二人の神の対話
(メインブログ「神様達と共に」で2018年10月28日にアップした「二人の神の対話」の内容を、一部修正&加筆して再アップしております。)
この内容は、先日受け取ったインスピレーションなのですが・・・ストーリー形式で、二人の神様の対話が降りてきました。
どうやら高次元の空間で、実際にあったことのようです。
少し長いですが、よかったらお付き合い下さいませ。
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私の名はダオル・・・。
元々はシリウスの叡智の惑星出身だが・・・肉体を卒業した後は神となり、今は地球人を導いている。
私には一つの想いがあり・・・それは叡智を通して、多くの人に心の平和を届けること・・・。
肉体を持っていた頃は科学者だったこともあり、主に知性的な人間にインスピレーションを与える役割を担っている。
しかし・・・最近は妙なのだ・・・。
なぜか、私のインスピレーションが誰の心にも届かなくなってきている・・・。
背後で大きな変化が起きているようだが、私を見守る神は何も知らせてくれず・・・同じシリウス出身の神々も何も知らされていないようだ。
そこで私は・・・一時的に人間達の元を離れ、地球上空で他の神との交流を試みることにした・・・。
何が起きているのか・・・今は、より具体的な情報が必要だ・・・。
すると私は・・・大気圏内に一人の神の姿を見つけた。
その神は・・・色彩豊かな変わった服装をしており・・・そう・・・以前見たことがあるが、アンドロメダから来た神に違いなかった。
私は躊躇なく、彼に話しかけることにした。
ダオル「こんにちは。
あなたは・・・アンドロメダから来た神ですね。」
すると、彼は私に一瞥をくべたが・・・すぐにその場を立ち去ろうとした・・・。
私は慌てて自分の真意を彼に伝えた。
ダオル「待って下さい!
なぜ・・・去るのですか?
アンドロメダとこちらの銀河の秩序が異なるのはわかります。
しかし・・・最近は人間の様子がおかしいのです。
誰も私のインスピレーションを受け取らなくなってきました。
人間は幸せになるべきです。
今の状況では・・・私達神々に出来ることが少なすぎます。
あなたは何かを知っているのではないでしょうか?
だとしたら私に教えて下さい。
特に・・・科学や叡智の分野で、私は地球人にもっと奉仕がしたいのです。」
すると彼は・・・熱っぽく語る私の様子を黙って見つめており・・・。
その目は途方もなく深く澄んでいて・・・奥には底知れぬ何かが宿っているように感じられた。
しばらく私達はそのまま見つめ合い・・・彼は私の思惟を観察している様だったが・・・。
少しして、ようやく口を開いた。
ラメイン「私はラメインと言います・・・。
そうですね・・・時代が変わりつつあるので・・・私達の交流の在り方も変わる時かもしれません。
私達はこれまで・・・あなたや地球人に・・・あまり大きな影響を届けたくはありませんでした。
やはり・・・進化のプロセスが全く違うからです。
しかし・・・私の神は・・・この地球に注目するように言っており・・・起きる出来事を真正面から見つめるように言っています。
今・・・あなたとこうして出会うのも・・・必然なのでしょう。
そして・・・あなたは真実を知る必要があるのかもしれません。」
ダオル「・・・真実・・・?」
ラメイン「今・・・地球人は・・・導きの舵取りを・・・これまでとは別の神に委ねようとしています。
私やあなた・・・そして・・・宇宙全体の舵取りをしている神に・・・委ねようとしているのです。
今までは・・・主にシリウス星系の神がこの地球に深く干渉していました。
ですから・・・私が口出しすべきではありませんでした・・・。
しかし・・・それも変わってきています・・・。
私は・・・あなたの叡智を見させて頂きましたが・・・だとすれば・・・あなたも私の叡智を見てもよいと思います。」
彼はそう言うと、目を伏せ・・・意識を集中させはじめた・・・。
