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慈悲について
(メインブログ「神様達と共に」で2015年4月29日にアップした記事「慈悲について」の内容を、一部修正&加筆して再アップしております。)
先日は「悟りについて 」の記事を書きまして・・・その直後に心の奥がいろいろ動きましたが、現在はとてもスッキリとしております(^^)
予想していた通り、少し潜在的な慢心が湧いてきましたね~(笑)
しかし、慢心というのはその奥を見ていくと、「愛されたい自分」が潜んでいるのですよねぇ(/TДT)/
そこをしっかりと見抜き、慈悲と安らぎを届けることによって、潜在的な慢心は天に抜けていくのを感じました(*^ー^)ノ(TωT)
そういう癒しの甲斐もあってか、より「自分は自分でいい」という安心感が深まってきています。
これも見守ってくれている神様や、いつもあたたかいお気持ちを向けて下さる皆さまのおかげ様なのですけどね(^_^)
また癒される一方で、気付かされることもありまして、今までの僕はずいぶんと遠慮がちだったなぁと改めて感じました。
過去にいろいろなスピリチュアルに関わった経験から、傲慢な言い方で人を傷つけてしまうケースを多数見てきたので、僕自身仕事にする以上は「絶対に気をつけよう」と、これまでずいぶん意識してきました。
しかし、そのような心配りと同じぐらい、自分の体験を正直にシェアすることも時にはとても大切で、大きな奉仕になることもあるのだなぁと今は感じています。
さて、ここからが本題ですが(^^)
先日そこに気付いた時に、あるじが「今度は”慈悲”についてシェアしてほしい」と言ってきたのです∑(゚Д゚)
・・・そうですね、慈悲は確かに大切なことだなぁと僕も感じています。
そして大切なわりに情報も少ない分野でもありますね。
ただ、あらかじめお伝えしておきますと・・・
僕のシェアについては、あくまでも僕個人の体験ですから、ご参考程度の内容ということで踏まえておいてくださいませm(_ _)m
ということで、とりあえずあるじといろいろ話し合いながら、シェアもしていきましょうか(^^)
おーい、あるじぃ~( ̄Oノ ̄)
あるじ「やっとだな。
ワシはこの時を待っておったぞ。
悟りよりも・・・今の時代にずっとずっと大切なことだ。
慈悲・・・これについてお前と・・・もっと詳しく話し合いたいと思っておった。
よろしく頼むぞ。」
おおっ、あるじが珍しくやる気ですねぇ!∑(゚Д゚)
珍しい(笑)
いつもは、軽ーく僕を見下している感じじゃないですか~( ´艸`)
あるじ「バカを言え。
お前が右往左往しておるから・・・ワシはハッキリ言っているにすぎん。
見下していると言うよりも・・・楽しんでいるのだよ。
右往左往を心配するよりも・・・楽しんで見守っていた方が・・・お前としてもありがたいだろう?」
うーん、ありがたいというか・・・あるじらしいなぁという感じですけどね(^^)
昔は、そーゆーあるじにキレることもありましたが、今はあるじらしい愛のかたちだと思っています(笑)
僕も心が広くなったかな(笑)
あるじ「ふふふ・・・少しはその様だな。
さて・・・本題だ。
まずは・・・お前の慈悲体験について聞こうか。
最初にお前が・・・慈悲というものを感じたのはいつだったかな。」
おっ、早速ですか。
かしこまりました。
では、僭越ながらシェアさせていただきますm(_ _)m
・・・うーんと、あれは8年前ぐらいのことだったかなぁ。
僕の友達で・・・タカシ(仮名)というヤツがいましてね。
高校時代の友達なのですが、当時の彼は・・・とあるクリエイティブな業界で働いていました。
僕は漫画家を目指していたので、よく一緒に飲みに行っては、いろいろなクリエイティブ作品やアートについて語り合っていました。
なんと言うのかなぁ・・・琴線に触れると言いますか、タカシとはとても感性が合うんですよ(^^)
あの日は・・・夏が終わり、秋の静けさが漂っていた夜のことでした。
二人でコンビニでビールを買って、近くの静かな公園でゆっくりと雰囲気を味わいながら話していました。
その時に、彼の苦労話を聞いたんです。
