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小1の壁って知ってる??~前編~


こんにちは。子育てママのゆきです。
9月に入り朝晩は少し涼しい日も増えてきましたが、日中はまだ暑い日が続いていますね。
さて、みなさん「小1の壁」という言葉を聞いたことがありますか?
小学生のお子さんがいるご家庭では聞いたことはもちろん、すでにご経験されている方も多いかもしれませんね。
私も小学3年生の娘がいるので、一年生になるときには、4月は仕事の日、入学する前からお弁当を持たせて学校の預かりに行かせたり、上司に相談して出勤時間を1年生の半年間だけ変更してもらったりしたのを覚えています。

今日は子育て世代の皆さんには知っておいてほしい「小1の壁」についてお話していきます。

小1の壁とは?

「小1の壁」とは、小学校入学を機に子どもの生活リズムや環境に変化が生じ、保育園や幼稚園時代と比較して仕事と子育ての両立が難しくなることを言います。
小学校は保育園の時よりも預かってもらえる時間が短いことなどが原因です。
小学一年生は、保育園に通っていた時よりも成長していますが、まだまだ1人で留守番するには心配な年齢ですよね。
また親にとっても、帰宅後に宿題を見てあげるなど、保育園時代とは違うミッションや心配事も増えてきます。

小1の壁の実態

ある会社が行ったアンケートによると、小1の壁を感じて働き方を考え直した経験のある人は35.4%にも上りました。
また、小1の壁が原因で実際に働き方を変えた人は24.4%、4人に1人の割合です。
子どもが小学校に上がるタイミングで仕事と子育ての両立に不安を感じた人は90%以上。ほとんどのワーキングマザーが小1の壁に不安を感じているという結果になりました。

同アンケートでは78.7%もの回答者が「実際に小学生になって仕事と子育ての両立が大変になった」と回答しています。(スリール社:2018年資料)
女性の活躍が現場で進まない原因ともいわれている小1の壁。
ではその具体的な原因を見ていきましょう。

小1の壁が起こる原因

小1の壁が起こる原因は「子どもに起こる壁」と「親に起こる壁」の2つの要因があると言われています。

子どもに起こる3つの壁とは?


子どもに起こる壁とは大きく、入学に伴う生活リズムや環境の変化が挙げられます。

①友人や先生など、コミュニケーション対象の変化


小学校に入学することで幼稚園や保育園とは違う友人・先生と新たな関係を築かなければなりません。
大人でも新しい環境は緊張するものです。
小学一年生であれば、その変化は精神的に大きな影響を与えるでしょう。
「知ってるお友達がいない」「周囲と上手にコミュニケーションが図れない」などの理由から大きなストレスを抱える子どもも少なくありません。

②勉強・登下校など新しいアクションの発生


幼稚園や保育園とは違い、勉強や登下校など日々の生活に新しいアクションが加わります。
もちろん、小学生も学校生活に慣れるためスモールステップで勉強や集団生活を始めますが、まだ6歳の子どもにとっては難しく感じることもあるでしょう。

③生活リズムの変化


小学校入学を機に、子どもの家を出る時間が早まることもあるでしょう。
登校時間の兼ね合いで起床時間が早くなり、十分な睡眠を確保できなくなってしまうこともあります。
中には学校に行くのが嫌になってしまう子どももいます。

親に起こる壁とは?

①保育園と学童保育の預かり時間の違い


親に起こる壁の一つに、保育園や幼稚園の延長時間と学童保育の預かり時間が違うことが挙げられます。
保育園は「延長保育」という制度があり、延長料金を払うことで預かり時間を延長することができます。
しかし、学童保育は保育園よりも終了時間が早いところが大半です。
そのため、お迎え時間を調整するため働く時間を変更したりやむを得ず一人で留守番をさせる必要も発生するでしょう。
また兄弟がいる場合、学童と保育園や幼稚園の2か所にお迎えが必要な場合も。
そうなると時間的にも体力的にも辛く感じられてしまいます。

②長期休暇が発生する


小学校に入学すると、夏休みや冬休みなどの保育園時代にはなかった長期休暇が発生します。
学童保育は開所しているケースが多いものの、給食がないため昼食のお弁当を持たせる必要がある施設も多いです。

③子どもの学校生活のフォロー


小学校では、体操服や給食セットなど持ち物が増えます。
また毎日の持ち物とは別に授業によって用意しておく持ち物などもあります。
子ども一人では準備することが難しいため、親のフォローも必要です。
また毎日の宿題や勉強のフォローが必要なことも多いです。
きちんと宿題ができているのか、毎日確認してあげることも大切です。

④時短勤務がなくなる


会社によりますが、時短勤務の条件が「小学校入学まで」となっている場合もあり、フルタイム勤務に戻ることでお迎えに間に合わなくなり、やむを得ず退職・転職を考えるケースもあるようです。

小1の壁で親が悩むポイント

小1の壁という言葉は共働き世帯を中心とする子育て世帯において徐々に認知されるようになっています。
しかし、現在もなお社会全体で広く知られているとは言えません。
小1の壁について相談できる先輩ママなどを見つけられないケースも多く、悩みや不安を抱え込む傾向があることも、小1の壁における課題です。
また、「小学生は保育園児よりも手がかからない」という印象を持つ職場・従業員もいます。
そのため、「小学校に入学して子育てが落ち着いた」と企業側からみなされるケースも少なくありません。
このように小1の壁に対する理解が進んでいないことも、小1の壁で保護者が悩みやすいポイントです。


いっきに対策までお話ししたかったのですが、長くなってきましたので、本日はここまでです。

次回はこの続きで、小1の壁に対する対策についてお話ししたいと思います。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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