そして・・・彼の背後から、少しずつキラキラと輝く・・・複雑なエネルギー網が現れ・・・そこには、宝石の様なさまざまな煌めく色彩と共に・・・さまざまな幾何学模様が複雑に織りなされてた・・・。
その全貌は非常に巨大なもので・・・地球のテニスコートほどの広さがあり・・・まさにアンドロメダの叡智の総体だった・・・。
ダオル「・・・なんだこれは・・・?」
ラメイン「私の叡智です・・・。
この宇宙の仕組み・・・生命の神秘・・・愛の奥義・・・あらゆることがここに記されています・・・。」
それを聞いた時・・・私は少し興奮していた。
何しろ、長年ずっと知りたいと思っていたアンドロメダの叡智が目の前にあるのだから・・・。
だが、その気持ちは徐々に冷めざるを得なかった・・・。
なぜなら・・・私にはそれを見ても、何を意味するのか全くわからなかったからだ・・・。
ダオル「・・・申し訳ない・・・これを見ても・・・私には何も理解できない・・・。
やはり・・・シリウスの思考形態とはかなり異なっているようだ・・・。
まず・・・こちらの思考形態には・・・このような多彩な色彩は存在していない・・・。
しかもエネルギーから読み解こうとしても・・・秘められた要素が多いので・・・私には紐解くことができない・・・。」
ラメイン「何も秘められていませんよ・・・。
そう感じるのは・・・あなたの心です・・・。」
ダオル「・・・?」
ラメイン「・・・そもそも・・・ずっと昔・・・あなたはなぜ科学者を志したのですか・・・?」
唐突な彼の言葉に、私は少し戸惑ったが・・・。
少し思案して、できるだけ素直に答えることにした。
ダオル「・・・それは・・・科学が好きだったから・・・熱中したのです。」
ラメイン「それだけですか・・・?」
彼が澄んだ目で私にそう問いかけると・・・不思議なことに・・・私の内側から、とうの昔に忘れていた・・・あたたかい一つの記憶が蘇ってきた・・・。
ダオル「・・・そうだ・・・当時・・・私には体が弱い母親がいて・・・。
ああ・・・思い出した・・・幼かった私は・・・母親のためになりたかった・・・。
彼女の幸せを願っていた・・・。」
ラメイン「・・・。
・・・それはあなたの愛・・・ですよね・・・。
当時の気持ちをもっと思い出してみて下さい・・・。」
彼にそう言われると・・・なぜか私の胸からますますあたたかいものが溢れてきて・・・当時の悲しみや困難・・・純粋だった想いが・・・ハッキリと思い出されてきた・・・。
そして・・・不意に、私の目からは涙がこぼれ落ちた・・・。
ラメイン「では・・・もう一度、私の叡智を見てみて下さい・・・。」
ダオル「・・・え?」
彼にそう言われて涙を拭き、背後のエネルギー網に目をやると・・・。
不思議とそのほとんどを理解することが出来た。
その内容は・・・驚くほどに緻密で・・・しかも知性と心の在り方が複雑に絡んでおり・・・深淵でありながらも、同時に実質的であり・・・事細かに宇宙の全容を明確に示しているようだった。
また・・・非常に驚いたのは、そこに深遠なる闇が存在していないことだ・・・。
ダオル「・・・これは・・・宇宙の仕組みを現しているのですね・・・?
しかし・・・深遠なる闇が存在していない・・・。
これほどにも・・・この宇宙は闇が深いものであるというのに・・・。
なぜ・・・否定的な要素がないのですか・・・?
これは本当に・・・アンドロメダの叡智なのですか?」
ラメイン「本当です・・・。
私達の銀河の主たる文明は・・・すでにこの叡智によって・・・ほぼ完全に肯定的な秩序を生み出しています・・・。
闇というものは・・・必然的に光に昇華されていくもの・・・。
だとすれば・・・光に対する認識と在り方が整っていれば・・・それで十分なのです。
つまり・・・アンドロメダ文明の秩序において・・・闇は闇として認識されておらず・・・それは光へ変わる前段階のものと認識されています。
これは・・・私達にとってはごく普通のことで・・・何も不思議なことではありません・・・。」
ダオル「ではなぜ・・・この宇宙にはこれほどまでに・・・深遠なる闇が存在しているのか・・・?