本当にやりたい作品が、会社のしがらみの中では難しいこと・・・。
仲間内には、なかなか自分の感覚が理解されないこと・・・。
接待や無駄な仕事に時間が奪われてしまうこと・・・。
そして、本当に心からよい作品を世界に出したいという想い・・・。
そういう彼の気持ちが、その時はハッキリと伝わってきました。
聞いていて・・・とても苦しい話だし、僕も彼と痛みを共有していました。
僕も漫画家を目指していたので、彼の気持ちがよくわかったんですよ。
世間にはなかなか自分が心は受け入れてもらえない・・・。
それよりも、「売れる漫画」を求められるという現実とのギャップ・・・。
生きるために、お金を稼がねばいけないという苦労・・・。
状況は違いましたが・・・同じクリエイティブな世界で生きる立場での葛藤は一緒だったのでしょうね。
深く彼の気持ちに共感できました。
その時に・・・。
彼の心の葛藤と痛みを感じながらも、なぜか僕の心があたたかくなるのを感じていました。
それは、不思議な感覚でした。
心が痛いのに・・・同時に心の奥の方があたたかく、そしてとっても感動的なのです(TωT)
僕たちは・・・しばらく黙っていました。
黙って・・・ビールを片手に持ちながら、秋の静けさを感じていました。
僕は涙がこぼれそうになりましたが・・・彼もそうだったかもしれません。
この時の気持ちを・・・数日してから思い返してみて、はじめて理解できたのが『あれが慈悲なのだなぁ』ということでした。
彼と痛みを共有している時・・・何か胸の奥からあたたかなものが溢れてくる感覚・・・。
それが慈悲なのですね。
映画とかを見てとかではなく、僕が人間関係の中で慈悲を感じたのは、あれがはじめての経験だったと思います。
ただ・・・これって、特に女性にとっては結構普通な感覚だと思うのですけどね(^^)
お仲間のTerraさん なんて、高校の頃からこーゆー感覚を味合われているそうです。
あるじ「うむ・・・よく話してくれた。
女性の方が慈悲深いというのは・・・その通りだな。
男性は比較的・・・心で感じるよりも・・・知的な生き方をしがちなのだよ。
しかし本来は・・・男性も・・・女性も・・・慈悲心はとても大切なものだ。
今の時代においては・・・悟り以上に大切なことかもしれん。
なぜなら・・・忙しく型にハマった社会構造の中で・・・多くの人がその心を失っているのだからな。
特に・・・スピリチュアルの仕事をしている人間は・・・心を癒したり・・・呼び覚ます立場として・・・その様な慈悲心を大切にしてほしい。
相手の痛みに共感する・・・ということだね。
当時のピースの経験は・・・タカシと似た境遇だったため・・・特に共感しやすかったわけだ。
しかし・・・お前は今のセッションなどの仕事を進めるうちに・・・境遇や立場が違う人間にも・・・慈悲心を持てるようになっていったね。」
そうですね・・・ここに来るまでちょっと時間はかかりましたけど。
今は根本において、みんなが抱えている問題は大体一緒なのだなぁと感じています。
僕がセッション前日の準備で、お客様のお心を感じさせて頂くのは・・・実はできるだけお客様のお心に寄り添えるように、慈悲の心で向き合えるようにという準備でもあるんです。
セッション中は、冷静さも大切なので泣けませんからね。
あと・・・自分の中にある未消化の課題と同じ課題を持っている人には、なかなか慈悲の心を持つのが難しいのです。
僕が自分を潜在的に責めている部分があると・・・そこは特に人様にも責める雰囲気を発しやすいものなので、あらかじめそういう感覚がある場合は、特にお客様のお心を大切にするように注意しています。
この辺はやはり・・・よく言われるように、自分の中のどんな課題にも慈悲を向けられた時に、どんなタイプの人にも慈悲心を持って向き合えるようになるのでしょうね。
セッションをはじめて4年ですが・・・日々細かいところを振り返っては、反省と成長の繰り返しでした。
僕の場合、以前の様に無意識で人を責めることはなくなりましたが、どんな人にも慈悲を持てるかというと・・・まだまだできていない部分もあります。
なので・・・セッション中はプロとして心の奥で慈悲心を携えるように意識しつつ、今も日々一歩ずつ慈悲心を成長させている感じですね。
