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幸福度が高い経営

この前スタークスの経営について考えていたら
「これはなかなかいいかもしれない」と思える考えに出会うことができた。

半分は備忘録になると思う。雑記になることを許してほしい。

私が考えたことは「幸福度が高い経営」についてだ。
先に結論を言ってしまうと、「失うことを厭わない経営」が、
実は幸福度の高い経営なのだと考えている。

永続するものなんてない

経営者には悩みが尽きない。
実際に私もスタークスを経営しているが、想い通りに行くことの方が少ない。

多くの経営者がきっとそうではないだろうか。

でも今ではこう思っている。
「永続する前提で考えているから悩むのではないか?」

ずっと利益を出してくれる事業は稀だろうし、
ずっと私と一緒に働いてくれる人も僅かだろうし、
お金だって使えば無くなっていく。

自分でも当たり前のことを書いているな、と感じます。

でも無意識に”永続する”と思ってしまうことが多い。

実際に私も、利益率の高いビジネスモデルを作ることができたら、
ずっと高い利率を維持して欲しいと思うし、
優秀なメンバーを採用できたら、ずっと自社で働いてほしい。

そう願うからこそ永続する前提で経営を組み立ててしまう。

でも現実は、事業も人もそう上手くはいかない。いずれ失うときが来る。(もちろん幸運に恵まれれば失わずに済むこともあるのかもしれない)

それでも失うものにフォーカスするか?

そう考えると「失うことを恐れた経営」というのは、
あまり適した考え方でないのではないか?

もちろん怖いのは分かる。
”恐れ”というには人間の本能的な感情だし、
実際に私も今まで色んなものを失ってきた。

しかも人間は一度手にしたものに対して、変に執着してしまうことだってある。そして変な執着を始めると、大抵良い方向には進まない。
多くは悪循環に陥ってしまう。

だからこそ「いずれ失うかもしれない」という負の感情にエネルギーを使うよりも「いずれ失うからこそ新しい価値を生み出す」というプラスの感情にエネルギーを使った方が、経営者も幸せになれると思っている。

実際に私も、今では新しいものを生み出すことにフォーカスしている。
多くの新しいビジネスのアイデアを考え、模索している。

そうするようになってから、実際に私の幸福度も上がった。
しかも思いついて試したビジネスが、良いビジネス・三方良しのビジネスであれば、お金も人材も顧客も自然と集まってくる。もっと良い会社を作ることができる。

そしてもちろん、そんな素晴らしいビジネスもいつか失う。
特に変化が激しい現代では、数十年前と比べると失うまでの速度も増した。

これからも世の中は変化し続けるだろう。
だから勇気を持って失うことを厭わないことも、今の時代に必要な経営の考え方だと思う。


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