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言葉とは、音楽のようなもの

鳥のさえずりのような、美しい声。

そう聞くと、
美しく可憐な女性が、優しく語りかけるように話している。
声を聴くだけで、胸が躍る。

もしかしたら、そんな声を持つ彼女に、恋をしてしまうかもしれない。

声とは、私たちがその人に対して思い浮かべるイメージを、固定してしまう。声とは、その人の生まれ持ったものだから、変えることはできないと思ってしまう。

…しかし、声は、いくらでも変えられるのだ。

不安な声、緊張している声、楽しく話している時の声、子供に語り掛ける声、恋人や好きな人に向けた声。

録音して、聞いてみてほしい。
驚くほどに、声に感情が乗っている。

いくら自信たっぷりに話していても、声を聞けばその人の感情や、思っていることがある程度わかってしまうのだ。
自信がありそうで、とても怖がっている声、なども。

生まれ持った声は変わらない。

でも、体をほぐすとか、メンタルケアだとか。
そういう、場面によって移り変わっていく自分の状態は変えられる。発声に不安があれば、声の出し方を変えてみる。

声とは、音楽なのだ。
ひと言、発すれば、自分の状態を全て自己紹介しているとも言われている。

言葉は、声に乗せるものだ。
発する言葉も大事だけれど、それ以上に声の方が、聞き手の印象を左右する。

言葉とは、その人が発声する音楽なのだ。



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