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コーヒーを飲んでも2秒で寝られる男

唐突ではあるが私マイトンの一日に摂取する水分の割合をグラフにしてみたので見てほしい。えいやー。

どうも カフェイン人間マイトンです #挨拶文を楽しもう

初めての場所で挨拶をかましてみたが、そんなことより圧倒的にコーヒーの摂取量が多い。

朝起きてドリップコーヒー1杯。
通勤時に1Lのボトルコーヒーを買って会社へ。(これで一日過ごす)
夜家族が寝てからnoteを書きつつドリップコーヒーを1杯。

これが在宅勤務の日ともなると一日5杯はコーヒーを淹れることになる。

なんなら夜中トイレに起きて喉が渇いた時。飲み残しのコーヒーがあれば軽く飲んで布団に入ることもしばしば。

ここまでくるとカフェイン中毒を超えてカフェイン不感症である。

体に良くないと思い一時期デカフェを試したこともあるが、結局普通のコーヒーに戻ってきたことを思うと体はしっかりカフェインを欲しているのだろう。となるとやはり中毒でもある。

こんな私の父もやはりカフェイン人間だった。


カフェイン人間で思い出したが、静岡にいた時代、TVのCMで『コンコルド人間』というのがあった。

『コンコルド♪ にんげん♪ 略してコンコルゲン♪ パヤパヤ♪』

住んでいた時はあまりによく聞くフレーズで何とも思わなかったが、コンコルドはパチ屋の名前で、コンコルド効果とは次のような意味である。

事業を続けても利益が見込めないにもかかわらず、それまでの大きな投資が無駄になることを惜しんで事業をやめられない状態になること。 超音速旅客機コンコルドの事業失敗が名前の由来です。 埋没費用(サンクコスト)効果とも言います。

パチンコ屋がこの名前を付けてることが怖すぎる



えと、とりあえず なんのはなしですか



あ、そう。うちはかなり経済的には厳しい家庭だったので、父親が贅沢をしているところは見たことがない。酒もやらなければ煙草もしない。ギャンブルなんてもってのほかだし、外で食事をとることもなかったと思う。靴下に穴が開いても縫って履くし、ヨーグルトは最後に牛乳を入れて残さず食べる。お風呂のお湯の量は腰の高さなので背中を底につけてなんとか肩まで浸かる必要があった。
あれ、どうしよう。貧乏ネタを書き始めたら止まらない。そして涙も止まらないや。


とにかくそんな父が唯一嗜好していたのがコーヒーだった。

父はとにかく濃いコーヒーが好きだった。ちゃんと豆から挽いた粉を規定量の2倍ほど入れて丁寧にドリップして飲んでいた。


私は小さい時から父が淹れるコーヒーの香りが大好きだった。

一度あの黒い液体を飲んでみたい。大人な香りのするあの飲み物を。

何度か一口飲みたいと言ってみたが、父の答えは「子供が飲むと脳が委縮するからあかん!」と言って飲ませてはくれなかった。


そんな私がコーヒーデビューしたのは高校一年生の時だった。

昔から絵を書くのが好きで美術の授業も大好きだった。美術のK先生はよく言えばロマンスグレー、すなわち白髪交じりの長髪をなびかせ、お世辞にも清潔とは言えない風貌だった。同級生からは汚らしいといった陰口を叩かれるような先生だったが、私からするといかにも芸術家な雰囲気があり、他の先生にはない大人の男の魅力を感じていた。

K先生はどこで知り合ったのかカザフスタン人の女性を呼んできて、半分の時間はその女性をモデルにデッサン、残りの半分は英会話の時間というこれまた独特の構成で授業をする。普段外国の方と交流がなかった私にとって非常に刺激的だった。

K先生に懐いていた私は、どういうきっかけかは覚えていないが放課後にも美術室で絵を教えてもらうようになっていた。
たまにカザフの女性も一緒になり、3人で話す穏やかな時間。
その時間を彩るのがコーヒーと外国のチョコレートだった。いや間違えた。チョッコレイトだった。

家ではコーヒー解禁令が出ていなかった私だが、期せずしてK先生が淹れてくれたコーヒーでデビューを迎えたのだ。あれは本当に美味しかった。確かに苦みはあったが、外国のあまーいチョッコレイトのおかげで苦みと甘さが口の中でほどよく調和する。油絵具の匂いが香る部屋も非日常なスパイスとなり、親から禁止されている禁断の飲み物を別の大人からご馳走になる、という状況がこれまた一段とコーヒーを美味く感じさせてくれた。


コーヒーには脳を委縮させるどころか集中力を上げる効果があるとされる。

大学の薬理学の実習でコーヒーを題材にダブルブラインド試験のデモンストレーションをやった。要はプラセボ効果について体験するのだ。

まず最初に計算問題をたくさんさせられる。
そのあと、それぞれコーヒーかデカフェが配られて、コーヒーには集中力を高める作用があると説明される。自分に配られたのがコーヒーかデカフェかは知らされない。配られたものを飲んでから再び計算問題を解く。

理想的な結果としては、コーヒーを飲んだ人は集中力が上がって計算の間違いが少なくなったりたくさん解けるようになる。プラセボ効果が出ればデカフェを飲んだ人も同じく計算の成績が上がる。

実際はどうだったか。

結果はデカフェがあまりに不味かったのでブラインド試験が成立しなかった。

この先生は同じ試験を毎年やっているのだ。きっとデカフェが不味かろうが試験が成立しなかろうが実習自体どうでもよかったのだ。

そして、そんないい加減な実習でも学生の間では結構盛り上がったから結果的にはよかったのだろう。




そんなことを考えながら今日もコーヒーをグイっと飲み干す。







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