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国道371号と本山谷平井林道(和歌山県)

こんにちは、おくとです。
西へ向かうツーリングの一部ですが、書いてみたら内容が多くなったので記事を独立させました。

2023年10月末の走行記録です。

国道371号とは(串本町から田辺市へ)

途中で本山谷平井林道を挟み、串本町から田辺市へ通り抜ける国道です。

キャンプの積載ゆえ、あまり難しい道は避けたいのですが、ツーリングマップルによると「全面舗装」とのこと。

全面舗装なら、酷くても酷道439くらいだろうと意気揚々と走りましたが…

※途中から写真を撮る余裕が無かったため、googlemapのストリートビューを載せています。自分が走った時より道路状況は相当マシですが、何もないよりはいいかと。

1.国道371号(南端から北へ)

初めの方

目で見た通りの写真を撮るのは難しいですね。

山々は色づき始め、朝日に照らされています。走りやすい普通の道です。
ツーリングマップルのお勧めルートは伊達じゃないです。

終盤

ここまでは写真を撮る余裕がありました。

道幅は実質1車線、道路の真ん中にはコケが生えているなど、対向車に神経を使うなあといった感じの道です。

落石は比較的少なく、国道439には一歩及ばない、程よい酷道です。

2.本山谷平井林道

走った時期の違いかあまり伝わりませんね。

国道371号から分かれ、本命の林道区間です。
林道への分岐地点は、落ち葉で道が狭まっているだけで、それなりな舗装道路にしか見えませんでした。

少し楽になったかなと進んだところ…はい、舐めていました。

石はゴロゴロ、道路にコケは生え、両脇に広がるのは野生の世界。林道って感じがします。

そして、野生動物です。
もう完全に森林です。人間の世界ではありません。

シカに二頭遭遇、二回ほどイノシシの群れに道路を塞がれたりと、冷や汗ものです。
ゆっくり近づいたら逃げてくれたのですが、突進されて自走不能になる恐怖は相当なものです。

電波は入らず、対向車も来ない道、どんな野生動物が出てもおかしくない。とにかく早く走り抜けたい一心でした。ここで自走不能になると冗談抜きで詰みます。

峠の登り区間

一番荒れていた区間はストリートビューがありませんでした。
道の大部分が崩落している箇所があり、googlemapの車が走れなかったものと思われます。

森林を抜けると峠です。野生動物の危険は去って一安心と言いたいところですが、次は道が牙を剝きます。10%を超える急な登り道、舗装の上ではありますが、所によっては多数の落石で砂利道です。

更に、未舗装のボコボコの箇所があったり、道が半分崩れていたり。ブラインドカーブが多く、先の道路状況が見えないため、全く気が休まりません。

救いは、VストSXにとっては余裕な道であることです。
ハンドルが大きく取られることもなく、タイヤも大きく滑りません。

ブラインドカーブを抜けるたび、その先の道路状況にドキドキする心臓に悪い道でした。

峠から見た景色は良かったです。景色だけは。撮る余裕なんて全くありませんでしたが。

峠下り区間~林道超える

こちらはこのストリートビューと同じ感じだったかと。

峠の下りから、道路状況も登りと比べればマシになりました。
多数の落石、ほんの一部の陥没、崩落程度は続きますが、その程度ではもう何も感じません。

終わり際は渓流に沿います。道も良くなり、景色を楽しめます。

停めて撮らなかったことを後悔するくらいにはいいところでした。

3.国道371に戻って

まだまだ1車線道路と道路のコケが続きます。
峠を越えた自分には、この程度もう天国です。人里に戻ってきた感じがします。国道の看板を見ただけで安心感が湧いてきます。

途中でショベルカーを見かけます。人の文明です。自然界から帰ってきたのです。

人里へ 酷道区間終了

集落に入り、人間を見かけます。そこでようやく終わった感覚が湧いてきました。電波も入るようになり、もう完全に人間の世界です。

まだ少し1車線道路が続きます。対向車も何台かすれ違い、集落の規模の割には意外と交通量があります。

振り返って

キャンプ積載ゆえ、コケたらマズいという恐怖が先行し、景色の良い峠区間で写真を撮る余裕はありませんでした。

今振り返れば難しい場所は無く、危なげもなく抜けられたと思います。
しかし、そこに至るまでの道が長く、電波が届かない区間が長いうえ、野生動物も出ます。心臓に悪く、率先して使う道ではなさそうです。

あと、全面舗装ってなんですかね。確かに9割方舗装はされていましたが…




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