私達は・・・この闇をいかに制御し・・・封印するか・・・また・・・この闇をいかに光に融合させるかを研究してきました。
それすらも必要ないと言うのですか?」
ラメイン「全ては必要です・・・。
だからこそ・・・これまで私達はあなた方と関わらなかったのです・・・。
シリウスの叡智のプロセスを尊重し・・・私達も大切に思っているからです・・・。」
ダオル「なんということだ・・・。
ではなぜ・・・あなた達は深遠なる闇を光へと昇華することが出来たのでしょう?」
ラメイン「ハッキリと言えば・・・それは・・・こちらの銀河よりも簡単だったからです。
アンドロメダ銀河には闇が少なく・・・しかしこの銀河には・・・特別に闇が多い・・・。
多くの人達が苦しんでいます・・・。
しかし・・・それとは逆に・・・なぜか多くの魂がこの銀河に転生を希望するのです・・・。
普通はあり得ないことで・・・闇の深い銀河は・・・転生する魂が少なくなり・・・いずれ滅びるものなのですが・・・。
この銀河だけはそうではなく・・・闇も深いが光も強く・・・転生する魂はどんどん増えていきました・・・。
銀河の内側で生きていれば・・・その違いはわからないかもしれませんね・・・。
私達は外側から観察していましたから・・・とても不思議に思っていました・・・。
なぜ・・・こんなにも環境が悪く・・・こんなにも闇が濃い銀河に・・・こんなにも優秀な魂達が転生し・・・こんなにも大きな困難に挑んでいるのか・・・。
ですが・・・その意味がやっとわかってきましたよ・・・。」
ダオル「意味がわかってきた・・・?」
ラメイン「今まで・・・私にも秘められていた真実が・・・やっと見えるようになってきたのです・・・。
これも縁です・・・ここまで話したのだから・・・あなたにも見せてあげましょう・・・。
私を感じていて下さい・・・。」
そう言うと・・・彼は再び意識を集中し始めた・・・。
そして今度は・・・彼の胸の中心から渦巻くような・・・巨大な愛のエネルギーが現れ・・・しかもそれは、どんどん強くなっていった・・・。
私は彼の言うように・・・できるだけ彼のエネルギーを感じていた・・・。
すると・・・私の胸の魂も、そのエネルギーに強く共鳴し・・・一時的に私の愛が大きく引き出されて体中が熱くなり・・・そのエネルギーは私の中で、ますます巨大に輝いていくようだった・・・。
そこから・・・私は信じがたい光景を見た・・・。
私の胸の輝きが一本の光の筋を開くと・・・そこには別の広大な時空間が広がっており・・・。
なんとそこには無数の巨大な宇宙が連なっていて・・・宇宙同士は互いに関連し合い・・・共鳴し合うように存在していた・・・。
その中心である私とは・・・無数の宇宙を同時に生きる存在だった・・・。
この宇宙の・・・この銀河の私というのは・・・実はたった一つの小さな一面に過ぎず・・・私は無限とも言えるさまざまな存在を持っており・・・。
この私という存在を通して・・・全ての宇宙が繋がっており・・・それは無限に続いていた・・・。
しかも・・・驚いたことに・・・その宇宙の配置は・・・ただ唯一・・・私一人のためのものなのだ・・・。
あまりのことに・・・私はただただ唖然とするしかなかった・・・。
しかし・・・その光景を見ながら、彼の声が聞こえてきた・・・。
ラメイン「まだまだですよ・・・。
そのまま・・・地球を注目して下さい・・・。」
突如として・・・一筋の光がバーンッと炸裂すると・・・私の体は消えており・・・私は静かに地球を眺めていた・・・。
すると・・・そこからは・・・地球に生きる一人一人の心が・・・手に取るように伝わってきた・・・。
人間だけではなく・・・あらゆる命・・・動物や植物だけではなく・・・岩石や人間の道具にすらも・・・魂が宿っている場合があった・・・。
そして・・・それらの魂が・・・私と同じように・・・巨大に輝いているのも見えたのだ・・・。
全ての生命が・・・独自の宇宙配列を持っており・・・途方もなく深遠で・・・美しさと叡智に満ちていた・・・。
全ての魂は・・・私と同じように非常に多次元的であり・・・巨大な複数の宇宙を同時に生きているのだった・・・。
このことは・・・とてもではないが・・・言葉でこれ以上表すことが出来ない・・・。
しかし・・・私は理解した・・・。
