しく声をかけてくれた。「すみません」と謝った。「ずっと気になってたんですけど、なんでこんな格好なんですか?」オタク男子は尋ねてきた。「えっ、と、いろいろあって、、」弱々しい声で答えた。「透けてるし露出度高すぎだし変態さんなのかなって見てて思ってました」とオタク男子はいった。そっか、そういう風に見られてるんだと悟った。突然バイブが強くなった。すぐに異変に気づいたオタク男子は、「リモコンのおもちゃですか?すごいですね」と興味を示してきた。チャンスと思って「すごいですよ、話聞きます?」と答えた。アニメーションがもうすぐ終わりそうだったのでオタク男子は答える前に彼女を探している様子だった。少し遠くをみたら、なんと、彼がオタク男子の彼女と話しているのが見えた。一瞬イラっとしたが、私の逆ナンが成功するようにオタク男子の彼女の気を引いてくれてるのかと思い込んで、一気に押した。オタク男子の彼女を指しながら「他の男と話してる彼女さんより、変態な私といた方が面白くないですか?」と言うと、オタク男子は少し悲しそうな顔をして、小さく頷き、「なんかもう今更って感じだし、もうちょっとだけ話聞かせて」と言った。心の中でよっしゃー!!と思いつつ、オタク男子の彼女と彼が一緒にいるのを確認して、彼女さんにバレないようにオタク男子を連れて急ぎ乗り場に向かった。

続く

冷静に考えたらこんなシチュエーション絶対有り得ないですね笑
というか彼氏いなくてもディズニーでナンパはきつい笑笑

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