あるじ「お前はそれを・・・当たり前にしているのだがな。
しかしそれは・・・多くの心を扱うプロにとって・・・当たり前ではない現状があるのだよ。
自分の経験から相手を裁いたり・・・それだけならまだしも・・・支配的にコントロールしようとすることすらある。
相手の痛みを感じること・・・寄り添うことは・・・とてもエネルギーを使うことだ。
しかし・・・人の心を癒し・・・救いたいという気持ちがあるのであれば・・・どうか慈悲心を持ち・・・そして細心の注意を払ってほしいものだ。」
たしかに・・・僕もそういう人達をたくさん見てきました。
でも、そういう人達を責めることもできないのだろうなぁとは思います。
痛みを抱えているのは皆一緒ですからね。
その痛み故に、人を知らず知らず傷つけてしまうことに気付かないのでしょう。
僕も昔はそういう人間でしたから、気持ちは分かります。
あるじ「そういうことだな。
しかしな・・・今は商売の方法や・・・いろいろな戦略によって・・・上手に権威を手にする者もいるのだ。
人をまず自分に心酔させるところに全力を注ぎ・・・あとはスカスカの方法論やメソッドを高値で売り付ける・・・。
スピリチュアルとはいつしか・・・そんな業界になってしまっている。」
え・・・そうなんですか?
僕は最近はスピ業界に全然興味ないから・・・わからないのですけどね(;^ω^A
あるじ「まだまだ多くがそうなのだ。
だから・・・お前の様な『慈悲の接客』というスタンダードが・・・これからの時代には必要なのだよ。
日本の接客業は・・・世界に誇るレベルだが・・・その真髄はまだ・・・スピリチュアル業界にまで浸透しきっていないのだ。
何か・・・スピリチュアルで高いレベルに到達したと思った人間は・・・傲慢になることが多いらしい。
商売をするなら・・・心と心の繋がりを大切にするのは基本のはずだ。
まやかしや・・・誇大表現は慎み・・・自らの人間性で勝負してほしいものだな。」
ほぉ~・・・今日のあるじは厳しいねぇ~∑(゚Д゚)
しかし・・・僕の知らないところで、まだまだいろんなスピリチュアルって存在しているのですねぇ。
まぁ、あまり興味ないですし、僕個人としては人様のお仕事に口出しするつもりはありませんけどね。
ただ、こんな風に僕の経験や仕事への姿勢をシェアすることで、何かよい影響があるのでしたら光栄なことです(^^)
あるじ「お前はそれでよい。
知らぬ方がよいこともある。
人の心とは・・・とても深いものだ。
どうか・・・スピリチュアルで仕事をしている者・・・しようと思う者は・・・どこまでも己の心を見つめ・・・できる限り縁ある人の心を・・・大切に扱ってほしいと思う。
ありがとう・・・ピース。
ワシからは以上だ。」
ほぉ~、珍しくあるじからお礼言われた~∑(゚Д゚;)
いやいや・・・こちらこそありがとうです、あるじm(_ _)m
まー・・・あるじにはよく言ってくれましたが、僕はプライベートではぜ~んぜん慈悲心を持てない時もありますし、まったく普通の人間だと思っています。
それに慈悲心って・・・他人に注ぐイメージが強いですが、実は自分に満たすことができると、すっごく心が安定してくるのですよ(^^)
その安定感は豊かさや幸福感、喜びや癒しなどの恩恵にも直接的に繋がっていきます。
つまり慈悲心は・・・自分自身にとっても大きなメリットがあるものなのですね。
慈悲を開いたり・・・さらに大きくするためには、他者としっかり向き合う必要がありますが・・・最終的には自分の心を満たし、心の安定と幸福感に寄与するものだと感じています。
他者と向き合う ⇒ 慈悲が成長する ⇒ 自分と向き合い自分に慈悲を向ける ⇒ 慈悲が安心に変わり心が安定する。
という感じでしょうか(^^)
この辺はとっても大切なことだと思いますので、いずれもっと詳しく記事にしたいと思っています(^^)
今日は個人的な考えと体験談でしたが、お付き合いくださりまして感謝です。
ご覧くださりまして、ありがとうございました。
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