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将来必要な力が全部つく!生きる土台育て 4大方針って?? Vol.2


こんにちは。子育てママのゆきです。
前回は子育てについての4大方針の2つ目までお話ししましたね。
内容が気になる方はぜひ前回の分から一緒に読んでいただけると嬉しいです。

将来必要な力が全部つく!生きる土台育て 4大方針って??Vol.1

ではさっそく、方針の3つ目からお話ししますね。

方針3 常に子どもの意思を確認する

次にお話しする方針は、できていないお父さん、お母さんが多いかもしれません。
子どもに「〇〇しなさい。」というように一方的に親の言うことを聞かせる対応はしてはいけないという方針です。
これって簡単なようでなかなか難しいですよね。
私も女の子2人の母親なのですごくわかります。
でも何かするときは、必ず子どもの意思をまずは確認してほしいということです。
オムツを替えるときに、赤ちゃんに「オムツを替えていい?」って聞いていますか?
え、赤ちゃんはまだ話せないから聞いていない?
では認知症になったおばあちゃんのオムツを替えるときに、言葉がわからないからと勝手に脱がせますか?やりませんよね。
人間としての尊厳の問題です。
生まれたばかりの赤ちゃんだって、一人の人間として意思を尊重されなくてはいけません。
まだ答えられないかもしれないけど、「オムツを替えていい?」と聞いてから替える。
鼻水が出ていたら、「拭いていい?」と言って拭く。
ご飯を食べるときも「食べる?」と聞く。
そうやって気持ちを聞くということは、子どもを人として大切にするということ。
そのように育てられた子は、周りの人にも同じようにできるようになります。
思いやりや相手を大切にする心が育ち、「協同性」「社会生活との関わり」「言葉による伝えあい」が上手に築ける子になるでしょう。
気持ちを聞いても、子どもの思う通りにさせてあげられないこともあります。
そんなときは、気持ちをくみとってあげましょう。
食事中にコップの水に手を突っ込んで、水遊びを始めてしまったら、「水遊び、楽しいよね。でも、テーブルをびしゃびしゃにしてしまうと、服が濡れてしまうし、他の人にも迷惑がかかるから、ご飯を食べ終わってからお風呂でやろうか?」と代案を提案します。
壁にクレヨンで落書きをしていたら、「お絵かき楽しいね。でも壁に描いてしまうと消すのが大変だから、壁に紙を貼ってあげるね。ここに描いてもらうのでいい?」と聞く。
制限はあるんだということを教えるのです。
気持ちを理解していることが伝われば、子どもはそのことに満足して話を聞いてくれます。
それでも聞いてくれないときは、親があきらめましょう。
子どもは必ず成長します。
いつかは理解して、自分からやめる日がきます。
何度言ってもテーブルの上に上ってしまう子も、中学生になったら、「のぼってみて。」と頼んでもやらないはずです。

日本の子どもたちは、家では「片づけなさい」「勉強しなさい」「早く寝なさい」と言われ、学校でも「先生の話を静かに聞きなさい」と言われています。
このように育てられているのに、社会に出て急に「自分の考えを言いなさい」と言われてもどだい無理な話なのです。

赤ちゃんの頃から「自立心」を持って行動する練習をさせてあげましょう。
小学生になったら興味を持ったことを自分のやり方で学ばせる。
何かに疑問を持ったら、「どうやって調べるといいと思う?」と聞いて、本人が決めたやり方で調べさせてみる。
そうやって自分で決めた勉強は一生懸命やるし、責任をもってやります。
無理やりやらせるよりも効果的です。

方針4 求められた抱っこには100%応える

転んで痛い思いをしたり、犬にほえられて驚いたり、お友達におもちゃを取られて悔しい思いをしたり。
赤ちゃんがつらい気持ちになった時は決まってある行動をします。
それはお母さんを探して、飛びつくこと。
しがみついて抱っこを求めます。
こういう時には何があっても100%応えて欲しいのです。
これが最後の大事な方針になります。
子どもがしがみついてきたら、抱き上げてやって「どうしたの?」「そうか、痛かったんだね」「痛いの痛いの飛んでいけ」と気持ちを受け止めてください。
そうしてあげると、子どもの脳の中にはドーパミンやオキシトシンといった幸せを感じるホルモンがいっぱい分泌されることがわかっています。
やがて辛かった気持ちが消えていき、落ち着いて、子どもは「もういい」と離れて、また遊びに行けるようになるのです。
発達心理学の言葉で、親子の間にできる信頼関係を「アタッチメント」と呼びます。
この言葉は「くっつく」という意味の「attach」を語源としています。
つまり、しがみつく行動を保証することが、アタッチメントという意味なのです。
触れるということがとても大切なので、抱っこしたり、おんぶしたり、手をつないだり、たくさん触れ合ってあげましょう。
こうしたことを繰り返すうちに、赤ちゃんはいちいちお母さんにしがみつかなくても、自分で自分を癒すことができるようになります。
何かあったらお母さんが抱きしめてくれるから大丈夫。
そう思って、自分の心の中にいる温かいお母さんに慰めてもらうことができるのです。
このようになることを、発達心理学では「心の安全基地ができた」と表現します。
心の安全基地ができた子は、自分の感情を上手にコントロールすることができます。
お母さんを通じて人への信頼感が育っているから、友だちとケンカしてもすぐに仲直りして、楽しく遊ぶことができます。
「自立心」「協同性」「道徳性・規範意識の芽生え」につながります。
こうして育つ社会性や人への信頼、楽観性といった特性は、脳の奥にある大脳辺縁系や脳幹部がつかさどっていると言われています。
これらの部位は進化の初期段階で獲得した「古い脳」で、生命維持のために安全や危険、好き嫌いを判別し、行動に影響を与えます。
思考力や記憶力、計画性などをつかさどるのは、大脳新皮質という「新しい脳」」ですが、これを働かせるエンジンを古い脳が担っているのです。
つまり、しがみつく行動を保証し、心の安全基地をしっかりつくることは、古い脳を健やかに育てることにつながり、やがて新しい脳である大脳新皮質を上手に使うことができる頭のいい子を育てることにつながります。

世の中には、早く自立させようと、厳しく当たる親もいます。
しかしそれは、全くの逆効果のようです。
生きる力の土台となる古い脳が脆弱だと、新しい脳もすくすく成長していくことはできません。
しっかりした土台を作るために4つの方針を実践してみてください。


いかがでしたか。
前回と今回で全2回にわたってお伝えしました。
私自身、2児の母親としてとても勉強になりました。
そして自分の子育てを見つめる機会になりました。
子育て中の皆様にも読んでいただけると嬉しいです。


本日もお読みいただきありがとうございました。

引用・参考文献 プレジデントベイビー


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