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「感染症が怖い!」から「怖くない!」へ~健康のもとは腸内細菌にあり~

こんにちは。子育てママのゆきです。
「感染症や病気を恐れないからだづくりのヒントは、薬や医療ではなく、人間のからだの中にある」と、ある小児科の言葉にありますが、みなさんは「腸活」という言葉をご存じでしょうか。

今日は、免疫力と腸内細菌の関係について、そして腸内細菌を活かした自然に沿った暮らしについてお話していきます。

免疫はからだの防御システム

感染症や病気に対抗するには、免疫力が欠かせません。
その働きについて改めて知っておきましょう。

そもそも免疫力って?

免疫力はからだの防御システムです。
外から入ってくるウイルスなどが、異物かどうかを判別して、感染症などからからだを守ってくれます。
免疫には2種類あります。

ひとつ目は、「自然免疫」です。
侵入してきた異物に対し、相手の正体に関わらず働くので、効果はマイルド。軽いものならこの時点で治ります。

ふたつ目が、「獲得免疫」。
自然免疫から情報をもらって、相手を特定し、排除や封じ込めをします。
効果は強力ですが、はじめての相手には発動まで時間がかかります。
そして、一度感染した病原体が、再び侵入すると、獲得免疫がすぐに反応し、より強力に発動します。
ブースター効果といって、症状が出ないまま、体を守ります。

ウイルスは病気へのスイッチになりますが、免疫力が働けば、病を防ぎ、自然に治る力があるので、過度に恐れることはありません。
そこでカギとなるのが腸内細菌です。

免疫力が正しく働くかどうかは腸内細菌にかかっています

免疫力が正しく働くよう司令塔の役割をするのが腸内細菌です。
その仕組みを紹介します。

腸内細菌のふたつの働き

免疫反応をいい具合に働かせる

免疫が働く際に、病原体とともに自分もつまみだされたくないため、腸内細菌は、どの程度免疫を働かせるかをコントロール!
不必要なものだけを排除します。

テニスコート1.5面分に微生物のバリア

腸管は広げるとテニスコート1.5面分の広さにもなります。
粘膜は感染しやすい部分ですが、さまざまな腸内細菌が腸管内にびっしりいれば、外からやってくる病原体の入るスキがなくなります。

免疫細胞の7割は腸内にあり

人間は、たくさんの微生物と共生していて、なかでも腸内に住んでいる菌はおよそ百種類、1千兆個以上。

免疫力は腸内細菌のような体内の菌と、体外にいる微生物が情報交換することで備わり、更新されており、どんな菌にも役割があります。

腸内には、免疫細胞の7割が集中しており、それらの免疫機能が正しく働くかどうかを司るのが腸内細菌です。

しかし現代的な生活によって、腸内細菌はダメージを受けているうえ、環境内の微生物も排除しすぎているので、現代人の免疫機能ははじめから低下しています。

また免疫が働き過ぎるのも問題で、腸内細菌のバランスの崩れが、アレルギーや自己免疫疾患、コロナの重症化などを引き起こす要因になっていると言われています。

感染症や病気になる原因は、じつは現代人のからだにこそあるのかもしれません。そこで、腸内細菌を育てながら、自然治癒力が働く暮らしが大切となってくるというわけですね。


いかがでしたか。
腸内細菌が免疫機能にとってとても重要な働きをしていることがわかりましたね。
次回は腸内細菌が育つ実践的な暮らし方についてお話しますね。

新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、まだまだ気の抜けない日々が続きますが、過度に恐れず、気持ちを穏やかに毎日を丁寧に暮らしてきたいですね。

本日もお読みいただきありがとうございました。


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