イギリスで英系企業の仕事探しの記録(YMS)応募〜書類選考編

こんにちは!記事に目を通していただきありがとうございます。
今回は英系企業での仕事探しの記録を皆様に共有できたらと思います!
あくまで私の場合はこうだった、というお話なので、
他にも色々な方法や選択肢があると思いますが、
イギリスで英系企業に就職したい方のご参考になれば幸いです!

0. まえがき

私が仕事探しを始めた時、日本語での英系企業の就活に関する情報がほとんどなかったため、とても苦労しました。
比較的当たり前なことも書いてあるかもしれませんが、私のように「YMSでイギリスに来ていて、英系企業に就職をしたいが、海外で就活をするのが初めてで、日本でのキャリアもほぼない…」という方を中心に、ご参考にしていただければ、とても嬉しく思います!

1. 自己紹介

私は25歳でYMSビザでイギリスに滞在しています。
長期の海外経験は、大学学部時代の一年間のロンドン留学以外はありません。
日本での社会人経験は1年半です。ソフトウェアエンジニアとしては未経験でした。

2. 結果

まず結果からお伝えすると
期間:9月〜1月(4ヶ月)
応募総数:集計中(2、300社?)
面接した会社の数:10社
最終面接まで行った会社の数:3社
オファーをいただいた会社の数:2社
という結果となりました!

会社は大きさ的にはイギリス国内で20番には入るほど大きな企業で、職種は某システムの管理者で、会社でのトレーニング終了後ソフトウェアエンジニアへ移行する予定です。

3. なぜ日系ではなく英系企業にしたか

私は日系ではなく、英系の企業を中心に応募しました。
理由は、日系企業は
1. 給料の相場がイギリスの平均より低いところが多い
2. YMS終了後にスポンサーシップをしないところが多い
3. 自分のやりたいポジションの募集がそもそもない
が主な理由です。

4. どんな仕事に応募したか

ポジション名や、Job Description、Job Requirements内の内容、会社が、以下に当てはまる仕事に応募しました
※ただし、少し足りてない、少し条件を満たしてない場合は構わず応募しました。(Requirementsに書いてあっても採用担当者もそこまで厳密には確認していませんでした)
※ リクルートエージェントが出している求人は全く②や③に当てはまらない募集にも応募しました。
リクルーターによっては、メッセージや電話でコンタクトを取った後、自分のプロファイルに合う企業を紹介してくれることが多々ありましたので、リクルータと連絡先を交換するチャンスだと思ってたくさん応募しました。

① 前職までに経験したことに関連がある

私は前職で某システムの管理などをしていたので、そのシステムの管理者のポジションに応募しました。

② 給料がポジションが妥当である(高すぎず、低すぎず)

例えば自分の経験年数は1.5年なので、その場合のロンドンで某システムの管理者の給料は£?0,000/年が妥当であったので、£?0,000前後の求人に応募しました。
給料はこちらなどで検索したり、現地イギリスのリクルーターに相場を聞いたりして確認しました。
面接などでも給料の額を聞かれたので調べておいてよかったです。

ポジションは経験が5年以上の場合はSenior、経験が2年くらいからはJunior、未経験はGraduateやEntryなどと書かれていることが多いので、自分はJuniorを中心に応募しましたが、必ずしも書かれているわけではない上に、はっきりとした定義があるわけではないのでJuniorと書かれていてもGraduateやEntryレベルの求人もありました。

③ 求められている経験年数・資格がある

Job Requirementsに?年以上の経験必須などと書かれていることがあります
それが自分の経験年数に近いところを応募していきました。
(私は1年半しか経験がないですが、2年以上と書いてあるとこに応募しても面接通ったので、少し足りていないのは許容範囲だと思います)

また、資格については、こちらもRequirementsに必須項目として書いてある場合があります。
例えばインフラエンジニアの場合CiscoやAWSなどの資格が、会計系だとACCAやCIMAなどの資格が必須と書かれている場合があります。
こちらも必須と書いてありながら、資格を持っていないにも関わらず書類選考に通った例もありますので、絶対ではないと思います。
エージェントに資格について聞かれた場合は現在資格取得に向けて勉強中である旨を伝えていました。

