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これもAIあれもAIたぶんAIきっとAI (1)

カレーメシ

まず、一言
私はカレーメシシリーズ、好きです。
数ヶ月に一度は食べてます。

下のリンクの記事に
「大きく外れてはいないのでは」
との開発者のコメントがありますが、私の感想も可もなく不可もなく中庸で
でも、次はこの味は選ばないだろうなと。

私はソフト屋さんですが、記事を読む限り、カレーや消費者の嗜好データをデータサイエティストがAI で解析して、食材と調理法を2000通以上選定し、実際には、人が調理のトライ&エラーを繰り返して開発したようです。

以下、私の全くの想像に基づきます。
私は、このAI へのデータの与え方に大きな勘違いがあると思います。
消費者としてカップヌードルやカレーメシの購買者を意識しているようですが、皆さんは、カップヌードル(高級カップ麺ではなく)を食べる時に、ラーメン屋さんのラーメンをどれ位意識しますか。もはや、カップヌードルは、普通のラーメンとは別物で、カップヌードルの麺とスープは、その立ち位置をしっかり確立していませんか?
食べ方などのT.P.O.を含めて。

何が言いたいかというと、カレーメシを食べる視点でなく、開発する視点として、カレーメシの得意とする味付けや調理法、この商品が再現可能な範囲やレベルとか、カレーメシの良さを引き出すようにAI に対して教育していない気がしてなりません。

さらに
「とんでもないレシピが出てきた」
との開発者のコメントもあります。
一般的に、AI は結論だけ出力して、その理由はブラックボックスです。選択肢の範囲が広い序盤の将棋では、「えっ!」と思うような手を指して来ることがよくありますが、結局、終盤でそれが活きて来ます。
なので、”とんでもない”を”トンデモナイ”で終わらせないで、カレーメシという新しいジャンルの新しい味を作り出すくらいの覚悟で開発に当たらないと、ワッというものはできない気がしてなりません。

AI との共存の道のりは、まだまだ続く。

記事(IT Media)

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1809/14/news006.html

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