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休むってなんだろう

私は今、絶賛長期休暇中である。

休職中なので当たり前と言えば当たり前なのだが、やらなければならないことは意外に多い。家事は無論、施設に入っている母からおつかいを頼まれたり、市役所やその他公的機関に行かなければならない用事だってある。

これがまた、負担大なのである。

仕事をしていた時はどうやってそんな諸々の用事をこなす時間を捻出していたんだろう、今それらの日々を思い返してみて思う。おそらく、というか間違いなく、余暇の時間をそれらの用事をこなす時間に充てていた。

おかげでいつも心が休まらず、常に脳みそがフル回転している状態が続いてしまった。そしてそのツケは休日ではなく仕事をしている時間に現れてしまった、という訳である。

さて、そこで本題に入ろう。
「休む」とはどういうことなんだろうか。

つい先ほど、茂木健一郎さんの『最強の休み方』という記事を読んだ。茂木さん曰わく「休日に寝溜めするとか動画を見て過ごすというのは休み方として間違っている」んだそうだ。休日は平日とは違う脳の使い方をすると、リフレッシュできるとか。

言われてみれば、ただ動画をダラダラ見ていたりひたすら寝溜めするというような生活では、なんとなく心が休まった気がしない。それは現在進行形でそんな生活を送っている私が一番よくわかっている。

では具体的になにをするかというと、茂木さんは「旅行先でランニング(旅ラン)」を挙げていた。とにかく、どんな場所に行っても1~2時間ほどは走るんだとか。なんとアグレッシブな…とは思ったが、理にかなっているんだとは思う。確かに体を動かすことは、他のなによりもすっきりと気分がよくなる、気がする。

しかしいざ実践、となると話は別である。

自慢ではないが、私は学生時代は1キロ走って息が上がってしまうほどの運動オンチである。1~2時間のランニングになど耐えうるはずがない。ではなにか、代替案がないかと考えてみる。

走るのではなく歩くのなら、どうだろう。こちらも自慢ではないが、ただ歩くということなら私は1時間でも2時間でもできてしまう。どうやら持久力だけはある方らしい。

茂木さんは歩くことはあまりオススメしていなかったが、それはいわば心理的な側面で「走る」ことの方が物事を完遂する能力が得られるというような話であったので、脳のリフレッシュには「走る」ことと「歩く」ことであまり差はないのではないかと私は考える。

基本はインドア派である私だが、さすがに休職&自粛生活が続いて体がなまりになまっている。数百メートル先のコンビニやスーパーに通うだけの生活では、心身の健康が保てるはずがない。それは自分でもよくわかっている。

この長期休暇中に、せめて30分ほどでもいいので歩く習慣が身につけばと思う。そのためにはまず、ゲームの甘い甘い誘惑をはねのけて外への一歩を踏み出さなければならない。

……どうしたらゲームの誘惑をはねのけられるか、まずはそこを考えることが先決のようである。

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