韓国人起業家in沖縄 | チュ・ソンミンさん
異国である沖縄で会社を立ち上げたチュ・ソンミンさんのマインドを!人生を!覗いて行きませんか?
人生において挑戦しているか。
自分には無理と諦めていないか。
視野を広く持っているか。
自分を見つめ直すきっかけになると思います!
是非、ご覧下さい!
今回は、株式会社OKIKANG 代表取締役 チュ・ソンミンさんに話を聞いてきました。
↓沖韓さんのInstagram
日本語が好き!
ーー会社のホームページを拝見したのですが、日本語検定や日本留学をしようと思ったきっかけはなんですか?
日本語の勉強をしたきっかけは外国語の勉強をしたいと思ったからです。日本は文化的に発達していると周りから聞いていて、高校生の時に1日1時間勉強することから始めました!
日本語の塾の先生に「こんにちは」と言ったら「こんにちは」と返ってくるのが面白くて、そこから勉強をちゃんと始めましたね。
世の中は広いので!
――日本語を学んだ後に日本に来たんですか?
高校三年生の時に、日本語能力検定最上級をとって、卒業式のすぐ後に東京に飛んだんです。半年くらい東京に留学して、留学した後に兵役に行ったんです。
沖縄のものを韓国に広めてみようと思って海ぶどうを韓国に入れました。
うまくいっていたんですけど日韓で政治問題が起きたことによって、会社を閉めないといけないぐらいにダメージを受けたんです。
だったら、会社を閉めて、沖縄で会社を創ろうと思って沖縄にすぐ行きました。沖縄に来ても沖縄のことをなにもわかんないから、現地の勉強のために一年間ある会社にいることにしたんですね。
コロナになって、みんなが辞めさせられている中、自分は自ら辞めました。
「辞めてどうするの?」と聞かれたんですけど「会社立ち上げます。今なので。今やらなかったらいつやるんですか。」って
――凄いです!!不安は無かったんですか?
もちろん不安はありましたし、責任がないといけないから。
要は、会社を創るとなったら仲間ができてくるんですよ。そしたら、仲間の責任も取らないといけない。しかも経済力で。恩とか義理とか情とか、人情というよりは頭を使って経済活動をしないと仲間たちが苦しむので、その責任感は大きいですね。
――そうですよね。海ぶどうの物流など色々なことをやってきたと仰ってましたが今メインに行っていることは何ですか?
今は「沖ピ」という自社のブランドで沖縄の生産者の方々と手を組んで、自分たちの商品を作ってもらって、それを販売。
最初はネット販売をメインにしていて、今は県内のホテルとか、本土のほうの会社にもおろしをしていて、そういう物流が最初の柱で、
次が「OKIKANG CLASS」という観光スクールがもう一本の柱になっています。
――両立するのは大変じゃないですか?
色々やっているんですけど、それがなぜかというと、やっぱりコロナ時代なので、
例えば観光業をやって観光業が死んだから、会社も死にます。って言ったら、そういう痛みを一回味わってるんで、
柱一本にリスクを100%置くよりは三本やって33%ずつ置いたら、一本つぶれても残りの二本で耐えれるから。
沖縄の温かさに惚れた
――たしかに。では、沖縄で就職、会社設立していますが、日本語が話せ、東京に留学する体験もしたと思うんですけど、なぜ沖縄を選んだんですか?
まず、海ぶどうをやっていたし、その時のもどかしさが残っていたりして、沖縄はもちろん海もきれいなんですけど、温かいじゃないですか?
沖縄の人の温かさに惚れたんですよ。
海ブドウをやりながら。
すぐ仲良くなれるというか、初めて会った人でもおもてなしを見せてくれる。
東京に出たときは都会なのでそれぞれ忙しんでどうしても人間的な面は見せる暇がない。
沖縄は、人間味を思う存分味わえるんじゃないかな。
――ソンミンさんが思う沖縄の魅力とは何ですか?
人の温かさ。海よりも人だなと思います。
――では、韓国と沖縄の似ているところを教えてください。
似ているところは、
韓国というか出身の釜山も人情、義理とかを大事にする地域なのでそこが似ているのかなと思いますね。
――逆に韓国と沖縄の違いを教えて下さい。
韓国ってパリパリ文化といって、早く早く、なんでも早くなんですけど、こっちはよんなーよんなー文化があって、
――嫌じゃないんですか!?