④ 会社がVISAスポンサーシップが可能企業である

これはpermanentのポジションを応募する人や、YMS終了後もイギリスに残りたい方向けですが、会社がそもそもスポンサーシップを行えるライセンスを持っていない企業は、期限付きのビザしかない場合断られる可能性が高いです。
以下で応募する企業がスポンサーシップを行えるかを調べることができます

特に大企業はスポンサーシップをしてくれる可能性がより高いので、その点も加味して企業を選定しました。
実際、応募時はNPO含め、大小さまざまな企業に応募しましたが、選考に通過した会社はほとんどある程度大きい会社でした。
名前を知っている大企業などは選考が厳しいと思っていたので、躊躇していましたが、後半はむしろ積極的に応募しました。

⑤ 専門的/ニッチな職種である

専門的またはニッチな職種はそれだけ応募が少ないため、重宝されると思います。また、専門的またはニッチな職種はジェネラルなポジションに比べて給料も平均的に高い傾向にある場合が多いと思います。

⑥技術的である

技術的な職種は、外国人へも門戸が広く開かれている印象があります。

5. どうやって仕事を探したか

① Indeed

自分の応募したいポジションや関連するキーワードを入力し、Indeedで検索しました。
おそらく半数近くIndeedから応募しました。

② LinkedIn

LinkedInでも自分の応募したいポジションや関連するキーワードを入力し、検索して求人を見つけていました。
おそらく4割近くはLinkeInから応募しました。

また、Open to Workに設定し、LinkedInのプロフィールをしっかりと入力すると、現地のリクルーターからメッセージが来るので、そのリクルーター経由で紹介してもらうことも多くありました。
私の場合は、Open to Workに設定をしてからすぐに連絡がきたのは1人、一ヶ月後が1人、二ヶ月後が3人です。

③ 現地のリクルーター

上述のLinkedInのメッセージ機能を通してだけではなく、リクルートエージェントが出しているLinkedInやIndeedの求人に応募すると、リクルーターからメッセージや電話をもらい、応募したポジションだけでなく、自分のプロファイルに合う企業を紹介してくれました。
私の場合は、合計10人~15人のリクルーターから電話やメッセージをもらいましたが、
合計10件以上紹介してもらい、面接まで通してくれたりということもありました。
しかし、私の場合は、早く仕事が欲しかったので、リクルーターはあまり頼らずに、自分でたくさん応募しました。

④ その他

その他、GlassdoorJobleads、またCV Libraryなども利用しました。

6. 工夫したこと

以下に私が工夫したことを載せていますが、必ずしも全ての人にとって有効であるとは限らないと思うので、参考までに

① 応募ポジションに関連のある内容をシンプルにまとめる

CVは応募ポジションに関連のある内容のみに絞るように工夫しました。(なので、応募したいポジションや職種が複数ある場合は、CVを複数用意すると効果があるかもしれません)

また、CVは1ページに抑え、なるべく簡潔に箇条書きを用いたり、シンプルにしました。

テンプレートに「スキル」や「言語」、「趣味」欄があっても、もし応募職種に必要がない場合は項目ごと削除しました。

② 具体的なプロジェクトについて書く

CVの職歴欄には、自分が携わったプロジェクトについて具体的に書くと効果的だと思います。

③ 英語名を使う&日本への言及を避ける

私の名前は英語圏では発音が難しいため、下の名前は英語名を使用しました。
リーガルネームを入力しなければない場合は、本名を入力し、プレファードネームに英語名を入力しました。

また、私の職種は日本人であることが特に有利ではないため、言語に日本語と記載したり、大学や会社の所在地であった東京といった記載を削除しました。

④強い動詞(?)を使う

(こういう言い方であってるかわりませんが)弱い動詞ではなく強い動詞(completeではなくaccomplish)を使うなど意識しました。

⑤ Cover Letterは使い回し

Cover Letterは全て読まれるわけではないとリクルーターから伺ったので、ネット上で見つけたテンプレートをもとに作成して、会社名のところだけ変更して使いまわしていました。

7. あとがき

ここまで読んでくださった方ありがとうございます。

私は実は、渡英して最初の三ヶ月は100社以上に応募しても一社も書類選考を通過しませんでした。
仕事探しはやはりタイミングがかなり大きいと思いますので、英系企業で仕事探しをする方は諦めずに頑張ってください!

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