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<withE通信番外編>クリスマスとクリスマスイブ

クリスマスよりイブがえらいのなぜだろう
こたつの上でぎんがみをむく     穂村弘

今回は、クリスマスが近いのでクリスマス関連の短歌の紹介です。
この短歌の特徴は、行事に上下関係を持たせている点です。
では、短歌を見ていきましょう!

「なぜだろう」という書き方から何となくわかりますが、この短歌の主人公は子供です。
ひらがなが圧倒的に多い点からもわかりますね)
ですから、いろいろなものに興味や疑問を持つわけです
そんな主人公がクリスマスを過ごします。

ところで、皆さんはクリスマスパーティーをする日のイメージはクリスマス当日ですか?それともイブですか?この主人公の家庭はイブにパーティーをするようです。(「銀紙をむく」というフレーズからクリスマス用のキラキラとした包装紙を剥いでいることがわかりますね!)
ちなみに、イブ(Eve)は前夜、前日という意味を持っています。
当日よりも前日のほうがもてはやされている、このことを「イブがえらい」として、疑問を抱いているのです。
とても面白い視点ですよね!!

いかがだったでしょうか?
このような純粋な子供の視点、いつまでも持ち続けたいものですね!!
そして、皆さんにいいクリスマスが訪れますように!

作・でーぐ(理科担当)

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