最初は慣れなかったし、今でも正直言って、イライラするときもあるんですけど、
特に仕事になってくると仕事に責任があるからけど、こっちがルールなので、
自分が沖縄に来たから、こっちのルールに従わないといけない。ただ韓国に帰ればっていう話になるから。
会社へのマインド
――なるほど。では、OKIKANGの社員のルールはありますか?
ルールというか、自分はこういう能力ありますよというよりかは、会社の方向に賛同してくれる人達が集まっていますね。
働くよりは大人の遊び。
大人が本気で遊んだらそれが仕事になると思っているから、みんな楽しみながらやろうねっていうスタンスですね。
――そうなんですね!OKIKANGを立ち上げてよかったなと思うことはありますか?
OKIKANGを創るために沖縄に行こうというのは全く無くて、ただ沖縄に来て友達が欲しいから友達作ろうと思って、日韓交流会に参加しようと思ったんですけど無くて、無いなら作ればいいじゃん。ってインスタで作ったんですよね。
インスタで作ったら、本当に携帯がバグってるんじゃないかって思うぐらいフォロワーが増えてきて、だいたい3000人超えて、今安定期。
沖縄に来て四年。四年間の活動を全部見てきてくれたフォロワーさんがすごい応援してくれててそれが今の原動力じゃないかなと。応援したいと言って下さる方がいるから、じゃあちゃんと応援したいほどのことをやっているんだ。ということに気づきます。
もちろん、誰もがやってこなかったから、やっていく上では、めちゃくちゃ壁しかないんですよ。今までの実例がないと。
実例があったら、それを参考にして改善してやっていけばいいんですけど、「それできるの?」と聞かれても「やってみないとわからないです。」としか言えないから、あまりにもリスク高いけど、「じゃあ、俺がやらなかったら誰がやるんですか」って。
仲間の大切さ
――壁が多いとおしゃっていたんですけど、苦労したことを教えて下さい。
外国人だから、手続きとかも複雑で、例えば事業していく上でも、審査が日本の方よりかは倍以上厳しい。
自分がどれだけ日本語がうまくても日本人ではないので、資料作成だったり、lineでお礼文を送るときもどこかしら日本語を間違えているんですよ。間違ってはいなくても普段使わない日本語だったりして、メール一個でも社員に確認してもらう。
自分が日本語を使う=誰かにチェックしてもらうなんですよ。そういうところがネックですかね。
だから一人では成り立たないです。
――なるほど。では、これからOKIKANGをどうしていきたいと考えていますか?
会社の社員だけではなくてフォロワーの皆さんが沖縄だったり、韓国をもっと楽しめる要素を作りたいなと思うんですけど、
そのためにどうしても経済社会なので、経済活動ができないとやっていけないのでまず安定した会社を創る。経済的に余裕を持てるような会社を創る。
OKIKANGとしては物流、教育、飲食、この三つのカテゴリーで活躍していきたいなと思っています。
――社員を増やしたいとかもあるんですか?
もちろん。やりたいこともたくさんあるし、それをやっていくためにはやっぱ仲間がいないと。一人ではできないので。
お店をやりたいというよりかは色々なことをしたい。だから会社を創る。
――最後に読者へのメッセージをお願いします。
インスタフォローして!笑
見ててください。面白いことが起こるので。
↓沖韓さんのHP
おわりに
最後まで読んで下さりありがとうございました!
今回、初めて経営者の方にお話を聞いてみて、私自身勉強になり、自分を見直すきっかけになりました。
ソンミンさんは、日本語を習得。日本で会社を立ち上げることを決意。コロナ禍で世の中が後ろ向きな気持ちになっている時でも前に進む。など、そこには、決断力の速さ、挑戦心、行動力がありました。
「やってみないと分からない」
ぜひ、皆さんもなにか1歩踏み出せずにいるのなら自分を信じ挑戦、行動してみてはいかがでしょうか。
with OKINAWAは、沖縄のために活動されている方や沖縄で活躍されている方へのインタビューを通して、沖縄の学生たちがもっと沖縄を好きになってもらえるよう活動しています。
ライター:まなみ
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