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日記を書くということ

私は文章を書くのが好きだ。

紙に書くのも好きだし、こうしてデジタルの媒体に打ち込むのも好きだ。
書く内容はなんでもいい、とにかく何かを書き続けていると心が安らぐ気がする。

煮えたぎるマグマのように沸騰していた脳みそが、水風呂に飛び込んだようにキンキンに冷えていく。
頭の中に乱雑に散らばっていた諸々が、磁石にくっついた砂鉄のように理路整然と並べられていく。

これを読んでいる方は、自分で文章を書いた時にそんな感覚を覚えたことはないだろうか。
私はこの感覚を追い求めて文章を書き続けているようなものだ。
だから私は、今もこうして日記を書いている。

元々私は17年ほど前から紙の日記を付け続けている。
さすがに毎日欠かさず、とまではいかないが、それでも三日以上間を空けたことはない。
紙の日記は累計20冊を超えるまでになった。
今でも過去の日記を時々見返しては「こんなこともあったなぁ、あんなこともあったなぁ」と思い出に浸っている。
いわゆる「黒歴史」と言えるような内容も、中には書いてあったりするが。

この電子媒体の日記は紙の日記の延長線上にあるが、二つには明確な違いを設けている。

紙の日記は、他者に見せることは皆無だ。
そちらには個人名であったり地名であったり、時々愚痴であったり、プライベートな内容を書く。
毎日1ページずつ、多い時は2ページ程度、B6サイズのハードカバーノートにチマチマと書き綴っている。

一方、電子媒体の日記には紙では書ききれなかったことや、特定の誰でもない幅広い人々に発信したいと思った事柄を書こうと思っている。
たとえば以前書いたパンの話であったり、野良猫の話であったり、救急車の話であったり。

まだまだ書きたいことリストはたくさんある。
もうしばらくネタに困らない程度には。
あとは書く気力と時間さえあれば良い。

あまり長い文章だと毎日書き続けるのは難しいし読者もダレてしまうと思うので、だいたい1000文字前後、原稿用紙2~3枚分といったところに納めようと思う。
それくらいの分量が、文章を書く身としてもちょうど良い長さかなと考えている。

だがもちろん、それ以上の長さになることもあるだろう。
その辺りは臨機応変に対応していく。

紙の日記は自分自身のため、電子媒体の日記は自分以外の他者にも見せるため。
この二つの線引きはきっちりとしていきたい。
それが越えてはいけない一線だと理解しているからだ。

もし私の日記を読んで気分を害される方がいらっしゃったら、私は謹んで謝罪したいと思う。
私は特定の誰かを誹謗中傷したいがために、この日記を書いている訳ではないのだ。
そこはこれからも気をつけていこうと思う。



ところで紙の日記と電子媒体の日記、その両方を付けている人は一体どれほどいるのだろうか。
ここまで書いてからふと疑問に思ったのだが、集計する手立てがない。
いつの日か、アンケートでも取れたら良いのだが。

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