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サイキカル界の掃除と整理整頓

サイキカル界がらみの話をもうひとつ、ふたつ。

グループレッスンの参加者(生徒さん)のお父様が、亡くなられた時のこと。

ご両親はとっくに離婚されて子供たちは母方に…でしたので、ずっと一緒に住んでいたわけではなく、とはいえ絶縁してはいず、関係は良好で行き来もあったんですが、当人もお姉様も結婚していたから、会うのは何かのときのみ。ちょうど先々月に会う機会があったから良かったものの、まだ60代、予兆なく、突然の訃報だったのです。

グループレッスンでは、当人のことだけでなく、ケースバイケースですが、お身内のサポートとかもします。そういうのも大切な「助け合い」の精神であり、その実践であり、とても大きな学びのひとつだからです。

…さて、私たちに何が出来るか。お通夜もお葬式(火葬)も終わっています。

もちろん、肝心の参加者たる身内の希望が最優先です。そして亡くなった人でその人の家族とは言え、第三者の「願望」を押し付けるようなことは絶対にしてはいけません。他人の意識を都合の良いようにコントロールするようなことはタブーですし、絶対にしてはならないことです。

娘である彼女曰く、「まだ、行くべきところに行ったような気がしない」 とのこと。

なので、
彼女にお父様のサイキカル体とコンタクトを取ってもらうことにしました。

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すると、オフィス兼自宅のソファで未だゴロゴロしてらっしゃいました。
案の定、ご自分が死んでいることに気付いていません。
何かダレも来ないなー電話もならないなー・・・みたいな感じで。

このまま放っておくと、浮遊霊になっちゃう可能性大の状態で。

娘である彼女自身にお父様と対話してもらい、一週間前に亡くなっていることを伝え、自分が死んだときの様子、お通夜やお葬式などの様子を見てもらいました。

そりゃあ、もちろん驚いていましたけれども。

そして、突然の死去でしたので、娘として話したいこと伝えたいことあれやこれや・・・から、アレはどこにあるの?コレはどうすればいいの?・・・
とかの事務的なことなどなど(遺族にとって一番それが重要かもっっ)。

幸いにも、頑固な人でなく、柔和かつ柔軟な思考を持った方でしたので、
娘さんである彼女の言葉をすぐに理解し、自分の死をすみやかに受け入れて下さいました。

で、お別れを言うことが出来なかった人、お礼を言いたい人、
迷惑をかけてしまったので謝罪した人に気持ちを伝えたいとも。

それして、では「行くべき」次元に移行してもらいましょうかってとき、
なんかね、邪魔するものが。

どうもね、亡くなる数年前から、何体かの霊に憑依されてたみたい。確かに彼女曰く、たまに目つきがおかしかったような気がすると。けど、数ヶ月に一回、短い時間を過ごす程度です。一緒に住んでいたり、毎日会っていれば、もっと早く気づけて具体的に何か出来たかも知れないですが。

何ていうんでしょ。ソファでゴロゴロしているお父様以外に、
あちこちにドッペンゲルガーみたいな・・・クローン的なお父様の意識が何個か分裂しているようなのがあって、それは一人は飲んだくれてたり、もう一人はボッーとしてたり、もう一人はひたすら仕事していたり・・・で。

これってつまりはエレメンタルなんですが、エレメンタルであってエレメンタルでない。生前のお父様に憑依していた、別人のサイキカル体がね、お父様のカタチ(着ぐるみみたいなコピー商品)を作ったって、そんな感じなんですよ。

なので、要らないし、邪魔だし、一言でいってゴミ。

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とはいうものの、中に「人」入ってるし、おいそれと処分も出来ない。
しかし、放置しておいてもいけない。被ってるのはお父様の姿だし、
お父様のサイキカル体とも繋がっているから、ぶっちゃけ良くない。

そこは引き剥がして、別人たちは強制送還。
お父様のエネルギーで作られた着ぐるみは処分。

して、行くべきところ(次の段階)にお見送り・・・。

ほとんど彼女にやってもらい、私たちはサポートする程度でしたが。

死さえ、理解して、生への執着を断ち切れば、次の段階に移行するのに障害はなく、転生もスムーズに行くのです(はず)。

そのためには次の人生に至るまでの間、生前のこの人生を振り返って、ひたすら内省して、娘である彼女を通じて、学んでもらうしかないですけど。

ガンバレー♪

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さて、もうひとつサイキカル界の話。

これも参加者、生徒さんのお身内(お母様)の話です。

もともとモノを捨てられない方というか、
あれやこれや溜め込んでしまう人で、整理整頓が苦手。

そしてたぶん、鬱になられてしまったのでしょう。片付けられず、動けず、何も出来なくなってしまった。とはいうものの、病院に行くことに対しては頑なに抵抗なさる。メンタル的なものだけでなく、内科的な疾患も気になるので、家族としては何とかして病院に連れて行きたいところ。
けれども、心身ともに弱っているとはいえ、大の大人を病院に連れて行くのは…男性が女性を連れ出すと言っても、難しいというか、そうそう簡単にはいかないのです。

