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ハロウィン

「ハロウィンらしい絵を描きたい」

今日の授業中、そんな思いつきで描いた黒猫

そのらくがきに既視感を覚えて、そして気づいた

、、そっか私、去年は別室で同じことしてたんだ

中3のこの時期、私は別室登校をしていた

中学ではハロウィンパーティーがあったから、
行事は参加しようと思って、その日は頑張ってクラスに向かった

でも、クラスの前まで来たものの教室に入れなかった

それから、同じように教室に入れなかった別室の同級生と別室に帰ってきたんだった


行事に参加できなかった分こっちで遊ぼう

それで始まった、らくがき大会

せめてこっちでハロウィン気分を味わいたかったから、
私は黒猫中心にハロウィンの絵を描いてたっけ


別室の他の子たちも何か楽しげに描いてた

たくさん喋ってワイワイやってたわけではなかったけど、居心地はよかった

それが中3のハロウィンの思い出

ふと思い出した今日、高1の私

今日の私は、教室で、高校の新しい友達とお菓子パーティーしてました

3人くらいでチロルチョコ頬張ってた

限定のパンプキン味が美味しかった

ちなみに、去年、私と一緒に別室でらくがきしてた子も、
その子の教室で楽しそうにしてる声が聞こえてた

何か、去年とのギャップを感じて感慨深くなっちゃったの

去年の私たちはプロセカの言葉を借りちゃうと「孤独な仲間」って感じだった

でも、もうみんな「孤独じゃない友達」がいるんだね

大変な時期はあったけど、それぞれの道を進めていてよかったなって思った

それと、去年の別室での時間も

もちろん、その当時は苦しかったけど

そんな時間も、みんなと過ごしたかけがえのない時間だったんだなって思った


ちゃんと未来は切り開けてたんだなっていう、何だか泣き出したいような切なさと

別室は温かかったなっていう懐かしさ、愛おしさと

そんな気持ちで満たされた高1のハロウィンでした

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