自分自身も含め・・・一人一人の独自性というものは・・・けして一人の存在が推し量れる様なものではなく・・・。
途方もなく広大な神秘であった・・・。
そもそも私が外側だけを見て全ての叡智を得ようとしていたこと・・・この銀河と宇宙の仕組みを理解しようとしていたこと・・・。
そして・・・そのような方向性で人間にインスピレーションを届けること・・・それ自体が非常に浅い認識からのものであった・・・。
膨大な真の叡智は・・・実はいつも・・・生命の内側に存在している・・・。
そう・・・全ての思慮というものは・・・内側から始まるべきだったのだ・・・。
少なくとも・・・全ての生命の内側に宿る深遠なる叡智へ・・・最大限の謙虚さと尊敬を持つべきだろう・・・。
だからこそ・・・ラメインは、まず私が科学者を志した真の理由を問いかけたのだと・・・今ならわかる・・・。
全ては愛という根源から始まっており・・・そこにこそ叡智の扉を開くキーがあるのだ・・・。
私はシリウスの科学者として・・・すでにこの宇宙の秘密の大部分を解き明かしたと思っていた・・・。
だが・・・それはほとんど塵のような理解で・・・全く表面的なものに過ぎず・・・。
内側に宿る莫大な真の叡智からは、はるかに遠かったのだ・・・。
私は・・・あまりの体験に・・・しばらくその場で呆然としていた・・・。
すると彼は・・・微笑みながら・・・私に話しかけてくれた・・・。
ラメイン「見えましたよね・・・。
生命とは・・・全ての存在が・・・完全に独自の巨大な可能性を宿しているものです・・・。
私達が宇宙だと思っている認識は・・・実は・・・たった一つの視点に過ぎません・・・。
アンドロメダの叡智ですらもそうなのです・・・。
ですから・・・私の神が・・・この視点を私に与えて下さりました・・・。
一人一人が異なった巨大な宇宙の連結を持っており・・・だとしたら・・・なぜたった一つのこの宇宙・・・この銀河内の叡智という枠に・・・人間を押し込めることが出来るでしょう・・・?
私達に出来ることは・・・真摯な姿勢で見守ること・・・一人一人の魂に心から敬意を払い・・・その上で・・・愛を持って・・・自分に出来ることを模索すること・・・ではないでしょうか?
全ての命が・・・無限とも言える・・・巨大な独自の宇宙を持ち・・・その中で独自の試行錯誤をしているのですから・・・。
知性のみで人を推し量ること自体・・・不遜と言えるのではないでしょうか・・・。」
彼は、そう言って再び微笑むと・・・私の元を離れていった・・・。
私は、今度はもう・・・彼を呼び止める気にはなれなかった・・・。
古い神々によって・・・迫害され続けてきたこの銀河・・・そして・・・特に被害の大きかった地球・・・。
だからこそ・・・だからこそ・・・。
この場所で、このような宇宙の大いなる真髄は花開き・・・全ての生命の無限なる尊さも・・・大切に花開いていくのかもしれない・・・。
そう思うと私は・・・これまで以上に、人間に対する尊敬と・・・慈しみで溢れていった・・・。
ただもちろん、私は・・・広大な真理の一面を垣間見ただけであり・・・それをどこまで体現していけるのかはわからない・・・。
この理解は、自らを尊大に見るためのものではなく・・・ただ謙虚に・・・真摯に生きるためのものだと気付かされたのだ・・・。
人類は・・・このことに気付いてくれるだろうか・・・。
しかし・・・私は願いたい・・・。
きっと・・・人類もまた・・・この生命の巨大な神秘と共に・・・。
本来の愛と叡智を目覚めさせ・・・。
お互いを心から尊敬し合えることを・・・。
全ては放たれた・・・。
時期が来たのだ・・・。
私は・・・自分という存在の浅はかさを知ると共に・・・。
人類一人一人を愛し・・・大いなる尊敬と・・・心底からの願いを持とう・・・。
それは・・・共に幸せになるという願い・・・。
あなたの中にある・・・巨大な尊さを・・・共に生きよう・・・。
あなたの中にある・・・真の叡智を・・・共に生きよう・・・。
あなたという存在に・・・心から感謝したい・・・。
ありがとう・・・。
この銀河に生まれてきてくれて・・・。
この地球に生まれてきてくれて・・・。
ありがとう・・・。
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