で、私たちに何ができるか・・・

私たちは医者ではないし、専門家ではない。
彼女の家に上がりこむことが出来る、近しい身内でもない。

手伝えることは何か・・・していい範囲のことは何か・・・

出来ること、それは遠隔によるヒーリング。

あくまで関与をしていい範囲での、働きかけ。お母様の心に寄り添って、知らず知らず彼女が溜め込んだ、心の澱を掃除するお手伝いをすることだけ。
お母様の心の叫びを聞き、心を落ち着ける手伝い、アプローチをすること。
出来ることってその程度しかありません。

積極的までは行かないまでも、医療機関に行くことの抵抗感が無くなって、
行って見ようか・・・という気持ちになってもらえばコレ幸いで。
せめて、そこまで働きかけることができればな・・・と。

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この場合のエネルギーヒーリングもまあ、サイキカル界で行われることになります。ノエティカル体(五次元の身体)と、サイキカル体(四次元の身体)への働きかけをするわけですが、実質、鬱はメンタルの問題なので、感情の身体たるサイキカル体に起きている異常で、サイキカル体が創り出した大量のエレメンタルが悪い影響を与え、良くない状態を作り出していることが原因なので、思考の世界であるノエティカル界より、その人のサイキカル界の整理整頓、つまり汚部屋掃除をするのが良いのです。

過去生から今生に至るまで、人間はサイキカル界に大量にモノを創造します。それはまるで、長年手入れをしていない森林のよう。
一言で言うなら、ジャングルですかね。何が出てくるか判らないし、モノが多すぎて、しかも脈略無く関連性のないものが置かれているわけで。

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サイキカルヒーリングってのは、
こーゆー その人の内的世界である、「こころの世界」その心象風景として創られた倉庫のゴミ掃除と整理整頓、ひたすらそれだけですね。

普通の片付けや掃除ではなくて、特殊清掃に近いかな。
廃屋を解体したり、遺品の整理をしたり、遺体が出た現場なんかの掃除をするような、そんなめちゃくちゃ重労働で大変な掃除のイメージ。

決してキレイな仕事ではないんです。

他人が溜め込んだ汚物や腐敗してドロドロになった食べ物、他人が吐いたゲロやそこに群がる虫たちと闘って退治する・・・そんな仕事だと思ってください。エレメンタルは美しいものだけではなく、醜く、汚いもののや恐ろしいモノのほうが多いのですから。

幸いにも、彼女のお母様が創り出したのは、メルヘンチックで少女趣味な世界に属するものが多く、(韓流やハーレクイン、少女漫画が好きらしい)
孤独や哀しみはあったとしても、醜悪なものは視ずに済みましたが。

こんな大量のエレメンタルをたくさん抱えていては、こりゃエネルギー不足になるな・・・ってくらい、もうホントたくさん、たくさんの創りかけのものばかりで、ハイ。
ええ、エレメンタルは所有しているだけで、待機電力を消耗するというか、それを創った人から「氣」を消費することになりますから。これでは、サイキカル体が栄養失調になってしまう~でした。

一人とか二人とかではなく、その日出席してた十人弱のメンバーで、協力しあって、手分けして、お母様の無法地帯と化したサイキカル界の掃除と整理整頓をしたわけですが・・・

全然、終わんない・・・終わる気がしない。

それくらい、人一人が創る「イメージの世界」って膨大で、果てが無いのです。こころのエネルギーは強烈です。

妄想好きな人のサイキカル界って・・・うう

考えただけでめまいがするというか、気が遠くなります。

時々、伸びすぎた樹木を刈りに行ったり、勝手に住んで繁殖している獣を退治しに行ったり、殺虫剤を蒔いて虫が大発生しないようにしたり、対策を練らないと・・・かな??

ああ・・・私のサイキカル界も無法地帯かもっっっ

人のことを言う前に自分のサイキカル界を掃除しろ、何とかしろって、そんな気も。そういえば、最近してないよなー うーんうーん。覗くのが恐ろしい。夢で毎日行ってますケド。

はい。てなわけで、「夢」で観るもの、その景色が、サイキカル界の状態そのものなんで、とりあえず 大丈夫・・・だということしておこう。

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