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87歳の老老介護のある日。

母がベッドから転落。畳に身体を強打。

連絡を受けた兄の前では、大丈夫と言って、痛みを我慢。
父に夜、強い痛みを訴え、翌日デイケアでお世話になってる併設のクリニック受診。

左鎖骨骨折。第2.3.4鎖骨骨折。
そのまま緊急ショートステイ入所しました。

先週、母と手を繋いで写真を撮った日に母の部屋の片付けをしました。

出しっぱなしの衣類や、着ない服、引き出しに取り出しやすいように整理して把握していたので入所のために荷造りはすぐに出来ました。

怪我をしているので、前開きのブラウスやカーディガン。下着、パジャマ。複数枚、用意することから、イオンに買いに行きました。

シニアの洋服売り場の店員さんに、前開きのブラウスのあるところを聞いて、案内してもらいました。

さらりと、母の状況、緊急入所になったことを話し、一緒にブラウスを、探してくださいました。

最後に私に、店員さんが、

ご自分のことも大切にして下さいね。

どうかご無理をなさらないで下さいね。

声をかけて深いお辞儀をしてくださいました。鼻がツンとして、涙が出て、ありがとうの言葉の「、、、とう」しか言えませんでした。

翌日、施設に入所手続きに父と行き、父の気丈な態度と、

「夜、布団を自分でかけられないから、かけてあげて欲しい」と、伝えていました。

横で頷きながら、契約書に書く整った字を見ていました。父は、母の介護をやってきています。誰よりも母のことを知っています。

老老介護。子ども達に迷惑はかけたくない気持ちが強くて、転んだりしたことを内緒にしたり。やっと最近は、ケアマネさんから連絡が入る前に、兄へ連絡することができるようになりました。

コロナ対策で面会禁止。夕方の3つの時間帯の15分間だけ、ビデオ通話を予約できます。様子が聞きたい時は、施設に電話をすると、聞けます。公衆電話から母が電話をかけることも出来ます。ただ携帯電話は、持ち込み禁止。怪我の痛みが落ち着いてきたら、公衆電話もかけれるようになるかなって思っています。

今日の夕方、様子を聞きたくて施設に電話をしました。夜、痛くて眠れないので、痛み止めと胃腸薬を服用したそうです。

夜中の2時と3時に2回

「おとうさん‼️おかあさん‼️どこ❓」

と大声泣いて、叫んだそうです。

看護婦さんが話を聞いて、落ち着いて、朝まで眠り、昼間は同室の人と話をしたり過ごしているとのこと。

夜は不安な気持ちやまだ慣れていないから、混乱している様子だと教えていただきました。

この話を父にしたら、泣いちゃうな。

かわいそうに、かわいそうにって。

だから父には言えませんでした。

今日ね、入所して初めてのビデオ通話の日です。

2名までなので、兄と父が行きます。

夜、泣いて大声を出した話を知るのかな。

ぎゅっと、締め付けられる気持ちになります。

また会える日が来ると信じてる。根拠のない自信で保てる気持ち。「大丈夫、大丈夫🙆‍♀️。」沢山言ってる。泣けたらいいのに、案外泣けないもんだなって。人のことならすぐに泣けるのにね。

今日という日が誰にとっても、光放つ1日になるね。がんばろう。

最後まで読んでいただきありがとうございます😊

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