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環境問題を楽しく伝える|國場音志さん【前編】

皆さんは、ビーチクリーン等のゴミ拾いの活動に参加したことはありますか?一度参加したことがあるのですが、本当に楽しい時間なんです。

参加している人は正直初対面の人ばかりですがそこで新しい繋がりが生まれることで楽しいと感じるのだと思います。

今回は沖縄ゴミ拾い活動をしている『うちなーゲッツ』の、國場音志(こくば おとし)さんにゴミ拾いの場で生まれるコミュニティの大切さや活動を通しておとしさんが感じた心境の変化についてお聞きしています!

是非、最後までご覧ください!

【取材を受けていただいた方の経歴】
國場音志(こくば おとし)さん
沖縄国際大学 経済学部 地域環境政策学科3年
うちなーゲッツとして活動

↓うちなーゲッツのInstagram



沖縄の海は綺麗じゃない


――おとしさん本日はお願いします!早速なんですが、うちなーゲッツを立ち上げた経緯をお聞きしても良いですか?

環境問題に関心を持ち始めたのは、高校時代に部活動の一環でゴミ拾いを行ったときに「沖縄の海って綺麗って言われている割にはめっちゃゴミ落ちてるじゃん!」と思ったことがきっかけですね。

大学2年生の時に、うちなーゲッツのメンバーの1人がインスタグラムでゴミ拾いするメンバーを個人的に募っていたんです。そこで集まった3人でうちなーゲッツを立ち上げることになりました。

――そうなんですね!実際に活動を始動してどのような変化がありましたか?

団体を立ち上げて、そこから習慣化するために100日ゴミ拾いチャレンジを始めました。そこからビーチクリーンも始めるようになっていきましたね。色んな方が参加してくれるようになっていって、コミュニティが広がっていったことは活動を通して感じた気づきですね。


コミュニティの大切さ


――うちなーゲッツは”環境を良くして行こう!”という目的で活動しているんですか?

そうですね。それは沖縄の海の現状を知りたい気持ちや、環境問題に取り組んでみたいという思いからその目的を掲げています。

その中で特に活動を通して学んだことはコミュニティの大切さですね。

――なるほど。コミュニティの大切さとはどのような点ですか?

僕たちの世代は大学に入学したときからコロナ禍ということもあって、大学生活がままならない状態だったんです。その中でゴミ拾い活動を通して、初対面の人と仲良くなれたりしました。

それは、僕だけに言えたことじゃなくて参加してくれた方からも「ゴミ拾いを通して初対面の人と楽しくできたことが良かった!」と言っていただいたんです。そこで、コミュニケーションをとる場所って大事なんだなと気づくことができましたね。

――確かに、僕もビーチクリーンに一度参加したときにみんなで楽しくできた印象はあります!


環境問題を楽しく伝える


――おとしさん個人としてはどのような想いで活動していますか?

そうですね。”環境問題を楽しく伝えること”ですね。ゴミ拾いしているときって色んな方とコミュニケーションをとることができて楽しいんですけど、その結果リピーターしか来なくなるんですよね。

そこで新しく「ゴミ拾い×〇〇」ということに取り組んでいます。例えば、音楽とかけ合わせたりすることで、新しく興味を持ってくれる人が増えると思っていて、今、他のアイデアも企画段階です。

――それは面白いですね!ゴミ拾いだけではなく他のコンテンツも取り入れながらということですね。
――”環境問題を楽しく伝えたい”と想うようになった理由ってあるんですか?

そうですね。学校の授業とかそうなんですけど、楽しくないと興味を持たなないと思うんですよね。そこから「楽しいってなんだろう」と考えるようになったことがきっかけです。

ゴミ拾いをすることって、楽しいと思う人は楽しいかもしれないけど、興味ない人からしたら別に楽しいとは感じないと思うんですよね。そう考えた時に他のコンテンツを取り入れたらみんな参加してくれるんじゃないかなと思いました。

実際に、音楽と掛け合わせたイベントはゴミで楽器を作ったりしましたし、ゴミ拾いと政治を掛け合わせたりしたこともあります。その中で「沖縄ってこんなにゴミ多かったんだ!」という反応を頂くことができたりして、「楽しい」とか「興味」から入ることって大事だなと思いましたね。

――色んなコンテンツと掛け合わせることで、他の社会問題にも関心が持てそうですね!

確かにそうですね。ポイ捨てをすることはダメですけど、みんながみんなゴミ拾いをやって欲しいとは個人的には思っていません。

実際僕の友達は、ゴミ拾いをきっかけに貧困問題に関心を持って子ども食堂に携わったりしてます。

↓國場音志さんのInstagram


前編はここまでです!!
後編ではうちなーゲッツでの活動を通しての変化についてお聞きしています!

乞うご期待です!!

with OKINAWAは、沖縄のために活動されている方や沖縄で活躍されている方へのインタビューを通して、沖縄の学生がもっと沖縄を好きになってもらえるように活動しています。

ライター:かずき


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キーワード:海、ビーチクリーン、環境問題

キーワード:環境問題、社会問題、SDGs


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