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老舗プラントベース食品ブランド「かるなぁ」

こんにちは!WITH US コネクトの菅原です!
今回は、関西の飲食店や学食でも度々メニュー化されているプラントベースの専門ブランド「かるなぁ」の余語様にお話を伺いました。
私たちの日常において、食品業界は着実な変革を遂げています。その中で、株式会社かるなぁは、創業33年の歴史を持ち、プラントベース製品で多くの人の食生活を支えています。

1. 貴社の事業内容とビジョンについて教えてください。
かるなぁは33年前にベジタリアン専門店として1990年にスタートしました。当時はまだ「ヴィーガン」という言葉は一般的ではありませんでした。小売業から出発し、販売店を展開し、飲食と物販を手がけてきました。その後は特に物販に注力し、製造部門を立ち上げて多彩な商品を生み出しました。現在は日本全国のレストランやホテル、旅館、機内食、JRなどに食材を卸しています。国産で無添加な自然食品店向けのシリーズやプラントベースのシリーズを展開し、約6割が業務用として卸しています。近年、代替肉が注目されるようになり、市場は大手から中小までプラントベース製品が増えましたが、現在はブームが終わり安定期に入ったと考えています。

2. なぜ代替肉事業を始められましたか?
ベジタリアンのネットワークを背景に、当初は業務用を仕入れて小分けして食べることから始まりました。コミュニティから広がり、商標を取得し、自然発生的に広がっていきました。

3. 貴社の代替肉について主な原材料や栄養素などの特徴を教えてください。
当社の代替肉は国産大豆を圧搾製法で油を絞り、大豆ミートを製造しています。一般的な大豆ミートは残った脱脂大豆から作られますが、多くの場合は溶剤を使用しており、これに不安を感じられる消費者の方が多いです。しかし、当社の大豆ミートは溶剤を使用しないラインナップも豊富で、自然食品としてもこだわっています。
また、国産大豆の大豆ミートに加え、圧搾菜種油やこだわり製法の調味料を使用しております。

4. 現在の日本の代替肉市場の課題は何だと思いますか?
現在の課題は安全性だと思います。市場に流通している大豆ミートのほとんどは溶剤を使用しており、これが消費者にとって懸念事項となっています。表示義務がないため、この点についての情報は不足していると考えます。

5. 5年後、10年後、代替肉でどのような瞬間を作りたいですか?
当社は外食産業において、ヴィーガンの方々が困らないようなメニューを提供してほしいと考えています。スーパーで販売されている製品は美味しくないイメージがありますが、シェフが調理すれば美味しくなることを示したいです。外食で美味しく食べられるお店を増やし、ヴィーガンの方々にも満足していただける瞬間を作りたいと願っています。

代替肉などのフードテック業界ではスタートアップがひしめく中で、かるなぁさんは30年以上前からプラントベース食品に取り組み、日本で多くの人の食生活を支えてきたブランドです。歴史あるかるなぁのこだわりを、ご賞味あれ!


株式会社 かるなぁ
〒468-0041
名古屋市天白区保呂町2016
TEL 052-804-0036 FAX 052-805-3302


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