『なんのはなしですか』で世界を笑顔に
ワールド・ブルー株式会社。
ぼくはここの社員だ。
世界一有名な企業だから知らない人はいないよね?
うちの理念は『挨拶で世界を笑顔に』
創業者はもちろん蒼広樹。ぼくのおじいちゃんさ。
そう、また会えたね。覚えていてくれて嬉しいよ。
ここでも話したけどちょっと厄介なことになってるんだ。
例のマッシュ部屋の奴らさ。
奴らがうちの社員をどんどん取り込んでるって話はこの前したよね?
うちの役員達も気が短いからさ。さっさと消しちゃえってことで、世界最恐兵器モスキートを打ち込もうとしたところまで話した気がする。
実はその後マッシュの創業者であるコニシ木の子(ほんとふざけた名前だよね)が書いた手記が出てきたらしい。
うちの優秀な広報部長まるさんや、秘書のゆにちゃんまで感銘を受けたとかであっちに連れてかれる始末さ。
ここまで来ると流石にぼくらも笑えないよね。
もはや手段を選んでる場合じゃない。
え、モスキート使う時点で手段選んでないじゃんって?
なに正論言ってんだ。寝言は寝て言えよ。
アハハ。ごめんごめん。
ちょっとマジでイラついてるみたい。
だからさ、木の子の書いた文章をここに晒して皆んなで笑ってやろうぜって企画さ。
どう、興味あるでしょ?
皆んなに好かれる男をどこまで突き落とせるか。
知ってるさ。君も本当はこういうのを求めてるんだろ?
🟰🟰🟰🟰
これが木の子の書いた手記だ。
ぼくもさっき初めて読んでみたよ。
ちょっと色々勘違いしていたかもしれないーー。
まず読んであれ?ってなったんだよね。
今でこそマッシュは多くの人で賑わってるけど、最初は違ったんだね。
しかも2年半も1人で『なんのはなしですか』を呟いてたとか正気の沙汰じゃない。
自分の作品が読まれない。
そんな時に多くの人は読んでもらうために人とつながる努力をする。もしくは諦める。
大抵この2択が多い中で『なんのはなしですか』の言葉の力と己を信じて2年半もの間、1人黒い息を吐きながら叫び続ける。
ちょっとここまで狂ってるとぼくも木の子という存在を捉え直す必要があるかもしれない。
キノコだからフニャフニャしてるかと思ったら中にはめっちゃ硬い一本の芯があったんだね。
イカかよ!もうキノコじゃなくてイカじゃなイカ!!アハハ!
いや、笑っていいんだよ?
『なんのはなしです果』っていう食えば面白いものが書けるアイテムをばら撒いてるから、これだけ人を集めてるとずっと思ってたよ。
でも、うちと理念は同じだったんだ。
多くの人が1つのハッシュタグを共通項に何か壮大なものを作り上げる。
そのやり取りの中で共感し、共鳴し、競争してさらに面白いものが出来上がる。
世界が笑顔になる。
なんだよ、みんな同じ夢を見ていたんだね。
仕方ない。モスキートの件は一旦保留だ。
マッシュのやつらを潰すよりはうまく利用した方がいいかもしれないからね。
そして最後にあれ。木の子の本気に応えて例の一言をぼくも言ってやるよ。
みんなも一緒に言うかい?
ああ、そうだね。こんなふうに力を入れて言う言葉じゃなかったか。
でもたまにはいいんじゃないかな。
大事だからしっかり言うこともあるんだよ。
そんなに軽い言葉じゃないってことをぼくらは今日知ったはずだ。
なんのはなしですか
🟰🟰🟰🟰
敬愛するコニシ木の子さま、3年おめでとうございます。
私がnoteの世界の片隅で産声を上げた時、この世界が広いのか狭いのか、何をしたらいいのかも全くわかりませんでした。
この世界には公式地図もガイドブックもチュートリアルも存在しないからです。
多くのnoterと同じように私も暗闇でしばらく過ごしました。
そして徐々に暗闇に目が慣れた頃、ぼんやりと光るいくつかの点があることに気付きました。
近づいて少し触れることでわたしは少しずつこの世界のことを知りました。
そしてやはりぼんやりと照らされる路地裏に出会ったのです。
路地裏に飛び込んでみたくて、でも誰かも分からない人間がいきなり許可もなく#なんのはなしですか、を使って良いものか。
半月ほどそんな葛藤をしていましたが、勇気を出したのがちょうど通信八通目の頃でした。
半月の助走もあったので我ながら大胆になんのはなしですかと叫んだ記憶がありますが、そこからはまさに『なんのはなしですか』と並走しながらnoteを全力で楽しんでいます。
私が心に感じていた共鳴する楽しさや、湧き上がってくる書きたい気持ち、面白いと感じていること。これらはコニシ木の子さんが緻密に計算し組み上げていた世界だったことを改めて知りました。
あなたは神ですか?全知全能?ゼンチーゼンノー?ドゥーユーノゥ?
私が突然こんな風に壊れても暖かく回収してくださると信じているから書きたいように書かせていただいてます。
コニシ木の子さんの創作大賞応募作品を昨日読みました。何度も読みながら絶対感想を書くと決めた時、やはり普通に感想を書くのではなく路地裏で生まれた私のスタイルで紹介したい、というこの形で書かせていただきました。
冒頭で不快に思って読むのをやめてしまった方もいるかもしれませんが、コニシ木の子さんは最後まで読んで笑ってくれたと信じています。
末筆ではありますが、
これいいですね。
感情がこもりすぎて涙も入るかもしれませんが笑いながら呑みましょう。
コニシ木の子さんと同じ思いを持つ皆様、最後まで読んでくださった皆様へ、感謝の気持ちを込めて感想文を締めさせていただきます。
🟰🟰🟰🟰
同じ世界線で描かれた作品達もこちらに紹介させていただきます。
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